【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
Aimer さんの 白色蜉蝣 です。
印象的な歌詞の意味を考察し
この歌が現世に伝えたい想いの本質をお伝えします。
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複雑な心情を抱えながら、懸命に前を向く姿が想起されるメロディーライン
引用元-ナタリー
類まれなる歌声と幅広いジャンルの音楽を操る日本の女性シンガーAimerさんが発表したこの曲は、NHKドラマ10「大奥season2」の主題歌として書き下ろされました。
引用元-ナタリー
ドラマの概要・あらすじはコチラ。
2部構成 【第1部:医療編】 ―この国から赤面を駆逐してほしい― 8代将軍・徳川吉宗の死よりおよそ20年後。 遺志を引き継いだ若き医師たちは 理不尽な権力・悪にも抗いながら 謎の疫病『赤面疱瘡』撲滅の道を地道に切り拓いていく。 その結果、男子の数は増え始め ついには150年ぶりに男将軍が誕生するまでの世へと紡がれていった。 【第2部:幕末編】 しかし、世の舵を男が取るようになってから 世は再び乱れ始め、女将軍が復活していく。 そして―開国、攘夷、大政奉還、江戸城無血開城-と 時代は大きく突き進んでいき、徳川という時代の幕引き ついには“大奥”の終焉を迎えていくのであった。 NHKドラマ10「大奥season2」より
ピアノソロで始まるイントロは、暗闇の中で膝を抱えているイメージが浮かびます。
深い闇の中、光を求めて彷徨う心をイメージさせるAメロ。一筋の光を見つけ、そっと手を伸ばそうとするイメージのBメロへと進み、サビでは光の射す先を目指し、懸命に前へ進もうとするイメージが浮かぶのではないでしょうか。
複雑な心情を抱えながら、懸命に前を向く姿が想起され、この楽曲を聴いている人たちの心情を慮るように、アウトロの余韻が優しく包み込んでくれる…
そんな楽曲だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!命の儚さを知り、人は強くなる
さて、印象的な歌詞を皆さんと一緒に見ながら、歌詞考察を進めていきます。
楽曲タイトルの意味するところを含め、お伝えしていきますね。
楽曲タイトル「白色蜉蝣」
蜉蝣(かげろう)とは昆虫の一種であり、透明で薄く大きな三角の翅で、空に浮かんでいるように飛ぶのが特徴。その様子から「儚さ」を表す言葉として知られています。
諦めと祈り 恐れと願い
触れては失い もう一度会いたくて
引用元-Lyrical Nonsense
終わり告げる夢 目覚めの歌
寄せては遠ざかる もう一度触れたくて
もう二度と会えなくて
引用元-Lyrical Nonsense
歌詞の中では直接的には描かれていないものの、イメージされるものは「心の揺れ動き」、「切なさ」、「希望」、「祈り」などになり、それが安息へと向かうことは「神のみぞ知る」ではあるけれど、不安を拭い去り、前を向いて進むことできっと安息は訪れるだろう…そんな想いが感じられるのではないでしょうか。
このことから、楽曲タイトルの白色蜉蝣とは「無常」を意味していて、それはドラマの中で「あるもの」が巻き起こす混乱と対比すると、この歌が伝えたい想いの本質へとつながっていきます。そのあるものというのが…赤面疱瘡です。
赤面疱瘡とは、疾患名ですが「架空」のもの。実際にはそんな疾患名はありません。
調べてみると「赤疱瘡」であれば疾患名として存在していますので、少し触れていきますね。
赤疱瘡とは、平たくいえば「麻疹(はしか)」のことであり、高熱と赤い発疹が全身に見られるのが特徴で、年齢や性別を問わず感染・発症し、江戸時代においては幾度も大流行し多くの人が命を落としたとされている恐ろしい病です…
楽曲とドラマの内容をクロスオーバーさせると、対比する部分が「赤と白」、「疱瘡と蜉蝣」になり、それぞれの意味合いは赤と疱瘡が「呪縛」であり、白と蜉蝣は「解放」であると筆者は考えます。
引用元-Amebaブログ
どういうことなのか?
病に侵され、身も心も自由を奪われてしまった(呪縛を受けた)人々の解放(往きつく先)は2つ。治癒か死になりますよね。時代背景を考えた時、赤疱瘡を治す手立てはなく、歌詞にあるように「諦めと祈り」、「恐れと願い」によって命の往く末を見守るしかなかった…
絶え間ない風の中で
息を止めて 目を凝らして
涙もその笑顔も 胸に種を蒔くだろう
果てしない雨に打たれ
やがて時が動き出して
開いた雲間にいま 高く高く飛び立つよ
引用元-Lyrical Nonsense
止まれない波にのまれ
流れ着いて 手を繋いで
重ね合う傷の痛み 刻み込んで咲かせるよ
忘れない
すれ違って 信じ合えた想い抱いて
届かないあの空まで 遠く遠く羽ばたくよ
届かないあの空まで 高く高く昇ってくよ
引用元-Lyrical Nonsense
それでも人は、希望を捨てない。夢を諦めない。
先人たちが、自らの命を以て遺してくださったものを決してムダにはしない。
百年先 紡いだ世界で
光に消されて僕が見えなくても
暗闇の中で輝いた希望は
絶え間なく胸を動かすから
引用元-Lyrical Nonsense
この言葉こそが先人たちが遺した言葉であり、この歌が伝えたい想いの本質。
目に見えないものに一瞬の隙を突かれ、あっという間に奪われてしまう命の儚さを、身を以て知らしめてくれた人々の想いは、どれほど無念だったことだろう…それを心に刻み、前を向く。
尊いからこそ護り抜く
儚いからこそ精一杯生きる
この想いが、人を強くする
これが、筆者がこの歌が現世に伝えたい想いの本質を
命の儚さを知り、人は強くなるとした真意です。
まとめ
今回は Aimer さんの 白色蜉蝣 について
歌詞の意味を考察し、この歌が現世に伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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