【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
2022年最後にあなたの心に届けたい楽曲は
MISIA さんの 希望のうた です。
今回はこの歌の歌詞の意味を考察しながら、2022年を総括。
この歌が伝えたい現世と未来につながる想いの本質とは何か。
どうぞ最後までご覧ください。
それでは始めていきましょう!
2022年の日本を総括します
まずは、2022年の日本を総括していきます。
2022年の日本において大きな出来事といえば
- 安倍晋三元首相銃撃事件によって噴出した政治と宗教との癒着
- 質の悪い円安と増税による生活困窮が拡大
- 新型コロナウィルス収束せず
- 北京冬季オリンピック・パラリンピック
- FIFAワールドカップ・日本代表ベスト16の活躍
ではなかったでしょうか。
国際情勢を視ても、ロシアのウクライナへの侵攻などもあって
2022年も暗いニュースが目立ち、先行きが見えない不安に苛まれる1年でした。
安倍晋三元首相銃撃事件については、白昼に大勢の人がいる目前での惨劇だっただけに、事件を目撃した人たちの精神的なダメージは測り知れないものがありました。
歴代最長の首相在任期間や外交での功績などを称えて「国葬儀」が執り行われたことは記憶に新しいですが、この人が亡くなるずいぶん前から連綿と続く「政治とカネ」「忖度」「公文書改ざん」「国会での嘘の連発」にまで目を瞑ることはありませんし、やってはいけないことだと筆者は考えます。
さらに加えて「3世代に亘る特定の宗教団体との密なる関係」が明るみとなり、関係を持った国会議員が芋ずる式に出て来ては中途半端な言い逃れを続け、社会を混乱させた挙句に「今後の政策決定などに支障をきたしてはならない」などと宣い、さっさと「離党」するといった有様に、国民の苛立ちは富士山をも超えるほどに高まっていることでしょう。
「国民から税金を吸い上げる」といった安倍元首相の言葉を忠実に守り、現世においての国民生活がどんな状況なのかを考えもせずに「増税」を声高に叫ぶ現首相。都合の良いことばかりが聴こえる耳や脳みそなのであれば、性能の良いAIの方がまだマシですよね…
新型コロナウィルス感染症においては、未だ収束の兆しは見えずではありますが、軽症者に処方される国産の呑み薬も認可され、2022年においては感染拡大傾向にはあるものの「行動制限なし」。自重しながら感染予防の徹底へとシフトチェンジされたこともあって、久しぶりに愛する人や遠方の家族と新年を迎える人も増えているようです。
画像引用元-テレビ東京、gettyimages
2022年で唯一といっても過言ではない「明るい話題」はスポーツ。
北京冬季オリンピック・パラリンピックでの日本選手の活躍は、昨年同様に私たちに喜びと感動を与えてくれるものでした。
FIFAワールドカップにおいては、優勝経験のあるドイツやスペインを降しての決勝トーナメント進出!暗い世の中に射し込む閃光の如く、日本中を歓喜の渦に巻き込んだ選手の皆さんに、どれだけ勇気づけられたことでしょう。
歌詞の意味を考察!何もかもを奪われた荒野に咲いた一輪の花
この歌は2022年、楽曲制作者である矢野顕子さんの手によって
平和への願いを込めて届けられた楽曲。
勇ましいイントロが終わると一瞬の静寂。
その直後からピアノソロが奏でるメロディーが悲しみの涙を想起させます。
メロディーが進むにつれて、その悲しみを仄かな温もりが優しく包み込み、後半から大サビに向けては力強さも加わって、過去を振り返らず、今を精一杯生きて、輝く明日へと突き進む人々の姿を想起させます。
平和への願い…
歌詞の意味を考察するにつれて、この楽曲は世界中で起こっている戦禍を憂い、人々の苦しみを一番理解できるはずのこの国が「今、できることは何なのか」を明確に表していると筆者は考えます。
歩いて歩いて街のハズレまで来た
昨日はもう思い出にしてきた
あなたを見つけた油と土の匂い
何も言わなくていい
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/misia/kibou-no-uta/
私の腕の中 精一杯の腕の中
抱きしめるから 離さないから
あなたの胸の中 悲しい胸の中
涙にぬれた空を見つめていよう
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/misia/kibou-no-uta/
走って走って 思い出は振り切って
明日の始まりを迎えにきた
知らずにこぼれた 種の上に陽の光
そそぐ わたしたちにも
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/misia/kibou-no-uta/
私の腕の中 精一杯の腕の中
抱きしめるから 離さないから
あなたの胸の中 悲しい胸の中
涙がかわくときを待っていよう
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/misia/kibou-no-uta/
明るい太陽の下、活気に溢れ笑い声が絶えなかった日々。
しかしながら今、目の前に広がるのは思い出の残骸。
焼け焦げた大地、煙に遮られた薄暗い空、そして瓦礫の山。
何もかも奪われ、何もかもを失ってしまった人の絶望…
計り知れない心のダメージを背負った人たちに、自分ができることは何か。
ただ何も言わずに抱きしめること。
人々が抱える悲しみや苦しみを、ほんの少しであっても分かち合うこと。
一緒に立ち上がれるまで側にいること。
始まりの一歩は険しいけれど、支え合い励まし合いながら進む。
必ずまた、笑顔に戻る日が来ることを信じて…
どれだけ月日が流れたことだろう。
ふとみると、何もかも奪われたはずの荒野に咲く一輪の花が。
どんなに荒れた大地であっても
明るい光を目指して空へと顔を上げている花に
あらためて気づかされた。
「希望は捨てない」と。
この想いはブリッジ部分の歌詞に表されています。
Hope is All we Need
Love You All indeed
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/misia/kibou-no-uta/
意訳:お互いを愛し、支え合うことで希望は現実のものとなる
遥かなる大空に吹く風と母なる大地が織り成すメロディーが「希望のうた」
握りしめてるもの希望というもの
誰にも渡さない 誰にも奪えない
花の香の中 小麦の色の中
歌が聞こえてくるよ 希望の歌
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/misia/kibou-no-uta/
誰にも渡さない 誰にも奪えない
歌が聞こえてくるよ 希望の歌
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/misia/kibou-no-uta/
大サビの部分の歌詞は
今を生きる私たちへ向けたメッセージ。
あなたの手に握りしめているものは「希望」
それは決して手離さないでほしい。
たとえどんな世の中であっても、どんな時代になっても
あなたを必ず笑顔にし、明るい未来を届けてくれるから。
遥かなる大空を吹く風のメロディーと母なる大地の歌声が
あなたを励まし、支えてくれている。
その「希望のうた」を心に刻んで、笑顔で生きよう!
そんな想いが、5分35秒の中に込められていると筆者は考えます。
来たる2023年が、本当の意味で希望に満ち溢れた年になることを信じて
2022年を締めくくりたいと考えます。
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