
今回の「よもやま話」は
【節分】恵方巻(恵方巻き)はなんでもいい!
由来やルールを知って福を呼び込もう! と題してお送りします。

その年の始まりを意味する「立春」の前の日に位置付けられている「節分」。
昨年2021年は124年ぶりに「2月2日」でしたが、今年2022年は「2月3日」ですね。
「節分の日は立春の日が決まらなければ定まらない」というのが歳時記でも紹介されていますが、立春に当たる日の太陽の向きによって日付が決まるため、昨年は立春が2月3日の位置となり「その前の日が節分」との位置づけにより「2月2日」になった。というのが実情です。
※コチラの記事を合わせて読むと分かりやすいです。

節分の日に食べるものの中に「恵方巻」があります。
毎年この時期になると、お寿司屋さんやスーパーマーケット、コンビニなどに所狭しと並べられる恵方巻ですが、恵方巻と書かれている場所においてあるのは大抵「太巻寿司」。
毎年のことなので「恵方巻=太巻寿司」という思考になってしまいますが
実をいうと「恵方巻」というのは、あるルールさえ守っていれば寿司である必要はなく、ロールケーキなど「巻かれている食べ物ならなんでもいい」のです。
この他にも恵方巻を食べる時においても様々なルールがあります。
この記事では
- ・恵方巻の由来
- ・恵方巻と呼ばれるもののルール
- ・恵方巻を食べる時のルール
この3点に着目して、恵方巻の本質についてお伝えします。
楽しみながら覚えて、しっかりと食べて、笑顔で福を呼び込みましょう。
それでは始めていきますね!
恵方巻の由来

諸説あるようですが、一番知られているのは
江戸時代から明治時代にかけて始まり、商人や芸子たちが「商売繁盛」や「無病息災」を願い、節分のお祝いなども含めて太巻寿司を食べていた。
というものです。
- ・大阪の船場が発祥である
- ・花街(遊郭ともいわれる)の女郎の風習である
- ・海苔業者が販売促進の意味合いで始めた
などという説もあるようですが、定説となっているものはありません。
昭和の終わりから平成の始めにかけ、セブンイレブンが節分に食べる太巻寿司の販売を開始し、広島県で「恵方巻」名付けられたことで一気にメジャーになり、スーパーマーケットや百貨店などでも販売されるようになりました。
恵方巻と呼ばれるもののルール

今回の記事で最大の関心事だと思います。
ルールというのは「巻くものの中に入れる具材が7種類であること」です。
どうして7種類なのか?
察しの良い人は既に分かっているでしょうが、これは「七福神」が由来になっていて、恵方巻を縁起の良い食べ物としている最大の理由になります。
中には9種類入っているものもあるようですが、単なる「恵方だけに着目した巻いている食べ物」と考えれば、さほど気にならないかと考えます。

最もオーソドックスな具材は
- ◆きゅうり
- ◆かんぴょう
- ◆シイタケ煮
- ◆桜でんぶ
- ◆卵焼き
- ◆うなぎ
- ◆高野豆腐
ではありますが、タイトルにもあるように7種類あれば「なんでもいい」のです。
ウインナーやカニカマ、シーチキンでも構いません。
自分や家族が好きな物、冷蔵庫にある余り物でも良いということになります。
ここまでは「巻寿司」での話。
「クリームを除いた7種類のフルーツが入ったロールケーキ」と考えると、こちらもOKということになりますよね。

ただ、実際に7種類のフルーツが入っているロールケーキが売られているのかを考えると、ちょっと微妙な感じがしますが、そういった場合は「恵方だけに着目したもの」として捉えると良いでしょう。
恵方巻を食べる時のルール

最後に「恵方巻を食べる時のルール」について触れておきます。
この辺になると、よく知っていることも多いと考えますが
知られざるルールもありますので覚えておきましょう。
- ・恵方を確認する
- ・恵方を向いてまるかぶりし、一気に食べきる
- ・食べている間は「叶えたい願い事だけを考える」ようにして会話はしない
1つ1つ解説していきますね
恵方を確認する

ちなみに2022年(令和4年)の恵方は「北北西」です。
(ネットの情報では「北北西微北」と発表されているものもあります)
それぞれのお家の部屋の位置関係にもよりますが、家族の中でお子さんがいるご家庭では学校のお勉強などで使っている方位磁石などを使って恵方を確認しましょう。
恵方を向いてまるかぶりし、一気に食べきる

太巻寿司を持ち、1本まるごとを一気に食べきります。
理由としては「幸運を一気にいただく」といったことが由来のようであり「そうしなければ今年の幸運を逃してしまう」ということからだとされています。
しかしながら「太巻寿司を1本まるごと食べる」ことは大人でさえ難しいですし子どもならばなおのこと…「一気に食べきる」なんて高齢者には誤嚥などのリスクもありますよね。
ここで「恵方巻はなんでもいい」ということが登場します。
食べやすい具材、太さ、長さのものを用意することで、このことはクリアされますよね。
「新しい季節を迎えるお祝い」ですもの。楽しく美味しく食べたいですからね。
食べている時は「叶えたい願い事だけを考える」ようにして会話はしない


邪念を祓い、ぜひとも叶えたいと願う事に集中して無言で食べていきます。
会話をしてしまうと気持ちが途切れてしまい、その気は運気と共に逃げてしまう…
そういった言い伝えがあるようです。
子どもであれば「おいしいね!」などといって、ママやパパに訊いてきたりするかもしれません。そうならないように「これ。どっちが黙って食べられるか競争しようか?」などを食べる前に伝えておくと、途中での会話はなくなるでしょう。
まとめ

今回の「よもやま話」は
【節分】恵方巻(恵方巻き)はなんでもいい!
由来やルールを知って福を呼び込もう! と題してお送りしました。
最後に「2022年~2031年までの恵方」をお伝えして結びにしたいと考えます。
無病息災、身体健康、学業成就、商売繫盛など
美味しい恵方巻をほおばりながら、あなたの願いが叶うことを筆者も願っています。
<2022年から10年間の「恵方」>
※上から「西暦/和暦」、「節分の日付」、「恵方」になっています。
2022年 令和4年 | 2023年 令和5年 | 2024年 令和6年 | 2025年 令和7年 | 2026年 令和8年 | 2027年 令和9年 | 2028年 令和10年 | 2029年 令和11年 | 2030年 令和12年 | 2031年 令和13年 |
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