【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
KingGnu の Stardom です。
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい現世につながる想いの本質をお伝えします。
今を生きるすべての人々への「アンセム」となる曲
2022年NHKサッカーのテーマソングとして発表されたこの曲。
楽曲を制作したKingGnuの常田大希さんは、こんな風に語られています。
"一戦一戦に全身全霊を賭けるスポーツ選手はもちろんのこと 大変な時代を生き抜く全ての人々の 今日を生き抜くエネルギーになるような音を俺は鳴らしたかったのだ。" そう思い立って作ったのがStardomです。 この楽曲が、皆様のそういった存在になってくれたら幸いです。 宜しくお願い致します。
ラテンを思わせる情熱的で躍動感あふれるメロディーラインと魂の叫びにも似た歌声とが絶妙に絡み合うこの楽曲は、常田さんが語られているように「大変な時代を生き抜くすべての人々の今日を生き抜くエネルギー」となるものであり、まさに「アンセム」として心に響くのではないでしょうか。
歌詞の意味を考察!信じ抜いた夢の頂をその手で掴み取れ!
さぁ、歌詞考察に入りましょう。
人間1人1人が抱える様々な課題や問題、苦しみや悲しみの中で傷つき疲れた心を癒し、力と勇気を与えてくれる素晴らしい歌詞です。1番の歌詞から一緒に見ていきましょう。
夢で誤魔化した笑顔の裏で 何度泪を流した?
歩んだ道程を思い出して 何度屈辱を飲み込んだ?
“憧れ”とは似ても似つかないけれど
確かな道程と脈々と継がれ続ける人々の夢に終わりはない
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-gnu/stardom/
Aメロの部分。夢と憧れという言葉が出てきました。
自分を基点に考えると、夢よりも憧れの方が遠くにあるものになります。
そして夢は「自分で叶えられるもの」であり、憧れは「自分からなれないもの」ということなので、冒頭に出てくる「夢」は「憧れに近いもの」だと考えられます。
閉塞感漂う社会の中であっても自分を信じて懸命に頑張る人を
「そんなの無理無理」や「思考がお花畑みたい」と嘲笑し邪魔をする人たち。
度重なる不埒な言動に、いつしか「自分にはなれない」「自分にはできない」と思い込み
「顔で笑って心で泣く」を当たり前のように繰り返してきた。
自分が「なりたい」と願う「憧れ」に少しでも近づくためにどうしたいのか。
その言動が「夢」だとするならば
夢に向かって突き進むことこそが「憧れ」に近づくということになる。
進むための手段や方法は違っても
夢を叶えるために自分を信じて進むことに終わりなどない。
あるとすれば、それが「夢の頂を掴み取った瞬間」になるのだろう。
こんなイメージになるでしょう。
Bメロの部分では、今まで内に秘めていたモヤモヤした感情を爆発させる様子が窺えます。
歌詞を見ながら一気に考察もご覧ください。
Honey make the world get down
何度自分の背中を蹴った?
1 Time 人生は果ての無い
Pointless Journey
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-gnu/stardom/
屈辱にまみれ打ちひしがれ、何度も何度も心を突き飛ばされた日々…
「人生なんて無意味なものだ」と吐き捨てられた言葉をバネに
握りしめた拳を高く掲げ「絶対夢を叶えてやる!」と心に誓い叫ぶ。
雲を切り裂いて大気圏まで
真っ逆さま地獄の果てまで
High with me & Down with me
It’s time to get fly with me
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-gnu/stardom/
自分自身の心に克てば天国、動けないでいれば地獄。
夢に向かう道程に紆余曲折はツキモノ。
1人が怖いのならば一緒に飛び出そう。
手を取り合って栄光を信じて!
そして楽曲はサビへと向かいますが
考察については後半部分にまとめてお伝えしますので
この後も注目してご覧くださいね。
引き続き2番の歌詞を一緒に見ていきましょう。
心の底で諦めかけていた
夢を嗤わないでくれた
あなたに今応えたいんだ
最後の笛が吹かれるまで
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-gnu/stardom/
人が夢を語る時、多くの人が「笑う」ではなく「嗤う」。
心からの笑顔で背中を押すではなく「バカなこと言ってる」と嘲笑する。
それでも夢を諦めず、信じて頂を目指して進むけれど
何度も何度も挫けそうになり打ちひしがれているうちに
自分が抱く夢が叶うのか信じられなくなってしまいそうになる…
そんな中でも、夢を諦めず信じ抜く私を支えてくれる「あなた」がいる。
「あなたの夢は、私の夢」、「あなたの喜びが、私の喜び」
そんな熱い想いに応えたい。
最後の笛が吹かれるのは「夢が叶う瞬間」。
あなたと私の夢が叶う瞬間の歓びを一緒に分かち合いたい。
こんな想いが伝わってきます。
Bメロの部分では、心を躍らせながら夢を実現させようとする決意が窺えます。
一緒に見ていきましょう。
夢にまで見た Stardom
さあ 命揺らせよ Blow Life
1 Life 諦めない限り続く
Endless Party
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-gnu/stardom/
Stardomは「歓喜の時」
Blow Lifeは「追い風や向かい風が吹くイメージ」
Endless Partyは「喜怒哀楽」と考えると意味は通じます。
歓喜の時を目指して進め!
追い風に乗り、向かい風に負けずに。
一度しかない人生の中で巻き起こる喜怒哀楽のすべてを経験にして。
こんな感じになるでしょう。
勝利の女神よ気分はどうだい?
そろそろこっちを向いて頂戴!
High with me & Down with me
It’s time to get fly with me
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-gnu/stardom/
前半のフレーズは「切なる願い」であり
後半の下線部分は「ホップ・ステップ・ジャンプ」をイメージすると良いでしょう。
そして、この辺りから
この歌が伝えたい想いの本質が見えてきます。
この世に神が存在するのなら、きっと未来を輝かせてくれるはず。
紆余曲折はあったけれど今、機は熟した。
いざ行こう! 信じた夢を(みんなで)掴み取るのだ!
そして、注目のサビの部分になります。
あと一歩 ここからあと一歩
怖いモノ知って尚 立ち向かってゆけ
あの日の悪夢を 断ち切ったならば
この胸に強く 一つの未来を信じ抜いて
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-gnu/stardom/
あと一歩 ここからあと一歩
ココロが草臥れた足を走らせる
あの日の悪夢を 断ち切ったならば
スポットライトに何度でも
手を伸ばし続けるから
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-gnu/stardom/
投げかけられる嘲笑に憤りながら悔しくて泣いた日があった。
ネガティブな感情に負けそうな日もあった。
先行きの見えない不安を抱え悪夢にうなされたを過ごした日もあった。
しかしながらもう、そんなものは怖くない。
遥かに霞んで見えた「夢の頂」が今、目の前にはっきりと見えている。
その頂から見える景色は、どんなものなのだろう?
その想いが、草臥れた足を頂へと向かわせる。
あと一歩… ここからあと一歩…
私を信じて支えてくれた人たちの声が聴こえる。
信じ抜いた夢の頂をその手で掴み取れ! と。
これから先も、どんなつらいことがあっても必ず乗り越えてみせる。
だって、そうだろう…
信じ抜くことが、未来を輝かせる と 確信したのだから。
これが、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした
信じ抜いた夢の頂をその手で掴み取れ! の真意です。
まとめ
今回は KingGnu の Stardom について
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい現世につながる想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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