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【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
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今回、あなたの心に届けたい楽曲は
KingGnu の 雨燦々 です。
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いを、あなたに届けます。
現世において沈みがちな気持ちを優しく包み、高揚させてくれるメロディー
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お話をいただき、脚本を読み込んでいくうちに こんなポジティブなエネルギーに満ちた作品に力を添えられたことを とても嬉しく思っております。 今までの自分たちにない、新しいラインの楽曲に仕上がりました。
KingGnuの常田さんは、この楽曲についてこんな風に語られています。
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誰一人として孤独にならぬよう照らしてくれるきらめき。 いつだって寄り添ってくれる力強い愛。 そして涙以上に染み込む雨がこんなにもあったかいなんて。 また僕らをまぶしい世界へと導いてくださいました。 これからの時代を切り開き、生きる人すべてへふりそそぐ応援讃歌。 ここに誕生です!
主演の綾野剛さんは、この楽曲についてこんな風に語られています。
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福田靖さん脚本、綾野剛さん主演ドラマ
「オールドルーキー」の主題歌として発表されたこの曲。
ドラマの中で流れるメロディーは、初めは悲しいイメージと捉えてしまいそうになりますが、全体的に「せり上がっていく」メロディーラインの印象が強く、現世において沈み込みがちな気持ちを優しく包み、高揚させるものになっています。
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雨上がりの初夏の青空を仰ぎ見て、太陽の眩しさに手をかざせば
指の間から射しこむ光に未来の自分を予感し
その光に誘われながら、勇気と力が湧き立っていく。
ドラマの持つ世界観を完璧に表現しながら
KingGnuの世界観をもしっかりと感じさせる歌声、歌詞、メロディー。
本当に圧巻の楽曲だと筆者は考えます。
歌詞の意味を考察!燦々と降り注ぐのは悲しみを越えた希望の光
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この歌はメロディーだけではなく
歌詞においても、聴いている人たちに勇気と力を与えてくれます。
1つ1つ考察していきましょう。
選べよ 変わりゆく時代を
割り切れなくとも
この瞬間 この舞台を 生き抜くから
手を取れればいい 今日でさえも
KingGnu「雨燦々」
紡ぐよ デコボコなこの道に降り注ぐ
雨燦々と 逃げ惑う僕らの
悲しみさえも 水に流してゆく
錆びついた自転車を走らせて君へと向かうのさ
濡れながら帰ろう
KingGnu「雨燦々」
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デコボコな道とは、これまで歩んできた人生
雨は、自分や自分を支えてくれる人たちが流した汗や涙
「燦々」としていることが、この歌が伝えたい想いの本質になります。
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錆びついた自転車とは、過去の栄光の喩えであり
向かう先にある「君」というのが「希望」であると考えると
本質部分の「燦々」の意味が分かってきます。
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輝かしい栄光から悲しみのどん底へと打ちひしがれ
様々な問題や課題に翻弄されながら、紆余曲折する日々…
多くの悲しみや苦しみを経験しながらも
自分を信じ、支え続けてくれる人たちがいる。
これまでに多くの悲しみや苦しみを経験し
自分も含めて支えてくれる人たちにまで辛い想いをさせてしまった…
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しかしながらその想いを紡ぎ、新たな夢へと向かう希望の光が見えた時
その悲しみの涙も苦しみの汗も、すべてキラキラと輝きながら
優しさとぬくもりに満ちて自分たちを包み込んでくれる。
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これからの未来にどんなことがあっても
自分を誇りに思ってくれる人たちへの感謝を忘れずに
燦々と降り注ぐ雨に濡れながら一緒に歩んでいこう。
そんな想いが込められていると筆者は考えます。
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ここまでの歌詞でも泣いてしまいそうですが
続く歌詞を一緒に見ていきましょう。
臨時ニュースの報せでは
どうやらこれから土砂降りの雨が降るらしい
傘を忘れた溜め息は
夕立ちが連れてきた夏の匂いに解けてゆく
過去を謳う悲しみ達が 雲となり雨を打ちつける
KingGnu「雨燦々」
土砂降りの雨、夕立ちを「過去を謳う悲しみ達」として喩えています。
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過去の自分しか見ていない人たちの憐みなどが、時に自分の心までもを病ませてしまい
「自分はもう立ち上がれないのではないか」といった思いに支配されてしまいそうになる…
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しかしながら、夕立ちは長くは降り続かない雨。
どんなことがあっても、前を向いて進むと決めたのだ。
この夕立ちが、自分をさらに前へと進ませてくれるターニングポイントになるはず。
そうだ…そうなのだ! こんな時こそ立ち上がるのだ!
叫べよ 気の晴れるまで 声は雨に掻き消され
今じゃ何処の 誰にも届かなくても
手遅れになってしまった 未来へさえも
繋ぐよ そのバトンを
静かに待ってる人がいる 雨燦々と悩ましく
生き惑う僕らの 悲しみさえも水に流してゆく
線路沿い風を切り 一直線に君へと向かうのさ
雨に濡れながら帰ろう
KingGnu「雨燦々」
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もう過去には戻らない。振り向かない。
栄光に照らされていなくても
ありのままの今の自分を信じて待っている人がいるのだ。
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夕立ちが止み、晴れ渡る空の下、胸いっぱいの想いを届けたい…
悲しみの涙を、愛する人や大切な仲間への喜びの涙に変えて…
こんな感情が読み取れます。
そして歌詞はブリッジから大サビへと向かいます。
雨燦々と降り注ぎ 夏を弾いて反射した 僕らを映し出す
雨燦々と降り注ぎ 夏を泳いでずぶ濡れの 僕らを映し出す
KingGnu「雨燦々」
烈しく照りつける太陽よ
僕らを導いておくれよ
未来を謳う言葉だけが
風となり森を吹き抜ける
KingGnu「雨燦々」
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烈しく照りつける太陽とは、迷いや不安の中に射しこむ「こっちへ来い!」と強く導く陽の光。
照りつけている陽の光が向かう先は、どんなことがあっても揺るがない己の信念。
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躓いて倒れ、立ち上がろうともがくことを繰り返しながら
人は成長し、強くなっていく。
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後ろ向きになりそうな気持に苛まれたとしても
決して希望を捨てずに前を向き、未来への自分のありのままの想いを天高く叫ぼう。
その想いが風となり、迷いや不安の森を吹き抜けて「進むべき道標」を示してくれる。
そういった想いを、この歌詞に読み取ることができます。
選べよ 変わりゆくこの時代を
割り切れなくとも
この瞬間 この舞台を 生き抜くから
この春の瞬きから 何度醒めようとも
錆びついた自転車を走らせて君へと向かうのさ
濡れながら帰ろう
KingGnu「雨燦々」
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人生においての選択肢は1つや2つだけではなく、数限りなくあるはず。
その瞬間、自分が選んだ選択肢は「幻」なのかもしれないし、果てしない「夢」かもしれないけれど、その夢を叶えるために前を向いて進むことで、愛と勇気と希望を与えてくれる人たちは必ずいるのだ。
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その想いに応えるために
自分の未来をもう一度輝かせるために
燦々と降り注ぐ雨に濡れながら、一緒に歩んでいこう。
そういった想いが、この歌には込められていると筆者は考えます。
まとめ
今回は KingGnu の 雨燦々
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いをお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
ぜひともご覧くださいね。
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