【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
ONE OK ROCK の Dystopia です。
この記事では「Dystopia」について
楽曲イメージや歌詞の意味を筆者独自の視点で徹底考察！
この歌に込められた深いメッセージと共に、伝えたい想いの本質に迫ります。
どうぞ最後までご覧ください。
楽曲紹介ならびに楽曲を聴いた筆者のイメージ・感想
日本とアメリカで音楽活動を展開し、人気を博している日本のロックバンド「ONE OK ROCK」（ワン・オクロック）が、日本テレビ系・夜の報道番組「NEWS ZERO」のエンディングテーマとして起用されたこの曲。
疾走感あふれるロックチューンであり、乾いたビートサウンドが”荒廃する社会”を、激しく打ち鳴らされるドラムは”心の中のPassion”を、閃光のような鋭さを感じる歌声は”魂からの叫び”を想起させ、聴き込むほどにカオスな現世に負けそうになる心を奮い立させ、勇気を与えてくれる—
そんな楽曲だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察！“絶望から希望へ”あなたとの約束
さて、歌詞考察に入ります。
まずは印象的な歌詞をご覧ください。
※英語詞の下には、筆者独自の視点で和訳（意訳）したものを記しています。
Trying to find some inner peace
Apocalyptic tendencies心では平安を願いながらも
世界は滅亡へ向かっている
We blame it on a whisper
For the shame that’s in our system恥さらしの社会や体制をどうすることもできず
聞こえてくるのは”囁き声”だけ…
Painting all our yesterdays
Of fears that keep us wide awake（この国は私たちの国であるはずなのに）
眠れぬほどの苦しみと恐怖に囚われ続ける日々
We’re looking for a reason
When did we become the heathens?『いつから（私たちは）異邦人になったのか？』
その理由を探し続ける日々…
My colors bleed, I’m turning blue
You say “God speed”, I’ll follow you
We got no place to go
With nothing to lose血の気が失せ、蒼ざめた顔で祈る“神のご加護を”
行き場のないことを慄いてちゃダメだ
（絶望を希望に変えよう！）
失うものは 何もないのだから
Find euphoria in dystopia
（ささやかであってもいい）
ユーフォリア（多くの幸せ）を
ディストピア（の中）に見つけよう
Let our souls become the madness
狂気の沙汰から魂を寄せ合い
No running from the sadness
悲しみから逃げないで
Find euphoria in dystopia
ユーフォリア（多くの幸せ）を
ディストピア（の中）に見つけよう
When there’s love and understanding
No running from the sadnessみんなが愛を分かち合える世界になれば
悲しみすら存在しなくなるのだから
楽曲タイトルの「Dystopia」は、Utopia（理想郷）の反対語であり、抑圧的で悲惨な社会を意味していて、その意味合いはまさに「現世社会」を想起させるものではないでしょうか。
そしてそれは、歌詞に登場するユーフォリアの反対語であるdysphoria（嫌悪感）を含め、行く末は“デストピア”（死の国）にまで至ると考えた時、この歌に込められた深いメッセージがあるのではないかと筆者は考えました。
概念的にいえば、ユートピアを創り上げるためにはユーフォリアが必要であり、それすらも失ってしまえば、未来に待っているのは「デス」トピアだ。ということになるでしょう。
この世のすべてが暗黒の闇に支配されようとしている今
その中でもがきながらも懸命に生きているあなたに気づいてほしい
人間にとって一番大切なものとは何なのかを。
深く澱み、邪に歪んだ社会の中に生きる“日常”であっても
その中にあるのは悲しみや苦しみ、恐怖や絶望ばかりではないはず。
心を落ち着かせて、しっかりとあなたの周りを見てみよう！
どこまでも青く澄んだ空、ゆっくりと流れる雲、そよ風に揺れる草花
横断歩道前で道を譲る車、笑顔で手を振り駆けてゆく子どもたち。
これもまた“日常”…
ささやかではあっても、愛と幸せを感じられる瞬間を大切に生きる
このことこそが
Find euphoria in dystopiaではないでしょうか。
どんなに深い闇に覆われた時代であれ、どんなに絶望に打ちひしがれる社会であっても希望を捨てず、ささやかではあっても愛と幸せ、笑顔を寄せ合いながら今日という日を生き抜く…
”絶望から希望へ”
これは、あなたと交わす合言葉であり、願いであり、必ず果たすための「約束」
この歌には、こんな思いが込められていると考えられ
筆者はこの歌が伝えたい想いの本質を
”絶望から希望へ”あなたとの約束だとしているのです。
まとめ
今回は ONE OK ROCK の Dystopia について
楽曲イメージや歌詞の意味を筆者独自の視点で徹底考察！
この歌に込められた深いメッセージと共に、伝えたい想いの本質に迫りました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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