
【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS

今回あなたの心に届けたい楽曲は
BUMP OF CHICKENの
「クロノスタシス」です。
はじめに
BUMP OF CHICKENが手がけた「クロノスタシス」は、映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の主題歌として発表された楽曲。
この記事では、その歌詞に込められた意味を徹底考察し、この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
どうぞ最後までお付き合いください。
楽曲の概要

「クロノスタシス」は、BUMP OF CHICKENが2022年に発表した楽曲。
映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の主題歌として制作されました。
タイトルの「クロノスタシス」とは、時計の秒針が止まって見える現象を指し、時間の流れや記憶の停滞といったテーマの象徴です。
楽曲のイメージ

この曲を聴いたとき、筆者は「変わらない日常の中にある、小さな違いに気づく瞬間」というイメージを抱きました。
毎日が同じように繰り返されるように感じても、実は少しずつ変化していて、振り返ったときにその違いに気づく。
そうした時間の流れを意識しながら、迷いながらも自分の居場所を探していく物語のように感じます。
歌詞の意味を徹底考察!

それでは歌詞考察に入ります。
印象的な歌詞の一部を引用し、楽曲の展開を大切にしながら考察を進めていきます。
※全文を知りたい方は、以下のリンクからご確認ください。
1番の歌詞考察
もう一度ドアを開けるまで
BUMP OF CHICKEN クロノスタシス
ノルマで生き延びただけのような今日を
読まない手紙みたいに重ねて
また部屋を出る
日々を「ノルマで生き延びる」と表現していることから、主人公は日常に疲れを感じている様子がうかがえます。
「読まない手紙」というフレーズは、積み重ねるだけで向き合えない過去や感情の象徴とも取れるのではないでしょうか。
1番のサビ前からサビへのつながり
大通り
BUMP OF CHICKEN クロノスタシス
誰かの落とした約束が
跨がれていく
「大通り」を「世の中」と仮定すると、ここでの「落とした約束」は、過去に交わした約束や思い出を示しているように感じます。
しかし、それらは見過ごされ、誰にも拾われることなく踏み越えられていく。
「この街は居場所を隠している」とは、主人公が世の中において自分の居場所を見つけられずにいることを示していると筆者は考えます。
2番の歌詞考察
ビルボードの上 雲の隙間に
小さな点滅を見送った
ここにいると教えるみたいに
遠くなって消えていった

「ビルボード」とは、ビルの屋上にある広告板。ここで登場する「小さな点滅」は、誰かが発する微かなサインや存在の証のようにも思えます。
しかし、それは「遠くなって消えていった」と表現され、手を伸ばしても届かないものとなっています。
2番のサビ前からサビへのつながり
臆病で狡いから
忘れたふりをしなきゃ
逃げ出しそうでBUMP OF CHICKEN クロノスタシス
ここでは、自分の本音と向き合えない心情が描かれています。
「忘れたふりをしなきゃ」というフレーズには、過去の痛みや後悔を振り払おうとする葛藤が見え隠れしています。
そして、サビでは「君のいない世界の中で息をする理由に応えたい」と続き、自分が生きる意味を模索する姿が浮かび上がります。
ブリッジから大サビの考察
それっぽい台詞で誤魔化した
必要に応じて笑ったりした
拾わなかった瞬間ばかりどうしてこんなに
BUMP OF CHICKEN クロノスタシス
今更いちいち眩しい
ここでは、これまでの人生で見過ごしてきた瞬間への後悔が表現されています。
特に最後のフレーズが印象的ですが、この部分を深掘りすると、こんな感じになるのではないでしょうか。
かつては意識しなかった些細な出来事が、今になって輝いて見える。
この気づきこそが、主人公の成長を示しているのではないかと筆者は考えます。
失くしたくないものがあったよ
BUMP OF CHICKEN クロノスタシス
帰りたい場所だってあったよ
大サビに登場するこのフレーズでは、主人公が本当の気持ちを認め、自分の居場所を見つけようとする姿勢が表れています。

迷いながらも自分の居場所を見つけていく。
過去の記憶や後悔を抱えながら、それでも前に進もうとする姿が、私たち自身の人生と重なる部分も多いのではないでしょうか。
以上のことから、この歌が伝えたい想いは「時間の流れの中で迷いながらも、自分の居場所を見つけていくことの大切さ」だと筆者は考えます。
まとめ

今回は、BUMP OF CHICKENの楽曲「クロノスタシス」の歌詞の意味を徹底考察し、伝えたい想いの本質に迫りました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは、この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので、そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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