【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
優里 さんの おにごっこ です。
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質を
あなたにお伝えします。
ノスタルジックなメロディーと込み上げる切なさを感じさせる歌声が心に響く
2019年にバンド解散後ソロデビューを果たしいろんな意味で注目を集める
千葉県出身の日本の男性シンガーソングライター
優里さんが2022年に発表したこの曲。
ノスタルジックなメロディーと子どもの頃に誰もが体験したであろう淡い恋を描いた歌詞、込み上げる切なさを感じさせる歌声が心に響く楽曲だと筆者は感じます。
優里さんの作品の中では男性目線から恋を描いた楽曲は多くありますが、中でもこの曲は「少年時代から現世まで想い続けてきた恋心」を一番リアルに表現しているものとして、聴き込むほどに多くの人が共感する部分があるのではないでしょうか。
さて、次の章では注目の歌詞考察。
この歌が伝えたい想いの本質を
独りよがりの結末が愛を知る始まりとした筆者の真意をお伝えします。
歌詞の意味を考察!「独りよがりの結末が愛を知る始まり」の真意とは?
さて、歌詞考察に入ります。
<歌詞のストーリー展開要約>
おにごっこの途中で別れた女の子の背中を見て 少年時代に抱いた何ともいえない寂しい想い。 その想いが何なのかに気づき いくつもの夜を越えて想いをつなぎながら ある日のホームで見た面影 次第に高鳴る胸の鼓動をどうしたらいい…
ドラマティックな展開が鮮明にイメージされる歌詞を
一緒に見ていきましょう。
公園 ブランコも飽きて
君の背中 追いかけ走った
遠くの街に行ってしまうから
帰りたくなかった
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
迎えが来て 遠ざかる君
走り出す車 追いかけた
見えなくなるまで手を振ったよ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
僕の方が 足が速かったね
今度は 僕が追いかけるね
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
彼女は親の仕事の関係などの理由で引っ越すことになったのでしょう。
出発までの時間を、いつも一緒に遊んだ公園で過ごしている2人。
ブランコに乗りながら、いろんな話をしたことでしょうね。
どちらからともなく始めた「おにごっこ」
「かくれんぼ」ではなく「おにごっこ」をしたのには理由があって
彼はきっと彼女の笑顔を目に焼き付けたかったのだろうと筆者は考えます。
楽しかった時間が過ぎ、いよいよ出発の時間…
笑顔で手を振り合う2人ではあっても、その想いは少し違っていたのかもしれません。
ここから彼の「独りよがり」が始まるのです。
鬼ごっこはいつも僕の勝ちで
恋心に気付けなかった
追いかける番になって初めてわかったよ
その背中に触れたくて 走ってた事
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
サビの部分の歌詞が、そのことを教えてくれています。
2番の歌詞では、忘れかけていたその想いが再燃して
独りよがりが一気に加速していく様子が見て取れます。
一緒に見ていきましょう。
連絡 取り方も無くて
君の背中 忘れかけてた
向かいのホーム 面影残した
君が居たんだ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
多分見間違いだけどさ
もしかしたらって ああ
声をかける勇気もないのに
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
認めたくないよ 女々しくって嫌だな
ずいぶんと前の事なのに
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
月日は流れ、青年へと成長した彼。
彼女の笑顔が忘れられずにいたことで
ふと向かいのホームにいる女性に「面影」を感じ取ったのでしょう。
線路を挟んではいるけれどすぐそこに「あの子」がいる。
間違いない…かもしれない。わずかな自信を確信に変えたいけれど
「ずっと君のことを想っていました」、「好きです」なんて言えない…
揺れ動く彼の心情が読み取れますよね。
かくれんぼは君の勝ちで
隠せないまま この気持ちは
会えてもどう話せばいい?
わからないよ
終わり方も決めないで
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
サビの部分にある「かくれんぼ」は、子どもの遊びにあるかくれんぼではなく自分の本心を相手に見せないという意味の「かくれんぼ」だと筆者は考えます。
自分の気持ちを今、彼女に伝えたい。
だってそうだろう…
今伝えなければ、もうこのままずっと逢えないかもしれないから…
彼の心の中でどんどん熱くなる「想い」
想いの中でどんどん膨らむ「確信」
彼女の記憶の中で少しでも自分の存在があれば…
この部分に「独りよがり」が溢れているのではないでしょうか。
歌詞の後半部分でも分かるように、「面影のみ」で何の確証もない女性に「どうしたら熱い想いを伝えられるのか?」「フラれた時はどうしようか?」なんて考えていることが「独りよがり」の何物でもないと筆者は考えます。
ブリッジ部分では、そんな彼も少し冷静になる様子が窺えます。
君が僕を追いかけてた
好かれることに慣れていたんだ
会えなくなるから好きだなんて
ずるいよな
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
声をかける前にもう一度自分の気持ちを整理しているイメージです。
「会えなくなるから好きなのか?」
「ずっと側にいてほしいから好きなのか?」
これはあくまでも彼自身の一方的な想いであって
彼女自身がどう思うのかは含まれていませんよね。
だからこそ「ずるいよな」という言葉で
冷静になろうとしている様子が見て取れるのです。
さて、結末はどうなるのでしょう?
歌詞は大サビへと向かいます。
鬼ごっこは一人じゃできないよ
恋心も生まれないよ
追いかける番になって初めてわかったよ
その背中に触れたくて
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
かくれんぼは君の勝ちで
恋心がまだ痛くて
早くその背中に触れて
もう一度
鬼を終わらせてくれよ
早く帰ろう
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yuuri/onigokko/
結局のところ、彼は自分の想いを伝えられず…
またしても彼女の背中を見送る結果になってしまった…
もう、逢えない。
寂しさが胸を締めつける中で、彼はもう1つ気づくことができました。
それは、去りゆく彼女が教えてくれたのです。
誰かを想い続けることで込み上げてくる熱い想いは
恋という言葉では表しきれない程のもっと大きな感情。
彼女への想いは「恋」ではなく「愛」だったんだ と…
最後のフレーズ「早く帰ろう」は、新たな愛を探す自分に戻ろうとする想いと彼女の幸せを願いながら自分もまた彼女に恥じないような愛を見つけようとする決意の表れだと筆者は考えます。
これが、この歌が伝えたい想いの本質を
独りよがりの結末が愛を知る始まりとした真意です。
まとめ
今回は
優里 さんの おにごっこ について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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