【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
THE BEAT GARDEN の Start Over です。
歌詞の意味を考察し、現世につながる想いをあなたに届けます。
心の強さと弱さが同居する想いを絶妙なバランスで表現したメロディー
テレビ朝日系ドラマ「六本木クラス」の挿入歌であるこの曲。
原曲は「梨泰院クラス」のメインテーマソング、Gahoが歌う「Start」。
原曲と少し違うのは、メロディーの中に都会の乾いた空気を感じるところであり、その部分が閉塞した社会に生きる人たちの「虚無感」となって伝わってきます。
そんな社会を生きる自分の心の強さと弱さが同居する想いを、絶妙なバランスで表現しているメロディーと甘さの中にも芯の強さを感じる歌声が、聴き込むほどに深く心に沁み渡り、琴線を振るわせ癒してくれる…そんな楽曲だと筆者は考えます。
歌詞の意味を考察!揺るがない想いと悲しみからのブレイクダウン
さて、歌詞考察に入ります。
深掘りすると見えてくる、現世への叫びにも似た感情…
どんな想いが込められているのか?
筆者が、この歌の想いの本質としている
「揺るがない想いと悲しみからのブレイクダウン」の真意を含め
一緒に見ていきましょう。
はじまりの時 知らせるように
「Start Over」作詞︰U(THE BEAT GARDEN)
胸の音が響く
時間を駆ける あの針のように
ただ 君と走り出す
1番の歌詞では、自分を取り巻く社会の闇に抗うことを決意する様子が見て取れます。
いくつもの夜を越えてもなお蔓延る闇…
それはカネと権力に魂を売った者たちが
自分たちに都合の良い常識を植え付け
異を唱える者たちを排除する傲慢や不条理などが支配する世の中。
そのことに自らの信念を以て立ち向かうことを決めた僕を
心から支えようとする君の瞳に、僕はいつも勇気をもらっている。
時計の長針と短針が重なり合う時に、お互いの想いを確かめ合って
悲しみや苦しみを1つ1つ乗り越えるため
方向を定め、時に軌道修正しながら一緒に進んでいく。
こんな感じになります。
続いて、Bメロからサビに向かう部分の歌詞です。
レールを飛び出して Let me go
「Start Over」作詞︰U(THE BEAT GARDEN)
幾千の人生(ライフ)
時に誰かに希望を
引きずられ恨んでしまっても
人生の歩き方は様々であり、四角四面で物事など解決できないが
歪んだ常識が敷いたレールが導く先には、さらに深い闇しかない…
だったら一緒に行こうよ! 自分たちの信じる道を。
そして、サビの部分。
I can fly the sky
Never gonna stay
僕の心 尽きるまで逃げる理由も
「Start Over」作詞︰U(THE BEAT GARDEN)
言い訳も全部 捨てるから
ずっと隣にいて
(君が信じてくれるなら)僕は空だって飛べる
どんな悲しみや苦しみが待ち受けようとも
決して怯まない。たじろぎもしない。
強がらずに素直に、前だけを向いて進む。
だから…
これからもずっと隣で支えてほしい。
こんな感じになるでしょう。
続いて2番の歌詞ですが
2番では共に歩む「君」への誓いが綴られており
この歌が伝えたい想いの本質へとつながっていきます。
一緒に見ていきましょう。
暗闇でも 信じていて
「Start Over」作詞︰U(THE BEAT GARDEN)
最後に笑うから
例えこの足が傷付いても
その道を選んで行く
今は未だ闇が支配する社会であったとしても
これから先、絶望に打ちひしがれようとも、悲しみに苛まれようとも
君がくれた勇気を力に変えて、信じた道を進んでいく。
そう思えるようになれたから、何も恐れることなんてない。
最後に笑うのは、僕らだから。
続いて、Bメロからサビに向かう部分です。
約束さ もう二度と Hang in there未来まで
「Start Over」作詞︰U(THE BEAT GARDEN)
また一つ一つ抜き去って 君へと手を伸ばしていく
Hang in thereとは日本語にすると「ガンバレ」ですが
ここでは「負けないで」と訳することで意味が通じます。
さらに、1番の歌詞にある「時間を駆ける針」をイメージすると解りやすいでしょう。
悲しみや苦しみを1つ1つ乗り越えながら
君と想いを確かめ合って進むことを伝えていると筆者は考えます。
そして、サビの部分。
願う全て 手に入れるよ
「Start Over」作詞︰U(THE BEAT GARDEN)
君の為 それが僕の夢
痛み抱いても 揺るがない誓いを
気付けばほら もうそこまで
始めよう もう一度
失ったものは大きく、心は深く傷つき
絶望の闇の中で慟哭を繰り返し何度も「無理だ」と思ったけれど
もう僕は挫けない。
これからは、失ったものを取り戻し、流した悲しみの涙を嬉し涙で溢れさせる。
それは支えてくれる君の為でもあり、僕の夢でもあるのだ。
赤字で示した部分が、この歌が伝えたい想いの本質。
「そこまで」来ているのは
今まで重く圧し掛かっていた悲しみから笑顔に変わる「夜明け」。
どんな困難があっても揺るがないと誓った君と一緒に
その光の先にある未来を掴もう!
よく笑う人は、よく泣いた人。
たくさんの笑顔の裏側には、たくさんの悲哀がある。
よく耳にする言葉ではありますが
それが人間であり、その根っこの部分を支え合うことが人を強くすると筆者は考えます。
信じ合うことで絆が生まれ、想いを言葉にすることでその絆を深くする。
そのことを、この楽曲を通して伝えたい。
「揺るがない想いと悲しみからのブレイクダウン」の真意はここにあるのです。
まとめ
今回は
THE BEAT GARDEN の Start Over について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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