今回の「よもやま話」は
今般の感染症のみならず、現世の日本にまん延する
「認められたい病」のお話です。
題して
【認められたい病】承認欲求を満たしたいなら、自分を磨くことが先決!
過去に実際に起こったある出来事から認められたい病の本質に迫り、認められたい病に侵されないための一考察についてお伝えする内容になっています。
この記事を読むことである意味、現世を生きやすくなりますので、どうぞ最後までご覧ください。
それでは始めていきましょう!
【認められたい病】承認欲求を満たすためだけに税金を使う哀れな人たち
ジャーナリストである松岡久蔵氏が「ビジネスジャーナル」にて連載されている
「空気を読んでる場合じゃない」という記事があります。
多数の記事がある中で、令和2年10月19日の記事内容に目が留まりました。
※リンクを貼り付けておきますので、お時間のある時などにぜひともご覧ください。
記事の概要はこんな感じです。
高須クリニックの院長が陸上自衛隊を表敬訪問。
親しげに院長と雁首揃えて微笑みを浮かべながら写っているのは「陸上自衛隊中部方面総監」。
表敬訪問することについては、それなりに権威のある方であれば
どなたでもされることであっても、問題となるのはその「待遇」。
ある日の様子について。
(引用したものをご覧ください)
午前10時に基地のターミナルに集合し、海上自衛隊の航空部隊ナンバー2の空団幕僚長らが出迎え、自衛隊機に搭乗する前に必要な説明を受けた。
その後10時45分にVIP専用の搭乗口から空団幕僚長らが見送り、海自航空機に搭乗。
11時15分から20分間、江ノ島、初島、小田原を周遊した後、11時45分に基地に到着した。
その後、高須氏らにおしぼりが出された後、昼食のカレーのために食堂に移動し、空団幕僚長らがVIPルームで接待した。午後には高須院長は再びターミナルに移動し、高校生が参加するサマースクールの入校式を見学し訓示した。その後、整備隊の研修などに参加し、自衛隊員の前でお立ち台に上った高須院長がさらに激励。
15時の見送りの際には、空団幕僚長など幹部はもちろん、なんと海上自衛隊トップの海上幕僚長夫人がわざわざ列席した。高須氏のために航空機を飛ばし、わざわざ隊員に整備もさせている上、サマースクールに参加する高校生相手に訓示させるとは民間人に対する対応としては明らかに度が過ぎているといわざるを得ない。
引用元-https://biz-journal.jp/2020/10/post_185960.html
当たり前だが、この原資はすべて税金である。
この続きは、記事を読んでいただきたいと考えます。
画像引用元-ameblo,tokyosports
高須院長のみならず、評論家の櫻井よし子氏や竹田恒泰氏など、いわゆる「自衛隊の著名人」とされる方々への過剰なまでの待遇。
もっとひどいのは、こういった方々と親交の深いスナックのママにおいてもほぼ同様の接待をしていること。
VIP待遇を受けている方々に問題があるとか悪いとは
筆者は一切思いません。
こんなことを必死こいてやっている
自衛隊幹部の方に問題があるのは明白です。
志の高い自衛隊員は
「いったい何をするために入隊したのか?」分からないと思っているはず。
自衛隊の仕事は「ホスト」ではありません。
「国防」であり「災害復旧・復興への足掛かりを造ること」なのは
誰もが知っていることだと考えます。
どうしてこうなってしまったのか?
ここにあるのが「認められたい病」。
社会的に注目を集めることがどうしても少ない状況の中で、熱心に興味を示してくれる方々を大切にして、例えは悪いですが「広告塔」として情報発信をしてもらうことで、存在意義や価値を認めてもらいたいとすることを「過剰に行うこと」が、この病の特徴だと筆者は考えます。
でも、考えてみてください。
- 「少しでも関心を持ってもらいたい」
- 「もっと知ってもらいたい」
- 「そのためなら時間も金も注ぎ込んで、私の方へ振り向いてもらおう!」
これらのことは…
「アイドル歌手の熱烈なファンが勘違いしてやっているストーカー行為」と
どこが違うのでしょうか?
不特定多数の方々に、自分の思いや考えを曲げてまで「気に入られよう」とすることなど、ものすごく時間とお金をムダにすることではないですか?
ご機嫌を取るなら、自分自身の心のご機嫌を取ることに尽力しましょう。
その方がずっと有益だと筆者は考えますが、あなたはどうですか?
認められたいのであれば、誰もが認める存在になることが大切。それが「自分を磨くこと」
「認められたい病」にかかってしまう前に、今一度自分自身を見つめ直す必要があり、決して目立つ存在になろうとするのではなく、ひたむきに素直に自分自身を表現していくことで必ずその存在は「気にかかるもの」となり「なくてはならない存在」へと変わっていくはずだと筆者は考えます。
今回取り上げた内容で考えてみると
自衛隊に関して言えば
- ・地域の方々、子どもたちに航空機や護衛艦を見せてあげて、可能な範囲で中に乗せてあげること。
- ・訓練の様子を観てもらうことや「質問コーナー」として子どもたちに自衛官の方々と直接お話できる時間を作ってあげること。
- ・子どもたちからの質問内容には制約をつけずに、個々の自衛官の人となりが露になる内容でも構わないとすること など。
そうすることで、より身近な存在として自衛隊を考えるようになっていくのではないでしょうか。
このことを、私たちが暮らす社会において言えば
・自分自身を大好きになること。
・「周りがどう思うか」ではなく「自分はどう思うのか」を優先すること。
・礼節は重んじることを前提として、ありのままの自分で居ること。
などを意識し笑顔を忘れずに過ごすことで
認められたい病にかかるリスクは、かなり減ると筆者は考えます。
まとめ
今回の「よもやま話」は
【認められたい病】承認欲求を満たしたいなら、自分を磨くことが先決!
と題してお伝えしました。
自分らしく日常を過ごすために。
ぜひともご一考を!
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