【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
UVERworld の VICTOSPIN です。
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
静かさの中にある激しさ-青白き炎が放つ冷たく鋭い光を感じさせるメロディ
引用元-Twitter
2000年に「SOUND極ROAD」としてデビューし、2003年に「自分たちの世界をも越える」という意味の現バンド名に変更。今年で改名後20周年となる滋賀県出身の日本の6人組ロックバンド「UVERworld」が、坂口健太郎さん主演の日本テレビ系ドラマ「CODE-願いの代償-」の主題歌として書き下ろしたこの曲。
引用元-Twitter
ドラマの概要・あらすじはコチラ。
※このドラマは2016年、2019年に台湾で大ヒットした映画「浮士德遊戲(英題:CODE)」、「浮士德遊戲2(英題:CODE2)が原作。本作においては日本版としてアレンジされた展開になっている。
恋人が不慮の事故に巻き込まれ、生き別れてしまった 刑事・二宮湊人(坂口健太郎)のところに どんな願いも叶えるという謎のアプリ【CODE】が届く。 二宮はアプリを使って死の真相を追う。 一方で、CODEの謎を追う正体不明のフリー記者 椎名一樹(染谷将太)が二宮の行動を嗅ぎまわっていて――。 事件と欲望が渦巻く ノンストップ・クライム・サスペンス。
先行配信されている音源を初めて聴いた時、筆者が感じたのは「静かさの中にある激しさ」です。
燃え盛る赤い炎が、もっと高温になると放ち始める青白い光。その光はやがて炎全体を青く染め、見た目には冷たさを感じるけれど実態は骨をも焼き尽くす程の熱さへと変貌を遂げる…といったイメージ。
ロックサウンドの激しさがありながら、どことなく冷静さも感じさせるメロディーラインが「青白き炎」を想起させ、青白き炎が放つ光は、暗闇で光る黒猫の眼のような鋭さで人間の心の冷淡さ、浅ましさを露呈させ、事の本質を明らかとして邪な思いを断ち切らんとする想いが楽曲の中に込められているのではないかと筆者は考えます。
歌詞の意味を考察!慢心は破滅への片道切符
さて、歌詞考察に入ります。
まずは歌詞の全文からご覧ください。
イントロ
Break of dawn
次の闇が訪れる前に
Victory spiral
巻き込んで得てく(〇〇〇)
引用元-lyrical-nonsence.com
1番Aメロ
Break of dawn
これから見る景色はきっと
昔と同じようにはもう見えない
二度とこないと思った明日には
どんな素敵な今すら勝てない
引用元-lyrical-nonsence.com
1番Bメロ
Time over
迷ってる間に来るぞ
耐えるだけならば狂うぞ
思い切り嫌われるような行動こそが
他の誰かに愛されるためのKey
あいつにも幸あれ
引用元-lyrical-nonsence.com
1番サビ
Break of dawn
夜は明けても必ずまた来る
Victory spiral
その時も
Break of dawn
次の闇が訪れる前に
Victory spiral
巻き込んで得てく(〇〇〇)
引用元-lyrical-nonsence.com
2番Aメロ
Break of dawn
レインコート身に纏ったまま
外はもうとっくに晴れてるのに
冬のコートを着たままで
春を過ぎ次の冬を待つような
引用元-lyrical-nonsence.com
2番Bメロ
Time over
びびってる間に来るぞ
耐えるだけならば狂うぞ
思い切り破壊するような行動こそが
新しいものを創り出すためのKey
クソな毎日にグッバイ
引用元-lyrical-nonsence.com
2番サビ
Break of dawn
冷たい雨もまた必ず降る
Victory spiral
今度こそ
Break of dawn
大事な人に降りかかった時
Victory spiral
また一緒に濡れるだけなんてOh No
Let‘s go!
引用元-lyrical-nonsence.com
Cメロ
Let’s overturn!
見せろ鼓動(All set)
静寂の向こう側(All set)
永遠の旋律(All set)
心は冷やしても意味ない原子炉
破壊と想像(All set)
時空が歪んでる(All set)
絶望の淵から(All set)
Let‘s overturn!
引用元-lyrical-nonsence.com
ブリッジ
Break of dawn
闇は明けたけどまた訪れる
Victory spiral
引用元-lyrical-nonsence.com
大サビ
Break of dawn
傷は癒えるけどまた傷つくもの
Victory spiral
巻き込んで得てく(〇〇〇)
Break of dawn
引用元-lyrical-nonsence.com
タイトルから考察していきます。
楽曲タイトル「VICTOSPIN」とは「VICTORY」と「SPIN」を合わせた造語であり、直訳の意味としては「勝利の連鎖」ということになるでしょう。歌詞の中には直接登場しませんが、何度も連呼される「Victory spiral」がそれに当たるのではないでしょうか。
引用元-Twitter
原作ならびにドラマの内容から見てみると「どんな願いも叶えるアプリ【CODE】」を手に入れた人の心の持ち様によって未来が大きく変化していくといったイメージが浮かんできますよね。
次に歌詞全体を考察すると
Victory spiral以外にもう1つ、何度となく繰り返されているフレーズが。
Break of dawnですよね。
Break of dawnとは、直訳すると「夜明けの静寂」。何かが起こる予兆を想起させますが、何かが起ころというよりも「何かを起こす」と考える方が意味合い的には合っていると筆者は考えます。
それは、Break of dawnの後に続く歌詞を見ると分かることでしょう。並べてみますね。
- 次の闇が訪れる前に
- 夜は明けても必ずまた来る
- 冷たい雨もまた必ず降る
- 大事な人に降りかかった時(また一緒に濡れるだけなんてOh No)
- 闇は明けたけどまた訪れる
- 傷は癒えるけどまた傷つくもの
これらのフレーズにおいて共通するのは
「いつの日も安息で、平穏とは限らない」ということではないでしょうか。
そしてそれは「いつまでも安泰ではない」へとつながり
最後には「人生においてずっと勝ち続けられると思うなよ」という警鐘になると筆者は考えます。
そして、サビの部分の最後にある「巻き込んで得てくもの」とは、歌声から「Boom」だと推測され、意味合い的は「名声」や「栄誉」に近いものと考えられますが、スラングにおいては「煽り」という意味もあり、他人を煽って不安に貶め、自分を優位に立たせるといったイメージが浮かんできます。
以上のことから、筆者がこの歌が現世に伝えたい想いの本質を
こんな感じに読み解きました。
どんな願いでも叶えてくれるということは、事の本質がハッキリと分かるだけではなく
どんなことでも自分の思い通りになる訳であり、まさに「勝利の連鎖」。
【CODE】さえあれば無敵の力を得たも同然ということになるでしょう。
勝ち続ける訳なので言い換えれば「負け知らず」
そこから生まれて来るのは、傲慢と自惚れではないでしょうか。
人間として持ち得るべき心の痛みや苦しみ、悲しみを捨て去る…
深みにはまり、魂を蝕まれていることも分からず、己の欲を満たすことのみに突き進む。
このことを「慢心」と呼ぶのであれば、人の心を持たない人間が行き着く先にあるのは…
破滅ですよね。
このことを踏まえ、筆者はこの歌が伝えたい想いの本質を
「慢心は破滅への片道切符」であるとしているのです。
まとめ
今回は UVERworld の VICTOSPIN について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質に迫りました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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