【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
ヨルシカ の アルジャーノン です。
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質をあなたに届けます。
とっくに恋に落ちていた…恋の行方は?夢のつづきは愛への予感
2017年結成、2019年にメジャーデビューを果たした
日本の男女2人組ロックバンド「ヨルシカ」が満を持して発表したこの曲。
北川悦吏子さん脚本、広瀬すずさん・永瀬廉さん主演のTBS系ドラマ
「夕暮れに、手をつなぐ」の主題歌として書き下ろされました。
ドラマの概要・あらすじなどはコチラ。
九州の片田舎で育った浅葱空豆(広瀬すず)が、幼馴染の婚約者を追いかけて上京した先で音楽家(コンポーザー)を目指す青年・海野音(永瀬廉)と運命的かつ衝撃的な出逢いを果たす。 「その時限りの出会い」と思っていた2人は ひょんなことから一つ屋根の下で下宿生活をすることになり… まだ何者でもない2人が、ひとつ屋根の下でそれぞれの「夢」を追いかけ 不安を抱えながらも励まし合い、笑い合い 時にはケンカをしながらも支え合って過ごした日々。 それは昼と夜の間の「夕暮れ」の時間にいるような、ぼんやりとして曖昧な時間。 手をつなぎ合うことでお互いの想いを確かめ合う2人。 とっくに恋に落ちているのに、なかなか恋が始まらない 夢追う2人の、世界で一番美しいラブストーリー。
制作者であるヨルシカのn-banaさんは、楽曲について次のようにコメントを寄せています。
箱の中に迷路がある。 途方もなく複雑に入り組んだ道を貴方は歩いていく。 壁の向こう側に何かがあると信じて止まらず 時折道に迷いながらもただ出口へと進み続ける。 その姿が僕には少し眩しい。 そういう曲です。
なんとも意味深なコメントですよね。
楽曲の概要については、おそらく初回放送最後の約2分間で明らかになるでしょう。
公式MVの発表が待ち遠しいですね。
歌詞の意味を考察!夢のつづきは愛への予感
では、歌詞考察に入ります。
空豆と音の恋愛模様が、ひしひしと伝わってくる深みのある素晴らしい歌詞です。
一緒に見ていきましょう。
貴方はどうして僕に心をくれたんでしょう
貴方はどうして僕に眼を描いたんだ
空より大きく雲を流す風を飲み込んで
僕の眼はまた夢を見てた
裸足のままで
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yorushika/algernon/
純粋な空豆の言葉や仕草、感情をストレートに表す表情などに翻弄されながらも、自分を取り戻しながら夢に向かって進む音の様子が感じられます。
人を好きになることの意味が理解できないでいた。今までは。
でも、貴方と出会ってからの私は…
貴方が私にくれた心とは、寂しさを優しく包み込んでくれるもの。
貴方が私に描いた眼とは、一緒に夢を追う人の笑顔と輝く未来を見るためのもの。
これらはみな、打ちひしがれることだらけの世の中で忘れかけていたものばかり。
「ばりイヤなことやムカつくこと、落ち込むことがあったら、何処までも青く澄んだ大空を仰ぎ、大きく深呼吸をしたらそっと目を閉じるとよか。きっとありのままの、素顔のあなたに戻りようもん!」
そんな言葉が聴こえてくるようなイメージになるでしょう。
貴方はゆっくりと変わっていく
とても小さく少しずつ
膨らむパンを眺めるように
貴方はゆっくりと走っていく
長い迷路の先も恐れないままで
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yorushika/algernon/
一つ屋根の下で一緒に過ごす日々の中、東京での暮らしに少しずつ馴染んでいく
空豆の姿を側で見つめている音の様子が窺えます。
初めは垢抜けず、感情の赴くままだったけれど
人の優しさやぬくもりの中で垢抜け、どんどん魅力的になっていく。
それは小さなパンが少しずつ膨らんでいくようなスピードであり、周りからすれば何も変わっていないように見えるかもしれないけれど、彼女がくれた心と眼が、その小さな変化を私に教えてくれる。
こんな感じになるでしょう。
これが空豆に対する音の「恋の始まり」ではないでしょうか。
続く歌詞では、空豆の変化に呼応するように
音の心情にも変化が見られてきます。
いつかとても追いつけない人に出逢えるだろうか
いつかとても越えられない壁に竦むのだろうか
いつか貴方もそれを諦めてしまうのだろうか
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yorushika/algernon/
ゆっくりと変わっていく
ゆっくりと変わっていく
ゆっくりと変わって往く
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yorushika/algernon/
夢を追いかけたこれまでの自分の歩みの中で
何度となく繰り返された不安や挫折…
貴方の笑顔や優しさに触れる度に、どうしてもその記憶が呼び起こされてしまう。
そして貴方もまた、私と同じ不安や挫折を味わってしまうかもしれない…
こんな感情が読み取れます。
後半の「ゆっくりと変わっていく」というフレーズ。
最後の部分は「変わって往く」になっています。
この部分が、この歌が伝えたい想いの本質へとつながっていきます。
ただ変わっていくのであれば、この部分は「行く」でもいいはず。
あえて「往く」としているのは「往復」との言葉があるように「戻ってくることを前提としたもの」だということを表しているのではないでしょうか。
であれば、一体どこに戻るのか?
「愛する人の腕の中」だと筆者は考えます。
ゆっくりと変わっていった先に、どんな困難が待っていようとも
振り返れば必ずあなたを愛する人がいる。
だからこそ「長い迷路の先も恐れないままで」進んでいけるのではないでしょうか。
一緒に夢を追う2人。
偶然の出逢いが必然となり、運命へと変わる時、夢を叶えた2人が見つめる未来…
それが「夢のつづき」であり、恋から愛へと変わっていく予感へとつながっていく。
筆者が、この歌が伝えたい想いの本質を
夢のつづきは愛への予感とした真意は、ここにあるのです。
まとめ
今回は
ヨルシカ の アルジャーノン について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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