【徹底検証】24時間テレビを考える①:愛は地球を救うの「本質」

【実録】介護の本質

さて、今回からの【実録】介護の本質chは

​​24時間テレビを考えるという内容を、3回に亘って進めてまいります。

内容的には、このように展開してまいります。

  1. 愛は地球を救うの「本質」
  2. 視聴者との温度差と疑念の肥大化
  3. 「偽善」「感動ポルノ」なる挑発の真意​

今回は第1回目

愛は地球を救うの「本質」についてです。

1978年民間テレビ放送開始25年を記念して通常のテレビプログラムを24時間休止し、「今、テレビに何ができるか」を、みんなで一緒に考えて行くとのことでスタートした 「24時間テレビ☆愛は地球を救う」​​

「グランド・プロローグショー」 引用元-YouTube

新型コロナウイルス感染症が、今なお猛威を振るっている本年においても放送を行うようですが、現状はオリンピックのため、その報道は少なめのようです。

この24時間テレビにおいては「偽善番組」「感動ポルノ」「出演者のギャランティー問題」など、様々な批判があることは、皆さんも周知のことだと思います。

しかしながら、こういった批判がありながらも、なぜ24時間テレビを続けなければならないのか。

​そこには、番組開始当初からの「本質」の部分が関係しています。​

​番組出演者の方のコメントなどをご紹介し、その「本質」の部分について皆さんと一緒に押さえて行きながら、本当の意味での「愛は地球を救う」想いは何なのかを、皆さんと一緒に考えてまいりますので、どうぞ最後までご覧ください。​

それでは始めていきましょう!

​​​


一つのファクターのみでの24時間の放送が、形はどうあれ、これだけ長く支持され、継続している理由は、その根幹となる「本質」にあると私は思うんです。

そのことは、番組制作者、生みの親ともいわれる都築忠彦氏が、週刊文春の取材を受けた際にお話されていた内容で、皆さんにもお分かりいただけると考えます。

その「本質」とは何なのか。

​​コンシャスネス・レイジング​と呼ばれるもの。​

​平たく言えば「多くの人々にまず、問題に気づいてもらう」ということです。​

テレビと言う媒体を通して

  • 今の日本の世の中で、何が起こっているのか
  • その現状は?
  • それに対して、一人一人が何をすることができるのか

について「気づいてもらう」ことが、第1回放送にあたっての「大いなる挑戦」でした。

その部分を本質として、本来であれば「ファンド・レイジング(資金集め)」とするところを、テレビを観ている子どもたちから年配の方々まで、幅広く参加してもらえる「チャリティー」という形で行うことにより

  • 現代社会に起こっている問題提起により、国民一人一人の『気づき』を促して行く
  • 定期的な募金総額の可視化によって、自分も参加しているとの意識を強くする

ことへと発展し、「24時間テレビは、視聴者参加型の福祉チャリティー番組である」との認識が強く根付き、「夏休み→高校野球→お盆→24時間テレビ」との図式が出来上がり、「日本の風物詩化」へとつながって行ったと考えられます。​

また、番組開始当初の24時間テレビには、発展へとつながるつの大きな要素がありました。

  • 子どもからお年寄りまでが、番組に注視できる企画編成
  • 番組の中心的存在が明確であり、全国『チャリティー』を浸透させる力がある

この2つです。

1つずつ解説していきますね。

子どもからお年寄りまでが番組に注視できる企画編成についてですが、​当時の番組編成では、こんな感じでした。

  • メインとなるチャリティーの進捗情報
  • 福祉においての日本国内や海外での現状を、実際の取材やデータなどで詳細にレポートする「国内(海外)ドキュメンタリー」
  • 子どもたちに向けた時間帯での「手塚治虫アニメ」の放映(マリンエキスプレス・海のトリトンなど
  • 沿道にて応援する人々への感謝の気持ちと募金への呼びかけなどを行う「チャリティー大行進」
  • 最終的なパーソナリティーとのふれあいの場を代々木公園や日比谷公園などに設け、番組終了まで視聴者や観客との交流を深める「グランドフィナーレ」
「チャリティー大行進」 引用元-YouTube

まだまだありますが、この内容を見るだけでも「日本全国で、一つの輪を作っている」といった印象が、ダイレクトに伝わる内容ですよね。

​​番組の中心的存在が明確であり、全国に『チャリティー』を浸透させる力があるについてですが、24時間テレビの第1回のメインパーソナリティーは、大竹しのぶさんと萩本欽一さん。

引用元-YouTube

特に、萩本欽一さんについては、当時から「みんなの欽ちゃん」的存在であったこともあり、各地でレポートする出演者からの情報のほとんどを、萩本さんと大竹さんとで集約し、次へとつなげる。

つまりは「一旦、欽ちゃんに映像を戻す」ことにより、番組を進行していくスタイルを24時間続けて行ったんです。

その結果として、番組を観ていた人々の多くが「欽ちゃんがお願いしているんだから、ちょっと協力してみようかな」や「しのぶさんと一緒に頑張って!募金するから」という感情を抱くようになり、「輪の中に入って、一緒にやろう!」というムーブメントを創り出していったと考えられます。

「グランドフィナーレ」 引用元-YouTube

24時間テレビの中に脈々と生きている「本当の意味での『愛は地球を救う』」想いは、第1回の24時間テレビ放送終了前に、当時の総合司会者であった大橋巨泉さんが仰っていた言葉の中にありますので、少しご紹介しますね。

「24時間テレビ☆愛は地球を救う:グランドフィナーレ」終了直後、代々木公園の中継から日本テレビGスタジオへ放送が移った際に、大橋巨泉さんは、このように仰いました。

引用元-YouTube
24時間テレビ、もうすぐ終わるんですけど、最後に僕は言いたいことが2つあって。

1つは、(募金されたお金の)99%が「1円、5円、10円玉」だと思うんです。
金額は少なくても量は。
ということは、決して裕福ではない、どちらかというと貧しい方々が僕たちの企画に賛成してくれて、募金をしてくれたんだと思うんです。

ですから、福田総理大臣(当時)始め政府の方、全政治家の方へ。
本来は、これはあなた方がやることだと思うんです。
福祉国家を目指して、良い政治をしていただくようお願いしたいと思います。

それから(もう1つ)。

今日、代々木公園に集まってくれた方や募金してくださった方へ。
『今日募金したからもう終わりだ』ではなくて。
一番大事なことは、僕は意識だと思うんです

つまり、強い者だけが弱い者を蹴っ飛ばして世の中を作るとかじゃなくて、みんなで一緒に行く。

だから今日、募金をしてくださった方は明日からは『運転は俺の方が上手いから先に行って当然だ』とか『ケンカなら俺の方が腕っぷしが強いんだ』とかではなくて、欧米なんかでよくあるような『一台入ってもらったら自分が入って、また一台入ってもらって』というような運転。

運転だけじゃなくてね。
そんな思いで、過ごしていってもらいたいです。

実際に放送され、語られたことについて文字に起こした内容になります。

大橋巨泉さんは何を伝えたかったのか。

単的に表すと「支え合い、労り合う想いと言動が愛となり、地球を救うのだ」ということになるのではないでしょうか。

この言葉、平成を経て令和の世の中においても、私たちの胸に響きますよね…

次回の「24時間テレビを考える②」では、その「本質」部分が本当に根ついているのかどうか。現在までの番組内容などで、検証してまいりたいと考えますので、どうぞお楽しみに。

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