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【サザンオールスターズ】盆ギリ恋歌~歌詞の意味を考察!乱れ咲くひと夏の夜の戯れ~

未来が変わる思考術
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【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS

今回あなたの心に届けたい楽曲は

サザンオールスターズ の 盆ギリ恋歌 です。

Total Playing Time 4:37 ※sourced by. サザンオールスターズ

印象的な歌詞の意味を考察し

この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。


ファンキーかつエキゾチックな中にある「妖しげ」なメロディーライン

引用元-Amazon

独特の音楽センスと圧巻のパフォーマンスが世代を問わず人気を博し続ける日本屈指のロックバンド「サザンオールスターズ」が、デビュー45周年を記念して発表したこの曲。

掴みどころのないファンキーなロックナンバーであり、エキゾチックな雰囲気もありますが、どことなく妖しげなメロディーラインも感じられるのは「お盆」というキーワードのせいなのか否か。

いずれにしても、サザンオールスターズにしか成し得ない

独特の世界観が私たちを虜にすることは間違いないでしょう。


歌詞の意味を考察!乱れ咲くひと夏の夜の戯れ

さて、歌詞考察に入るのですが…

歌詞全体を通して、サザンの真骨頂とも言うべき「韻踏み遊び」「意味不明」「難解」な言葉が並んでいて、初めて聴いた人には「???」といった感情を抱くことでしょう。

そこで今回は、歌詞の中に登場する「難解な言葉」などについて解説しながら、総合考察としてお伝えしていきますので、皆さんもその心積もりでご覧くださいね。

まずは1番Aメロから。

盆ギリ盆ギリ 夏は盆ギリ

ヨロシク Hold Me Tight

盆ギリ盆ギリ 今は亡き人と

素敵な Lovely Night

ギンギラギンギラ 踊る女と

男の曼陀羅絵

シッポリシッポリ 好きなあの子と

故郷(ふるさと)帰りゃんせ

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/southern-all-stars/bongiri-koiuta/

盆ギリを意味する言葉は2つあって、1つは遠州(現在の浜松市界隈)で風習として残る「初盆のお宅にお参りする」という意味の「盆義理」。もう1つは、民謡の五木の子守歌の歌詞に由来する「ぼんぎり」「(私は)盆まで(あなたの側にいます)」という意味ですが、歌詞の内容から考察すると、その意味合いは後者の方だと筆者は考えます。

曼荼羅絵とは、サンスクリット語「輪」を意味し、宇宙または様々な天の世界を表す幾何学的デザインのもので、デザインのシンメトリーと宇宙の中に心のやすらぎを求めることを目的として描かれていますが、これを踏まえて歌詞の内容全体を考察すると「(お盆の夜に)愛する人と心も身体も躍らせながら愛し合おう」といった感じになるでしょう。

赤字の部分の考察ですが、後にもいくつか登場してきます。

楽曲全体を読み解く重要なキーワードですので、後程まとめて解説しますね。

引き続き、Bメロの歌詞です。

ヤバない?怖ない?正気かい?

姿は見えねぇけど

誰もがやってるよ~

みんなに内緒だよ~

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/southern-all-stars/bongiri-koiuta/

何がヤバいの? 何が怖いの? 正気って?

突然の歌詞の展開に戸惑いますが姿が見えないことから

幽霊妖怪のイメージが浮かんできますよね。

お盆という時季、幽霊・妖怪、愛し合う…

これらはすべてが楽曲の中で1つにつながっています。

その解説はもうちょっと後で…

サビへと向かいましょう!

ちょいと 老若男女が熱い魂で

『Rocking On』で Show!!

もう一度死ぬまで 踊り明かすのさ

Uh Uh

ほいで 呑めや歌えの迎え送り火

宴は Oh What A Night!!

