【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
槇原敬之 さんの うるさくて愛おしいこの世界に です。
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。
どうぞ最後までご覧ください。
楽曲紹介ならびに楽曲を聴いた筆者のイメージ・感想
“マッキー”の愛称で親しまれている、日本の男性シンガーソングライター「槇原敬之」さんが8年半ぶりに発表した4作目の配信限定シングルとなるこの曲は、SETA原作、山下幸輝主演の映画「マンガ家、堀マモル」のエンディングテーマとして書き下ろされたものです。
画像引用元-「マンガ家、堀マモル」公式サイト/ねとらば
概要・あらすじ
描けなくなってしまった新人漫画家・堀マモルの前に、3人の女の子の幽霊が現れる。それぞれが語る想いをマンガに描く中、マモルの心に閉ざされていた過去に果たせなかった大切な人との“約束”が蘇る…突然の出会いから巻き起こる様々な出来事が過去と現在、そして未来を繋ぐ物語。
どこか物悲しいメロディラインであっても、聴き込むほどに満ち溢れてくる何とも言えない温もりが優しく心を包み込んでくれる…そんな楽曲だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!失って気づく“まごころ”
さて、歌詞考察に入ります。
全文は、コチラから。
歌詞を読み進めていくと、こんな疑問が湧き立ちます。
- うるさくて愛おしい世界とはどんなものなのか?
- 優しい嘘とは?
- 窮屈な温もりとは?
あなたも同じことを考えたかもしれません。
そこで、様々な視点から筆者なりにこれらの疑問を解いていきたいと考えます。
1つ1つを分けて考えると、こんな感じになるでしょう。
- 優しい嘘:相手を慮って吐く嘘。『面倒なことを避けたい』、『相手を傷つけたくない』、『不安にさせたくない』などの心情に起因するもの。
- 窮屈な温もり:『おせっかい』と考えられる一方で『思いやり』とも考えられる。相手との関係性においての信頼度の高さが思考を分ける。
- うるさくて愛おしい世界:「うるさい」という文言から“雑踏”という言葉で一括りするのではなく、自転車の車輪の軋みや車のクラクション、工事現場や工場における機械音などを“騒音”や“雑音”ではなく“社会の息吹”だと捉え、人々が交わす会話や忙しない足音などと同じく『みんな命を燃やして生きている』と考えることで、人にも社会にも愛おしさを感じられる世界。
この段階で、うるさくて愛おしい「世界」とは「現世」を意味していて、“うるさくて愛おしい”のは、主人公の僕が過去ではない今、抱いている感情の表れだと考えられますよね。
このことを踏まえながら歌詞を読み解いていくと、うるさくて愛おしい世界で生きるために必要なものが“優しい嘘”、“窮屈な温もり”といったものであり、それが「人間にとって一番大切なもの」を意味していることが分かるでしょう。
“嘘”、“窮屈”という言葉にはどことなくマイナスのベクトルが働き、時として耳障りな「うるさい」イメージが湧きますが、“優しい”、“温もり”という言葉はプラスのベクトルが働き、「愛おしさ」を感じるものであるとすれば、人間にとって一番必要なものとは?
まごころ になるのではないでしょうか。
このことを踏まえ、歌詞を考察していきますね。
君はずっと僕のそばにいると
勝手に信じていた
「うるさくて愛おしいこの世界に」 槇原敬之 引用元-LYRICAL NONSENSE
『どんなときも、あなたのそばにいるからね』という言葉を信じていたけれど、今ならそれは嘘だと分かる。だってそうでしょう?人の命は限られていて、いつまでも子どもではいられなくなるのだから。
うるさくて愛おしいこの世界に
僕を引っ張り出してくれた君に
また会えたならちゃんと言えるかな
優しい嘘をついてくれてありがとうと
「うるさくて愛おしいこの世界に」 槇原敬之 引用元-LYRICAL NONSENSE
「うるさくて…」と「僕を引っ張り出して…」の間には、歌詞にはないけれど『(私がいなくなっても)強く生きなさい』という想いが隠されていると筆者は考えます。
これが「優しい嘘」の本質。心も身体も人間として成長するまでは、あなたのそばにいる。その想いが「まごころ」であり、それが僕の心の中に強く残っているからこそ「ありがとう」という感謝につながるのではないでしょうか。
散らかった言葉や想いを
一つずつ拾い上げて
全部大切な宝物だよと
君は教えてくれたんだ
「うるさくて愛おしいこの世界に」 槇原敬之 引用元-LYRICAL NONSENSE
素直になれず、感情の赴くままに振舞っていた日々の中、いつも僕が発信するすべての喜怒哀楽に心から向き合い、時に叱咤激励、時に寄り添うことで心を癒し、包み込んでくれた…
これが「窮屈な温もり」の本質。『あなたが見たもの聞いたこと、交わした言葉、すべてが想い出という大切な宝物になるんだよ』そんな想いが込められているのではないでしょうか。
さよならを告げる子どもの声
ここにはもうそんなにはいられない
「うるさくて愛おしいこの世界に」 槇原敬之 引用元-LYRICAL NONSENSE
物語は続いていく
たとえ君がいなくなっても
「うるさくて愛おしいこの世界に」 槇原敬之 引用元-LYRICAL NONSENSE
いつまでも子どものままではいられない
立ち止まってばかりいられない
君がくれた想いを胸に、感謝の気持ちを忘れずに生きていこう
考察は、こんな感じになるでしょう。
あなたがくれたものは“ありがとう”を遥かに超えたかけがえのない“愛”…
人間として一番大切な“まごころ”を、あなたは僕に教えてくれた
その“まごころ”を、僕も大切にして生きていきたい
これが、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした
失って気づく“まごころ”の真意です。
まとめ
今回は 槇原敬之 さんの
うるさくて愛おしいこの世界に について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいませ。
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