【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
tuki. さんの 晩餐歌 です。
印象的な歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。
どうぞ最後までご覧ください。
ノスタルジックなサウンドが心の琴線を震わせるロックバラード
15歳・中学3年生の女性シンガーソングライター「tuki.」が手がけ、父親にお金を借りてレコーディングし、2023年9月に発表した彼女のデビュー曲は、当初TikTokで話題となり、以降メディアやSNSなどでも注目を集めています。
アコースティックなギターソロから始まり、サビへと向かうにつれてバンドアレンジへと移行。サビの部分では透明感のある歌声とも相まって、壮大にドラマチックに展開していくロックバラード。
ノスタルジックなサウンドが心の琴線を震わせ、聴き込むほどにかつての恋愛を想起する人や熱く込み上げる想いを抱く人、自然と涙がこぼれ落ちる人などがいるのではないかと筆者は感じました。
次の章は「歌詞考察」
歌詞の内容においても、この楽曲はなかなかの注目度のようですね。
この方の疑問について、どれだけお応えできるかは計り知れませんが
筆者独自の視点から「歌詞に込められた想い」をお届けしたいと考えます。
筆者がこの歌が伝えたい想いの本質であるとした
なにげない日常の中にある「かけがえのない愛」の
真意についてもお伝えしますので、どうぞ続きをご覧ください。
歌詞の意味を考察!なにげない日常の中にある「かけがえのない愛」
さて、歌詞考察に入ります。
全文については、コチラをご覧ください。
楽曲タイトル「晩餐歌」
晩餐とは、簡単にいえば「ごちそうの出る夕食」のことであり、そのまま訳すと「豪華な夕食の歌」ということになるでしょうけれど、歌詞を読み進めていくと恋愛をテーマとしていることから「比喩表現」であることはあなたも分かることでしょう。
一方でこれを「ヴァンサンカン」として捉えた場合、フランス語で25歳を意味することから、tuki.さんと同年齢の人たちがこれから経験するであろう10年後の恋愛を想起して描かれているとも考えられますよね。
そこで今回の考察では、印象的な歌詞について
晩餐とヴァンサンカン(恋愛)の2つの視点からこの楽曲を深掘りしたいと考えます。
では早速始めていきますが、1番の歌詞は、主に晩餐(料理)として考えてみましょう。
人間だからね たまには違うものも食べたいね
「晩餐歌」tuki.
この歌詞を晩餐として、例えばオムライスをイメージして考えてみると、オムライスの主要な食材である鶏肉とたまねぎ、ケチャップ、塩コショウ、ふわふわに焼かれた玉子などが浮かびますよね。
『オムライスではなく、ステーキが食べたい』などといった全く別の晩餐(料理)を考える人もいるでしょうけれど、歌詞を読み進めていくと、どうやら全く違うものを望んでいるのではなさそう。とすれば、オムライス本体はそのままで「違うのものも食べたいね」ということになるでしょう。
同じ料理であっても食材や調理工程、スパイスの量などによって味は異なるもの。
そのことを言っているのではないかと筆者は考えます。
でも味気ないんだよね
「晩餐歌」tuki.
自らが望む「違うもの」のはずなのに味気ないのは何故なのか?
それは「料理の本当の味を知っているから」ではないでしょうか。
逆に、今まで通りのオムライスを食べたとて「味気ない」と考えてしまうとしたら?
“何か足りないもの”があるということにはなりますが、それが「愛情」であり、自分が本気で愛した人への想いなのではないでしょうか。
これが、この歌が伝えたい想いの本質へとつながっていきます。
何十回の夜を過ごしたって得られぬような
愛してるを並べてみて
何十回の夜を過ごしたって得られぬような
最高のフルコースを頂戴
「晩餐歌」tuki.
愛する人が自分のためだけに作ってくれた“オムライス”には、定番ともいえる食材やスパイスの他に、立ち上る湯気の向こう側に見える笑顔と優しい気遣い、穏やかな時間の流れなどがある…
これらすべてが、何の変哲もないオムライスを「最高のフルコース」にするのだと、この歌詞を通して私たちに伝えたいのではないでしょうか。
2番の歌詞は、主にヴァンサンカン(恋愛)として考えてみましょう。
君を泣かすから きっと…
君を泣かすから 胸が…
人間だからね たまには分かり合えなくなって
君を泣かすから また君を泣かすから
でも自信がないんだよね
「晩餐歌」tuki.
モロに「恋愛ドラマ」のようになっていますよね…
恋愛においてよくある光景ではありますが
最後に取り上げた「自信がないんだよね」に込められた想いはいたってシンプル。
何について自信がないのか?
愛することよりも愛し続けることに自信がないのだと筆者は考えます。
だからこそ「君を泣かすから」という前置きをして
あれこれ言い訳めいたことを並べ立てているのではないでしょうか。
そしてそれが、果たして愛する人の本心と合致しているのかといえば甚だ疑問です。
何十回、何百回、何千回、何万回…
時にはサプライズやハプニングなどがある日があっていいのかもしれません。
しかしながら、先程お伝えしたように「一時の感情を満たすだけ」なのであれば、それは単に本質を視ないでガス抜きをしているに過ぎないのではないでしょうか。
一方向ではなく双方向。
一面ではなく多面的な視点や観点で愛する人の本当の気持ちに辿り着く。
それは決してサプライズやハプニングなどで導かれるものではなくて、なにげない日常を一緒に過ごす中での会話や仕草、喜怒哀楽によって導かれる。
これが、恋愛における最高のフルコース「かけがえのない愛」になると筆者は考えます。
食事は生きていく上で欠かせないものであり、恋愛は人生を歩んでいく上で欠かせない“スパイス”だとするならば、何万回も繰り返されるこの行為や感情の揺れ動きは、まさに「人間の根幹」を成すものですよね。
何も特別なことではなく、異質なものでもない。
誰もが体験し、経験すること… それが「日常」。
何も畏まらなくていい。何も取り繕わなくていい。
愛する二人が育む「かけがえのない愛」の本質は
なにげない日常の中に確かに存在する。
そんな想いが込められていると筆者は考え
この歌が伝えたい想いの本質を
なにげない日常の中にある「かけがえのない愛」としているのです。
まとめ
今回は tuki. さんの 晩餐歌 について
印象的な歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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