【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
Official髭男dism の ホワイトノイズ です。
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質を、あなたに届けます。
いかなる困難にも敢然と立ち向かう勇気を与えてくれる曲
2012年結成、2018年メジャーデビュー以降、常に日本のミュージックシーンの最先端をひた走る4人組ピアノポップバンド「Official髭男dism」が2023年元日に発表したこの曲は、大人気アニメ「東京リベンジャーズ聖夜決戦編」の主題歌として書き下ろされました。
アニメの概要・あらすじなどはコチラ。
人生どん底のダメフリーター花垣武道は、中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向が、最凶最悪の悪党連合”東京卍會”に殺されたことを知る。 事件を知った翌日、駅のホームにいた武道は、何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。 人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する。
イントロや間奏部分を聴くと、なんとも違和感のあるメロディーライン…
しかしながら決して耳障りなものではなく、アニメの中に登場する「タイムリープ」をイメージすれば、時空間を移動する際の「歪み」を表しているとも考えられ、聴き込むほどにクセになります。
そして、終盤では時空の歪みを抜け、いかなる困難にも敢然と立ち向かい、自らの想いを成し遂げようとする強い信念を感じさせるメロディーラインになっていることを考えると、現世を生きる私たちにおいても勇気を与えてくれる楽曲だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!時空を超えて成し遂げるリベンジ
さて、歌詞考察に入ります。
楽曲タイトルの「ホワイトノイズ」ですが
様々な騒音の周波数を同じくして混ぜ合わせて再生する音のこと。
(具体的には換気扇やテレビの砂嵐の音「サーッ」、「ゴォー」といったもの)
人が聴き取ることができるすべての音の周波数が同じなので
突発的な雑音が打ち消されて気にならなくなり
心の状態が安定するといった効果があります。
これをアニメの世界観や現世につながる想いの本質として考えた場合、生きている中で経験する様々な心の葛藤の1つ1つを「私が生きている証なのだ」と強く想うことで、どんな困難も乗り越えて行けるといった様子が見えてくると筆者は考えます。
筆者がこの歌が伝えたい想いの本質を
時空を超えて成し遂げるリベンジとした真意を含め
一緒に見ていきましょう。
街を切り裂くような排気音が
足元で唸っている 猛スピードで進む
消えたテールランプの在り処 探して真っ直ぐに
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/official-hige-dandism/white-noise/
テールランプの意味するものは、自分が抱いていた夢や希望であり
アニメでいえば愛する人の面影ということになるでしょう。
打ちひしがれ、傷つき、挫けそうになっても何度でも立ち上がり
見失ってしまった光の射す先へ向かって突き進む姿が見て取れます。
闇をスクラップにする強さで
ひた走る道路にはもう 街灯さえないけれど
きっとヘッドライトひとつあれば 何も要らないな
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/official-hige-dandism/white-noise/
街灯の意味するものは「進むべき道を指し示してくれる人」
ヘッドライトの意味するものは「自分の可能性を信じる心」だと筆者は考えます。
この世に蔓延る邪悪な闇を打ち砕きながら進んだ先。そこにあるのもまた「闇」。
しかも進むべき道を指し示してくれる人の姿さえ覆い隠してしまう程の暗闇…
でも、もう何があっても挫けない。
自分の可能性を信じて突き進むのだ。
そうすればきっと夢や希望を叶えることができ
愛する人や大切な仲間の笑顔に辿り着くことができる。
こんな感じになるでしょう。
瓦礫の下に埋もれた弱虫の声は
いくら耳すましても聞こえやしないさ
追いかけてくる後悔が視界を塞ぐ前に
追いついた未来の端っこで何度も
あなたを救い出すよ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/official-hige-dandism/white-noise/
瓦礫の下に埋もれた弱虫の声というフレーズがあります。
後半にも同じようなフレーズが登場しますが、この声は
「過去の自分の心」を意味していると筆者は考えます。
何度となく繰り返される心の中の葛藤に負け続けてきた私…
情けなさと悔しさの中で心折れ
打ち砕かれ崩れ落ちた夢や希望の瓦礫の下で涙を流していた過去の私にはもう戻らない。
ヘッドライトが照らし出す先を、ただひたすらに目指す。
先行きの見えない不安が押し寄せ、私を覆い隠してしまうかもしれないけれど、一瞬の閃光(チャンス)でもいい。この手にしっかりと掴み取って必ずリベンジを成し遂げてみせる!
そんな強い想いが込められていると感じます。
この想いは、この後に続く歌詞にも描かれています。
不意に記憶がブレーキをかけた
舌打ちの矛先は 覗き込むミラーの向こう
自分の意気地無さに気づいている 時間などないのに
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/official-hige-dandism/white-noise/
瓦礫の下から漏れた弱虫の声は
いくら耳塞いでも痛いほど響いてた
あの日誓ったリベンジを忘れてたまるかと
震えた心が今もうるさいほど その名前を叫んでる
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/official-hige-dandism/white-noise/
そして楽曲は、大サビの部分に向かっていきます。
ヒーローぶって笑っていた
あなたの両頬を 拭うまで止まらない
ああそうさ あの夜から
あなたを迎えに来たんだ
何度しくじろうとも
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/official-hige-dandism/white-noise/
ヒーローぶって笑っていた
あなたの絶望を 抱き締めるまで負けない
運命に殴られても 痛くも痒くもないと
道路を駆け抜けてく
瓦礫の下に埋もれた声を掻き消しながら
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/official-hige-dandism/white-noise/
あなたとは、アニメでは「橘日向さん」のことになるでしょう。
失われた12年の歳月の中で、あなたが流した涙を拭い去り
不安に慄き絶望に震えた心を抱きしめ、ぬくもりを感じてもらいたいがために
これまで逃げ続け、目を背けてきた自分の心にリベンジをするために立ち向かう!
このことは、現世を生きる私たちへのメッセージにもなっています。
目の前に広がる景色が、どんなに澱み歪んでいようとも決して目を背けてはいけない。
不安に苛まれ、絶望に打ちひしがれようとも決して未来を諦めてはいけない。
この世に在る喜怒哀楽のすべては、今自分が生きていることの証。
時折負けそうになる弱さもまた「自分自身」だと受け入れ
愛する人や仲間と一緒に、心のリベンジを重ねながら強く生きていこう!
筆者がこの歌が伝えたい想いの本質を
時空を超えて成し遂げるリベンジとした真意は、ここにあるのです。
まとめ
今回は
Official髭男dism の ホワイトノイズ について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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