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【衆議院選挙2021】未来の明暗は?一国民としての総括

よもやま話
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令和3年10月31日。

第49回衆議院議員選挙が行われました。

皆さんは、投票に行かれたでしょうか?

  • 消費税増税(8→10%)
  • 権力の私物化
  • 今般の感染症における失政 など

様々な問題があった中で、政権交代をフラグとして、野党共闘立憲民主党・日本共産党・社民党・れいわ新選組)による候補擁立を一本化して対抗する内容になりました。

この記事では、今回の衆議院選挙において、皆さんと一緒に議席確定数を確認しながら、

政治ジャーナリストでも経済アナリストでもない

一国民である筆者が「総括」をしたいと考えます。

様々なご意見はあるでしょうが、あくまでも「一国民としての見解」ですので

あまり目くじら立てないでご覧ください。

それでは始めていきましょう!


各党の獲得議席数と勢力図を見ながら、その総括をします

開票がすべて終了し、各政党の議席確定数は、このようになりました。

(C)BUSINESS INSIDER JAPAN

その結果、衆議院においての勢力図は、このようになっています。

(c)nippon.com

各政党別に、総括をしていきます。


【自民党】獲得議席数: 261

獲得議席数は、前回よりも減ってはいますが単独過半数は維持しています。

本当に選挙に強いですよね。

組織票や変化を嫌う人たち、ある意味「サイレントマジョリティー」のおかげともいえる選挙結果のようにも感じますが、それでも党幹部や閣僚、派閥のトップなどが落選するなど、ただでは済まなかったようです。

見方によれば「勝ったことになる」のでしょうが、だからといって何でも許されるわけではありませんし、今までのことが許されたわけでもありません。

誰が見ても真面まともである政権運営をお願いしたいところです。

【公明党】獲得議席数: 32

獲得議席数は、前回よりも微増。

ただ「増えたから選挙に勝った」訳ではなく、小さな声を聴く力は意味不明のままです。

選挙演説においても「助けてください」や「共産党なんかに政権を与えるととんでもないことになる」など、ネガティブキャンペーンに終始していたように私は感じます。

自民党がどうしてあなた方と政権運営をする必要があるのか。ということに早めに気づくことが大切ですし、そうでなければ今の社民党のようになりかねません。

そして、いつまでも自民党のお尻にくっついて、自らの勢力を拡大させて実権を握る気位が感じられないのも、この党の存在意義を疑う要因になっていますので「やるなら前に出てやれ」といいたいです。


【立憲民主党】獲得議席数: 96

獲得議席数は、前回よりも減っています

野党共闘したのに。です。

組織力が脆弱で、代表の人は「良いことは言うけれど発信力が弱い」

何より「1つのことに対してのこだわりが強すぎる」ことが挙げられます。

政権交代!といえば、そればっかり。モリカケ桜!といえば、そればっかりという感じ。

そして最大のこだわり「党を創った人を総理にしたい」というもの。

結果として議席を減らすような失態を演じた訳だから

きっちりと身を引くことも大切なことだと私は考えます。


【日本共産党】獲得議席数: 10

獲得議席数は、前回より微減

こちらは「野党共闘したから」だと、私は考えます。

「野党共闘」の名の下に、多くの立候補者を取り下げたことが大きな要因でしょう。

元々しっかりとした基盤があって組織票もあるので、自分たちの選挙をすればそれなりの議席を確保できるとは思いますが、ある意味長年培われた「共産主義の勘違い」も伸び悩みの要因なのかもしれません。


【日本維新の会】獲得議席数: 41

議席獲得数は、前回の約4倍。

ここがある意味「与党批判の受け皿」になったのかもしれません。

方法論などはともかく、独自でいろんなことを考えて実行に移す「迅速性」や「即効性」が評価されたとも考えられますが、気になるのは「大阪府だけの強大勢力になった」こと。

全国区になるためには「顔」「ルックス」「ケンカ腰の物言い」よりも

「落ち着きを以て、全国を見据える目を持つ人」が必要なのではないでしょうか。


【国民民主党】獲得議席数: 11

獲得議席数は、前回よりも微増。

どちらかというと野党でありながら与党寄りの政党のように感じます。

政策自体も悪くはないと思いますが、イマイチ「存在感を感じない政党」だと私は思います。

水面下での交渉力などには長けている感じはしますので、パイプ役としての奮闘を期待します。


【社民党】獲得議席数: 1

議席獲得数は、変化なし。

今回の選挙で消滅してしまうかもと思っていたので、本当に良かったと私は思います。

護憲政党としての本流で、ずっと憲法堅持を貫いているのはいいとしても

やはり時流に合わなくなってきているように感じます。

ある意味、1990年代半ばに誕生した「自社さ連合政権」の頃がターニングポイントだったのではないでしょうか。以降は惨憺たる有様ですよね…

勢力自体も少ない上に、こちらの党首の人も発信力が弱いが故の結果だったように感じます。


【れいわ新選組】獲得議席数: 3

議席獲得数は、前回より微増

というか、元々衆議院では直前まで議席はなかったので「躍進」といえますよね。

「お花畑政策」「詐欺師」などと揶揄されることもありましたが、しっかりとしたデータや裏付けのある内容で、現世の状況をしっかりと伝えることができたのが議席獲得の要因の1つだと私は考えます。

そして何より代表の人は「選挙の時だけではなく、選挙以外の時にも会いに行ける政治家」であることが良いですよね。

ただ、この政党の場合は「代表の人の発信力が強過ぎる」ということがあります。

当事者による政治を。というのであれば、やはり各候補者が「当事者としての発信力」だけではなく「だからこそ、私は数ある課題の中でこのことを変えるために国会に行く!」といった強い信念と心を惹きつける力も必要になる と私は考えます。


【NHKと裁判している党~弁護士法72条違反で~】

議席獲得数は、0でした。

戦略の練り直しが必要かもしれませんね…

主張していることは分かりやすいです。

ただ、イメージが悪過ぎます。

国政政党にはなっていますが、抜本的な戦略変更を考えなければ

次回の選挙で泡沫政党になってしまいかねない。

多様性のある考え方ができる政党なので、今後に期待したいです。


まとめ

全体を通して、今回の衆議院選挙は結果として

自民党には投票したくないが、立憲民主党にも投票したくない

という人たちの受け皿が「日本維新の会」になった

と考えていましたが、

よ~く見てみると、その本質はどうも違うようですね。

自民党に投票したくないが、立憲民主党にも投票したくない

だったら、日本維新の会に投票するくらいなら自民党に投票しよう

という投票行動が、この結果に結びついたと考えた方がしっくりくると私は考えます。

いずれにしても、新しく国会での活動を行う代議士には

すべての国民の暮らしや命において、安心と安全を担保する

という、政治家本来の責務を全うしてもらいたいですね。

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