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ドルチェ&ガッバーナはOK?ポルシェはNG?判断基準は何処に?NHKのちょっとした「ウラ」をお伝えします!

よもやま話
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はじめに

今回は某公共放送(といってもNHKしかありませんが…)のちょっとした裏側についてお伝えしていきます。

毎年大みそかの夜に放送される「紅白歌合戦」ですが、出場する歌手が誰で、どの曲を歌うのかに注目が集まりますよね。今年も様々なジャンルの歌手の方々が出場され、華やかな演出などで大いに盛り上がりましたが、その中で気になったのが瑛太さんの歌う「香水」という楽曲。

CMなどで話題になり、タレントの方が物まねされたことや朴訥とした歌い方、どことなく侘しくもあり切なくもあるといった歌声に注目が集まり、紅白初出場になったのは至極尤もだろうと思います。

初出場ということだけではなく、他にも注目が集まった部分があるのはあなたも周知のことでしょう。それは彼の歌う楽曲の中に「注目」しましたよね。

その通り!

「香水」という楽曲のサビと呼ばれるところで連呼される「ドルチェ&ガッバーナ」という部分が「そのまま歌えるのか?」という部分になります。

結論からいえば「そのまま歌えた」ですが、なぜそのまま歌えたのかについて「?」が頭の中を駆け巡った方も少なからずいると思います。おそらくそういった方々の中には「商品名とか広告になるものってNGなんじゃなかったっけ?」ということで首を傾げられていると想像できます。

有名なところでは、山口百恵さんが歌った「プレイバックpart2」の歌詞の中に登場する「緑の中を走り抜けてく真っ赤な「ポルシェ」」が「クルマ」に替わったことなどがあって、おそらく「香水」においても同じようになると考えられていましたが、蓋を開ければ「そのまんま」でした。

では、どうして「ドルチェ&ガッバーナ」がOKで「ポルシェ」はNGになったのか?

その判断基準は何処にあるのか?

あくまでも私見ではありますけど、その要因についてどこよりも分かりやすくお伝えしていきますので、どうぞ最後までご覧ください。

最大の要因は「視聴者に誤解や混乱をさせてしまうことはNG」との判断基準

「NHKでは広告に該当する事共(企業名・商品名・キャラクター名など)については禁止とし、表現を替えて放送する」ことがいわば「定説」になっているのはあなたもご存知のことでしょう。これは放送法という法律にきちんと書かれているので動かしようがありません。

※引用-放送法第83条「協会は、他人の営業に関する広告をしてはならない」

しかしながら現場サイドにおいては時代背景などの関係である程度柔軟に対応が行えるようになって来ています。例を挙げると「Twitter」や「Facebook」「Tiktok」といった類のものは「インターネット関連サイト」「インターネット交流サイト」と言い換えていた時期がありましたが、最近は「そのまんま放送」されています。

どうしてそうなったのかについては、何よりもまず「インターネット関連サイト」であればGoogleやYahooもそうですし「インターネット交流サイト」であれば少し「Twitter」などが想像できるとしても「どのサイトが情報ソースになっているのか」についてはぼやけてしまうことになり、正確な情報提供が行えなくなります…

そこで2015年以降「視聴者に誤解や混乱を招くような報道や放送をすることはNG」との観点から「公平性」「番組構成や演出上やむを得ない場合」などを加味した上で「社名かつサービス商標登録しているものについてはそのまま放送すること」へと変化していったのが「真相」です。

これを先述した「香水」に置き換えて考えてみると如何でしょうか?

仮に「君のドルチェ&ガッバーナのその香水のせいだよ」との歌詞を「君のイタリア製の香りの高いその香水のせいだよ」などと替えた場合、この曲を初めて聴いた方々が理解できるのかどうか。そして何より「香水」という楽曲が創り出す「世界観」を壊してしまうのではないかとの考えに到りますよね。

この部分において「視聴者に誤解や混乱を招くような報道や放送はNG」との観点と重なるのではないでしょうか?

特にサビ、いわば「楽曲の根幹に当たる部分」になればヘタに替えると視聴者において訳が分からなくなってしまう」ということになり「そのまんま歌えた」になる訳です。

もちろんこれは「例外事項」になっていて、年に数回、局内において「用語統一連絡」なるものが回って来るとのNHK記者の証言もあるようですから、あくまでも「その枠内での使用を認める」ということですから、「商標登録しているもの」で「置き換えても意味が通るもの」であれば、従来通りにNHKは歌詞などにおいて変更を求められると考えられます。

まとめ

今回は「NHKのちょっとしたウラ」についてお伝えしました。

「視聴者に誤解や混乱をさせないように」との観点での柔軟な対応が行われているなんて、初めて知ることができましたね。

こういうことを見ると「公共放送の立ち位置」みたいなものがよく分かりますし、違った一面を垣間見ることもできます。

今後も「時代に即した番組制作や演出においての柔軟な対応」をお願いしたいものですよね。

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