遠い… 夏の… 恋でした

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/southern-all-stars/bongiri-koiuta/

Rocking Onとはテンション(感情)の高ぶりを意味し、Oh What A Night‼「終わらない‼」を意味していることから、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした「ひと夏の夜の戯れ」が、この部分で分かることでしょう。

あれ?「乱れ咲く」は?この後に続く歌詞の中に真意があります。

この楽曲全体を読み解く重要なキーワードとともにお伝えしますので

どうぞこのままご覧くださいね。

盆ギリ盆ギリ おどま盆ギリ

ヨロシク Hold Me Tight

ほんにゃらほんにゃら

祇園精舎は魅惑のHoly Night

ぼんぼりぼんぼり

『牡丹燈籠』がパーティーになっちゃって

Don’t Worry Don’t Worry

般若波羅蜜 冥土に Going Home

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/southern-all-stars/bongiri-koiuta/

まずは「難解な言葉」の解説から。

祇園精舎とは「祇園精舎の鐘の声」という平家物語の序文でも知られていますよね。お寺のイメージが浮かびますがその所在日本の「京都」…ではなく古代インドの「舎衛国」にあった僧院のことで、お釈迦様が仏教の教えを伝える活動の拠点の1つ。

般若波羅蜜(多)とは、般若心経に記されている教えであり「自らの行動を慎み、自己の心をコントロールすることによって安らぎ(涅槃)にいたる」と説かれています。

この2つの言葉については、歌詞の内容から考察すると「お盆」をイメージさせる言葉をメロディーに乗せて踊らせているといった感じでしょう。

さて、注目すべきは「牡丹燈籠」

これが、楽曲全体の核となる部分になります。

引用元-竹書房

『牡丹燈籠』とは、幕末から明治期に活躍した

落語家・三遊亭圓朝さんゆうてい・えんちょうさんが創作した「怪談話」で、古典落語の名作として知られています。

ザックリ内容をお伝えすると、こんな感じです。

お盆の夜に牡丹の花が描かれた燈籠を手にして歩く
女中とその背後を歩く美しい女性…

この2人は、恋焦がれた男に想いを遺して
亡くなった「幽霊」だった。

男は彼女を幽霊とは気づかずに再会を喜び
愛を深めた末に殺されてしまう…

内気な浪士と幽霊となった美しき女性との
悲しくもロマンティックな物語が描かれている。

興味のある人は、コチラを参照ください。

ここで描かれている内容が、楽曲の歌詞の内容とリンクしている部分が多くあり、赤字で示した「今は亡き人」はその女性を、「ヤバない云々」は幽霊と恋仲になった浪士に目を覚まさねば命を奪われると必死に説く人たちの叫びを表していると筆者は考えます。

メロディーラインに妖しげな雰囲気が感じられたのは、おそらくこの要素があったから。

ただ、歌詞には「牡丹燈籠がパーティーになっちゃった」とあります。

幽霊が命を奪うといった怖さではなく、恋焦がれる2人の命がけの愛の物語といったロマンティックな部分の方に軸足を置きフィーチャーしているとするならば、ひと夏の夜を思い切り愛し合おうとするカップルの姿が想起されてくるのではないでしょうか。

今を生きる老若男女のみならず、先人たちの様々な想いも混ざり合う「お盆」の夜…

季節としては巡るけれど、同じ夏は二度とは来ない…

大きな打上花火で想いを通わせ合うひと夏の夜に、燃えるような愛で乱れ咲こう!

これが、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした

乱れ咲くひと夏の夜の戯れ真意です。

終盤の歌詞の中にある「難解な言葉」の解説を載せておきますね。

こりゃスーパーボウルやグラミー賞より

盛り上がるんで Show!!

愛倫情事に うつつ抜かすのも

Uh Uh

あのサザンビーチでナンパするなら

ヨシオんとこ(夏倶楽部)で Show!!

遠い… 夏の… 夢でした

ちょいと危険な夢だったよ

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/southern-all-stars/bongiri-koiuta/

引用元-ぽちろぐ

「ヨシオんとこ」とは…桑田さんの幼馴染「大久保義雄さん」が切り盛りしている神奈川県茅ケ崎市・サザンビーチ内にある海の家「夏倶楽部」のこと。

ちょいと 老若男女が熱い魂で

『Rocking On』で Show!!

夜空の花火で 海が煌めいた

Uh Uh

ほいで 呑めや歌えの迎え送り火

Stairway To Heaven!!

遠い… 夏の… 恋でした

熱い… 恋の… 物語

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/southern-all-stars/bongiri-koiuta/

Stairway To Heavenとは「天国への階段」という意味。

階段と怪談を掛けているとも考えられますよね。

こういったところがサザンオールスターズの凄いところだと筆者は考えます。


まとめ

Total Playing Time 4:37 ※sourced by. サザンオールスターズ

今回は サザンオールスターズ の 盆ギリ恋歌

印象的な歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。

BRAND-NEW MUSIC DAYSでは

この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので

そちらの方もどうぞご覧くださいね。

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