【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
ano さんの スマイルあげない です。
印象的な歌詞の意味を考察し
この歌が現世に伝えたい想いの本質をお伝えします。
ピュアさやキュートさが溢れるポップでリズミカルなサウンドがクセになる楽曲
引用元-ナタリー
メンヘラ系で舌足らずな喋り方ながら自分をしっかりと持ち、芯の強さを感じる“不思議な魅力”で大人気の女性アーティスト「ano(あのちゃん)」が、大手ハンバーガーチェーン「マクドナルド」とタイアップして発表したこの曲。
引用元-ナタリー
楽曲についてanoさんは、Twitterでこんなメッセージを伝えています。
不登校の時、みんなが給食食べている時間に 某お昼のバラエティ番組を観ながら 一人で食べたあのポテトのことや、 自分がアルバイトをしてる頃に 笑顔を作りたくても作れなくて 声を出したくても出ていかなくて、 このお仕事始めてからもずっとそうで。 そして今生きていて死なないために存在する 僕らなりの生き方があってもいい 当たり前とされているルールの上で どんなあり方でも自分らしい魅力で戦える マクドナルドさんとはお話をさせていただいても それを強く感じ、作らせていただきました。 引用元-Twittwer
前作「ちゅ、多様性」はビートが利いたサウンドでしたが、本作は打って変わってポップでリズミカルなサウンド。anoさんの持つピュアさ、キュートさが歌声で表現されていて、聴き込むほどにクセになり中毒性の高い楽曲だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!本当のスマイルは未だポテンシャルの中
さて、歌詞考察に入りますが、基本的に「マクドナルド」とのタイアップだけに歌詞の中に「バンズ」、「パティ」、「ポテト」、「チキンナゲット」といった言葉が踊っていますので、1つ1つの歌詞を見ていくと「マクドナルドの要素が強過ぎる」きらいが…
したがって今回は、印象的な歌詞を深掘りしながら考察を進めていきたいと考えますので、皆さんもその心積もりでどうぞ最後までご覧くださいね。
この楽曲の歌詞の中で印象的なものを並べていきながら、内容についての考察をお伝えしていきます。
ルールも知らずに突っ込んでくプレイヤー
死なないためのマニュアルがなきゃゲームオーバー
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ano/smile-agenai/
ルールとは、前章でanoさんがお伝えしていたように「(現世において)当たり前とされているもの」と考えられ、職場や社会での人間関係においての距離の取り方やコミュニケーションの方法を表していると筆者は考えます。
死なないためのマニュアルとは、コミュニケーションにおいてなかなか自分を出せずに打ちひしがれ、心を痛めてしまわないための処世術だと考えると意味は通じます。
人とコミュニケーションは難しい
だけど出来る気がするテレパシー
作業にハマれば意外と楽しい
そして褒めてもらえたらちょっと嬉しい
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ano/smile-agenai/
ほんの少しきっかけさえあれば、物事は案外スムーズに進むもの。
そのきっかけは「叱られる(怒られる)」よりは「褒められる」方が断然いいことが分かり始めている時代に生きる私たち。
だからといって、誰もが初めからそのきっかけを上手く掴めるのかは未知数であり、現状からすれば「自分のモチベーションを保つことで精一杯」なのではないでしょうか。
そのことが、次に掲げる歌詞に表されていると筆者は考えます。
ギリギリ生きてる毎日 怒られたら残機減る
出来ること褒めてくれたら 1UP
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ano/smile-agenai/
ギリギリとは、心や身体、生活環境すべてにおいて限界に近い状況を指していると考えられ、生きづらい日々を過ごしている心情が見て取れます。
残機いう言葉が登場しました。「何のこと?」と戸惑う人もいるでしょうけれど、先程の歌詞の中にあった「プレイヤー」や「ゲームオーバー」という言葉と共に、残機は「ゲーム用語」だというのは分かることでしょう。
残機とは「失敗しても(つまずいても)やり直すことができる残りの機会(回数)」という意味で、ここでは「仕事上での失敗」や「コミュニケーションの質量不足」などを表しているのではないでしょうか。
したがって、単に怒られるだけでは(残機は)減り、褒められると1UP(残機は)増えるということになりますが、この残機という言葉が「出来る気がするテレパシー」とリンクしていると考えた時、残機の意味するものは「モチベーション」であると考えられ、このことがこの歌が現世に伝えたい想いの本質へとつながっていきます。
サビの部分の歌詞を一緒に見ていきましょう。
僕はニコっとスマイルあげないぜ
僕は僕のままのキャラクターで
世界をジュワっとあげちゃうぜ
そこへ僕は塩を振る
僕はニコッとスマイルあげないぜ
タスクこなすお茶の子さいさいさー
やっぱ足りてない協調性
だけど僕は指揮を振る
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ano/smile-agenai/
可愛く「スマイルあげないぜ」と歌い上げるanoさんがイメージされる歌詞ですね。
一番印象的な部分なのではないでしょうか。
「塩」と「指揮」を振るという2つがこの部分のキーワード。
韻を踏んでいるようにも見えますがちゃんとした意味があります。
まず「塩」の方から深掘りしていきましょう。
塩を振るの前に世界をジュワっとあげるとありますが、世界を「自分を取り巻く人たちのテンションやモチベーション」と考えると意味は通じ、塩を振るを「ポテトに振る塩」のイメージで考えると「全体の(味の)調和を取る」と考えられますよね。
今度は「指揮」の方を深掘りすると、前の歌詞に「協調性」という言葉が。この「協調性」の意味するところが「塩」だと考えた場合、周囲に馴染んではいるものの、まだまだ十分にみんなとコミュニケーションが取れていないことが窺えます。
今、自分にできることをしながら一緒に進んでいきたいという想い。
自らを奮い立たせる気持ちが「自分の心に指揮を振る」という意味になっているのではないでしょうか。
そして、最後の歌詞。
いつか ニコッと素直になれますか
今は スマイルあげられない
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ano/smile-agenai/
今、スマイル「あげられない」のは、あげたくないからではなく「あげられない程いっぱいいっぱいの心身状況」だからと考える方が歌詞の内容と合致すると筆者は考えます。
作り笑いはできたとしても、本当の意味での笑顔(スマイル)にはなれない…
しかしながら、できることならずっと本当のスマイルで過ごしたい。
それが出来るかもしれない。心のどこかからそのテレパシーを感じている。
このテレパシーの発信源が、自分の中にある「潜在意識・能力(ポテンシャル)」であるとするならば、筆者がこの歌が現世に伝えたい想いの本質を「本当のスマイルは未だポテンシャルの中」とした真意が分かることでしょう。
まとめ
今回は ano さんの スマイルあげない について
歌詞の意味を考察し、この歌が現世に伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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