【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
Omoinotake の 蕾 です。
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。
どうぞ最後までご覧ください。
楽曲紹介ならびに楽曲を聴いた筆者のイメージ・感想
日本の男性3ピースバンド「Omoinotake」が、2024年5月よりスタートした堀越耕平さん原作のアニメ「僕らのヒーローアカデミア」第7期のエンディングを飾る歌として書き下ろしたこの曲。
<アニメのあらすじ>
憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトから“個性”ワン・フォー・オール(OFA)を受け継いだ少年・緑谷出久(通称「デク」)は、ヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し“個性”で社会や人々を救ける“ヒーロー”になることを目指し成長していくが、2年目の春に起こった“全面戦争”によって社会は荒廃。雄英を出て孤軍奮闘するデクに手を差し伸べ、一緒に立ち向かうクラスメイトたちとヒーロー殲滅を目論む敵<ヴィラン>との“最終決戦”は刻一刻と近づいていた…
初めて聴いた際に筆者は率直に「転調が多い」楽曲で、なかなか難解だと思いましたが、それぞれの転調の意味することが『主人公が仲間との想いを紡いでいる』と考えればアニメと楽曲の世界観がベストマッチしていると感じられました。
Aメロ、Bメロにおいてそれぞれに紡いだ想いをサビで一気に昇華させる。切なさ、苦しさを思わせると同時に純粋な気持ちや温かさを感じさせるメロディラインに乗せて、心からの叫びにも似た歌声を聴き込むほどに感極まって涙する人もいるのではないかと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!「蕾」に込められた深いメッセージ…それは、誰かを護りたい想いが人を強くする
さて、歌詞考察に入ります。
楽曲タイトル「蕾」
「未成熟なもの」というイメージですが「内なる想い(願い)」や「育まれる愛」といった感じで捉えると、この歌詞が伝えたい想いの本質が見えてくると筆者は考えます。
一緒に見ていきましょう!
擦れ違ってもがいて わかりあえず痛くて
「それでも」って叫ぶ 蕾のような僕の願い
それだけは 決して枯らさないように
「蕾」 Omoinotake 引用元-LYRICAL NONSENSE
このフレーズは1番のサビにも登場するので
ここでの考察はスルーしておきます。
引き続き考察をご覧ください。
振り払われたこの手に 何ができるの
せめて君が泣き止むまで 傘を握らせて
「蕾」 Omoinotake 引用元-LYRICAL NONSENSE
強くない自分を見せたくないと振り払われた手。
気持ちは痛いほど分かる
分かり過ぎるからこそ何もせずにはいられない…
やりきれない思いを抱えながらも、自分にできることを探している。
そんな感じでしょうか。
震えた声で「守りたい」と言った
そんな僕を見て 少し君が笑う
涙じゃ花は 育たないからさ
差し伸ばす手 握ってくれないか
「蕾」 Omoinotake 引用元-LYRICAL NONSENSE
「守りたい」のは本心であっても、現状からすれば「絵空事」…
『冗談でしょ』と微笑む君の心に灯る仄かな明かり。
涙じゃ花は育たないとは、悲しみだけでは何も生まれないという意味。
凍えた心を少しでも癒し、温めてあげられたら…
そんな想いが伝わってきますよね。
咲き誇った笑顔で この道を照らして
その顔が 僕にとってのオリジンだ
擦れ違ってもがいて わかりあえず痛くて
「それでも」って叫ぶ 蕾のような僕の願い
それだけは 決して枯らさないように
「蕾」 Omoinotake 引用元-LYRICAL NONSENSE
サビの部分に登場した冒頭の歌詞。
「それでも」の後に続く言葉は、Aメロにある「守りたい」になるでしょう。
それはただ単に守るのではなく
大切な人だからこそ「護る(護りたい)」想いに変わると筆者は考えます。
その源(オリジン)となるのが君や大切な人たちの「咲き誇った笑顔」であり、その笑顔さえあれば、すれ違いや分かり合えない日々が来ようとも迷わず、惑わず、心を通わせ合いながら進むことができる。そんな想いをこの歌詞で伝えたいのではないでしょうか。
ブリッジ部分から大サビの歌詞が、この歌の核心部分になります。
絶えずに君がくれた温もりが
僕の心に 種を植えたんだ
「蕾」 Omoinotake 引用元-LYRICAL NONSENSE
どうしたって僕らは ひとつにはならない
それぞれが 違う心で 生きている
だけど君の痛みに 僕の胸が泣くんだ
わかちあえなくても 寄り添わせてくれないか
並び咲く 未来 その花は
決して今を 諦めない 僕の蕾
「蕾」 Omoinotake 引用元-LYRICAL NONSENSE
違う心で生きてきた想いは
どうしたってひとつにならないかもしれないけれど
交わることや通わせることはできる…
それを確信した理由は何かって?
君が抱える痛みや悲しみが、僕にも伝わっているから
君がくれた温もりが、僕に『蕾』を芽吹かせてくれたから。
笑顔が溢れる日々を取り戻すまで
決して今を諦めることなく、どんな困難にも立ち向かっていこう!
こんな感じになるのではないでしょうか。
大切な君を守りたい…
その想いが今は蕾の如く小さく固いものであっても
蕾はやがて膨らみ、ゆっくりと花びらを広げ、空へ向かって咲き誇る。
そのために必要なのが「笑顔」や「温もり」であり
「護りたいと願う気持ち」であるとするならば
筆者がこの歌が伝えたい想いの本質を
誰かを護りたい想いが人を強くするとした真意が分かることでしょう。
まとめ
今回は Omoinotake の 蕾 について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
※Omoinotakeの楽曲については、この他にも歌詞考察を行っています。
興味のある人は、コチラも併せてご覧くださいませ。
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