【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
Mrs. GREEN APPLE の ナハトムジーク です。
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。
どうぞ最後までご覧ください。
壮大なスケールで絶望から希望への一歩を踏み出す様子を描いた“至極の名曲”
クオリティーの高いサウンドと抜群の音楽センスで
2023年末、第65回日本レコード大賞を受賞した
日本のスリーピースバンド「Mrs. GREEN APPLE」。
楽曲は、内田英治監督、山田涼介・浜辺美波主演の映画
「サイレントラブ」の主題歌として書き下ろされたものです。
<あらすじ>
ある出来事から声を発することをやめた青年・蒼(山田涼介)と、事故で目が不自由になった音大生・美夏(浜辺美波)と出会う。何があってもピアニストになるという夢をあきらめない美夏に心を奪われた蒼は、彼女をすべての危険から守ろうとするが、思いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。そして、蒼の不器用すぎる優しさが美夏の傷付いた心に届き始めたとき、運命の濁流が2人をのみ込んでいく。
※ガムランボール…振ると「シャリーン♪」という神秘的で心地よい音色が聞かれるインドネシアの楽器の一種。「ドリームボール」とも呼ばれ、身に着けていると「願い事が叶う」、「幸運を呼ぶ」と伝えられている。
静かなピアノソロで始まり、サビが近づくにつれて内なる感情を湧き立たせるイメージ。中盤からブリッジ、大サビでは『どんな世の中であっても、あるがままを受け入れ、自分を愛し続けよ!」といったメッセージを想起させる楽曲構成になっています。
凍える心を抱き、打ちひしがれた絶望から人の優しさやぬくもりに触れ、自らの足で希望への一歩を踏み出す様子を壮大なスケールで描いた“至極の名曲”だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!強い愛が導く希望への夜明け
さて、歌詞考察に入ります。
まずは全文からご覧ください。
胸の痛み 喉を伝い
聲にならない
夜の帷 優しくいたい
素直でも在りたいのに
僕らはヘタクソに生きてる
引用元-Lyrical Nonsense
駄目でもいい?
弱くていい?
教えてよ
引用元-Lyrical Nonsense
抱きしめる
幾通り いつも通り 強く酷く
触れ合えばわかるから
愛されたいのに いつも通り
間違いばかりの今日をまず愛そうか
あゝ 理想だ
引用元-Lyrical Nonsense
狂おしく頬を擦り寄せて歌を唄う
暗闇の中の光が傷跡に染みるが
矛盾こそ生き抜くための美だ
引用元-Lyrical Nonsense
抱きしめてあげてね
虚ろな日々でも
乱した呼吸を整えて ほら
「愛されたい」は報われるかな?
手を取り 微弱な風に揺られて
無茶苦茶なこの世界を愛そうか
引用元-Lyrical Nonsense
塵みたいなもんでしょう
勝手に積んできたんでしょう?
いつの日か崩れても
誰のせいでもないよ
歩くのが疲れたの?
むしろ正常でしょう?
全て無駄に思えても
君は正しいんだよ
引用元-Lyrical Nonsense
抱きしめる
幾通り いつも通り 強く柔く
確かなものじゃないから
触れ合えど 釦はズレていきますが
愛したい 最期まで信じたい
引用元-Lyrical Nonsense
見事さ
また間違えて 履き違えてく
不器用な 愛しいボンクラ
等しい僕ら。
引用元-Lyrical Nonsense
楽曲タイトル「ナハトムジーク」
この言葉だけでは“意味不明”だとしても、モーツァルトが作曲した「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」という言葉であれば、あなたも聞いたことがあるでしょう。
意味するところは「小さな夜の歌(小夜曲)」であり「セレナーデ」とも言います。
ナハトムジークだけであれば「夜の曲」という意味であり、映画の内容からすれば、それぞれが抱える問題(障がい)を「闇=夜」だとすると、抱え込んでしまっているお互いの想いに光を当て、一緒に乗り越えるために奏でられる曲だと考えられます。
歌詞の中で、そのことが表されているのが、この部分です。
僕らはヘタクソに生きてる
駄目でもいい?
弱くていい?
教えてよ
引用元-Lyrical Nonsense
「愛されたい」は報われるかな?
引用元-Lyrical Nonsense
この部分に「思いを通わせ合っている」様子が見て取れ、これまで生きてきた中で抱き続けてきた「疑問」を表しているのではないでしょうか。この問いかけに対して導き出された答えが「矛盾こそ生き抜くための美だ」であり、その矛盾とは「理想」と「無茶苦茶な世の中(現実)」だと筆者は考えます。
そして、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした部分が、コチラです。
確かなものじゃないから
触れ合えど 釦はズレていきますが
愛したい 最期まで信じたい
引用元-Lyrical Nonsense
見事さ
また間違えて 履き違えてく
不器用な 愛しいボンクラ
等しい僕ら。
引用元-Lyrical Nonsense
理想と現実の大きなギャップと運命の濁流に吞まれながらも、二人には確かに見えた「光」。
それは、長きに亘って抱き続けてきた「絶望」から抜け出せるかもしれない「希望への夜明け」だとするならば、どんなに見事に間違え、履き違えたとしても、やがては確かな「一歩」となる。
だからこそ、夢を諦めてはいけない。望みを捨ててはいけないのだ。
私は失った声の代りに、触れる指先であなたに想いを伝える。
私があなたの“目”になって、あなたの想いを具現化していく。
不器用だって、ボンクラだっていいじゃないか。あるがまま愛し合おう…
歌詞にはそんな想いが込められていると筆者は考えます。
これが、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした
強い愛が導く希望への夜明け の 真意 です。
まとめ
今回は Mrs. GREEN APPLE の ナハトムジーク
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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