【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回、あなたの心に届けたい楽曲は
KingGnu の カメレオン です。
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いを、あなたに届けます。
現世を懸命に生きる人々の心を優しく包み込むメロディー
人は誰もが、他人との関わりの中で その人のある一面だけで判断して総てを分かった気になってしまいがち。 様々な人間模様の中で、他人にフィルターをかけ 俗に言う「色眼鏡」で見て、勝手イメージを膨らませながら その色眼鏡に合わないものをそぎ落としていく。 でも、その中に大事な大事な真実があったとしたら? 人間という複雑な生き物を、諦めず理解しようと向き合い続ける。 そこにこそ愛があるのでは? と思い、この曲を書き下ろしました。
KingGnuの常田さんは、この楽曲についてこんな風に語られています。
引用出典-小学館、フジテレビ
田村由美さん原作のマンガ「ミステリという勿れ」が基になっている
菅田将暉さん主演ドラマ「ミステリという勿れ」の主題歌として発表されたこの曲。
ドラマの中で流れるメロディーは
川の流れを感じさせるメロディーラインが基調になっていて
冒頭にお伝えした通り、現世を懸命に生きる人々の心を優しく包み込むイメージの曲になっています。
時に流れが急に激しくなったり、時にせせらぎのような穏やかさがあったり。
それはまさに「人生」であり
様々な課題や問題を抱えながら生きてきた人々の織り成す「人間模様」
その中にあるほのかなぬくもりを感じさせてくれるような歌声がメロディーと重なり、原作やドラマの持つ世界観を完璧に表現していると筆者は考えます。
歌詞の意味を考察!見えてくる「誰も知らない本当の自分」
この歌はメロディーだけではなく
歌詞においても「物事」だけではなく「人間」においても「本質」に迫っています。
1つ1つ意味を考察していきます。
突き止めたい 敵わない 君の正体は
迷宮入りの難解なミステリー
人は誰もが生まれ育った環境や成長によって形作られる自我、出会った人との関係性などで、本当の自分を隠すがあまり、自分がどんな人間なのかを見失いがちになります。
そんな中、唯一の突破口となるのが「会話」
会話をするうちに、話し手と聴き手の間に一定のバイオリズムの調和が生まれ
その空気感の中で、お互いが徐々に自分の発する言葉の意味を考え始めます。
先の発言に関連する言葉を付け加えるのか
あるいは、別の言葉で取り繕うかのように覆いかぶせるのか
話の辻褄を合わせようとして上手くいかず
声を荒げたりなど喜怒哀楽の感情を爆発させてしまうことで
「正体」を深い闇の奥に押し込んでしまうこともあるでしょう。
しかしながら事の本質を視る時には、これが「難解なミステリー」になってしまう…
そういった意味が含まれていると筆者が考えます。
心変わり 色変わり 軽やかに姿を変えたなら
眩しいほどの夕暮れ
話し手の表情やしぐさなどから見て取れる心の揺れ動きや言葉の選び方。
その部分を「カメレオンが時と場所に応じて色を変えるさま」に見立てている。
事の本質が分かり始めることで「軽やかに色を変える」ことができ
今まで自分でさえ気づかなかった事の本質を知ることで
眩しいほどの夕暮れと出会える…
夕焼けではなく、夕暮れとしている部分は
事の功罪を意味する「光と影」のコントラストを巧みに表現していると筆者は感じます。
そして、最後のフレーズ。
僕の知らない君は誰
相手からの問いかけではなく、自分自身への問いかけ
本当に自分に辿り着いた時、どんな感情が湧き立つのかは計り知れませんが
そんな自分もまた、愛すべき自分なんだと感じた時
人はまた確かな一歩を踏み出すことができる。
この歌は、私たちにそう伝えてくれていると筆者は考えます。
まとめ
今回は KingGnu の カメレオン
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いをお届けしました。
歌詞全文とフルサイズの音源が令和4年2月28日に。
令和4年3月14日、ドラマ最終章に合わせる形で「公式MV」が配信公開されました。
今回の「冒頭部分」を含め、より詳細な歌詞の考察を行って
どんどん深掘りし、この歌の本質、真意をお伝えしていますので
コチラもぜひご覧ください。
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