今回の「よもやま話」は
【新語流行語大賞2022】
ノミネートされた言葉の意味や由来、いくつ知っていますか?
毎年開催されている「ユーキャン新語流行語大賞」
今年も多くの新語や流行語が生まれ、ノミネートされていましたね。
先日その「年間大賞」の発表がありました。
ノミネートされた新語流行語は、毎年同じで30個。
その中から選出された10個の新語流行語がコチラ。
そして、栄えある「年間大賞」に輝いたのが「村神様」。
シーズン最多であり、日本人としても王貞治選手を抜く56本の本塁打を記録し22歳にして3冠王に輝く東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手に関するものが受賞となりました。
今年の活躍を考えたら納得ではありますが、そもそも新語流行語になっている言葉の意味って、よく知らないものの方が多いように感じます。
そこで今回は、年間大賞を含め、ノミネートされた言葉の意味をどれくらい知っているのかを、あなたと一緒に見ていきたいと考えます。
言葉は文化であり、世相を映す鏡のようなものだと言った人もいますし、これを知ることで、ある意味で「今年はどんな年だったのか」を振り返るきっかけになるのではないでしょうか?
「そのままやん!」や「へぇ~」と感じるものもあるかもしれません。
堅苦しいことは抜きにして、ゆっくりくつろぎながらぜひ最後までご覧ください。
それでは始めていきましょう!
2022年にノミネートされた新語流行語。その意味を一緒に考えましょう
令和4年12月1日、午後2時に発表された「新語流行語大賞」
審査結果は、このようになっていました。
まずは、年間大賞からその意味を一緒に考えていきましょう。
村神様
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手の活躍から誕生したこの言葉。
元々は2019年、村上選手がチームの中軸として活躍し始めた辺りから「村上様」と呼ぶファンがいたのですが、2021年にリーグ優勝と日本一に輝いたチームの主軸となり大活躍を果たすと「村上様」から「村神様」へと進化し、この言葉が生まれたようです。
3冠王とは「本塁打・打率・打点」の3つがリーグトップの成績ということになるのですが、2022年の村上選手は「本塁打:56本、打率:3割1分8厘、打点:134」でリーグトップ!チームにとってもファンにとってもまさに「神様」のような存在ですよね。
今後の益々の飛躍に期待したいです。
キーウ
ウクライナ共和国の首都の呼称。
ロシアによる侵攻が始まった当初は「キエフ」という呼称でしたが、キエフというのはロシア語の呼称であり、ウクライナ語の呼称が「キーウ」だったことから令和4年3月31日に外務省がウクライナ政府に意向を確認した上で変更されました。
これ以上人々を悲しみや苦しみに巻き込むことのないよう、一刻も早い停戦・終戦を切に願いたいですよね。
きつねダンス
発案者は元ファイターズガールで現在球団職員の尾暮沙織さん。
画像引用元-ONE STEP NEWS,北海道新聞
2020年に「The Fox」の動画に釘付けとなり、同曲をファイターズガールのダンスに使用するアイデアを温めていたとのこと。
動画はコチラ。
きっかけはキタキツネをモチーフにした球団マスコット「フレップ・ザ・フォックス」(通称フレップ君)のキッズ向けパフォーマンス探しであり、約2年前に楽曲を見つけ出し「耳になじみやすいメロディーで『これだ!』と思った」と語られています。
現在もなお大人気のダンス。
忘年会や新年会などで盛り上がりそうですよね。
国葬儀
本年7月、奈良市内において凶弾に倒れた故・安倍晋三氏を悼み執り行われた葬儀の名称。
「内閣府設置法」に基づいて「国の儀式として閣議決定さえすれば行える」と位置づけ、令和4年9月27日に行われました。
国葬ではなく国葬儀としていますが、違いとしては「喪に服すために休みにする」や「半旗を掲げ自粛する」などといった「国民の権利を侵害するかしないか」のみのようで、基準などは明記されていないようです。
外交などによる功績によって「英雄視」される一方、友人や後援会などへの忖度、統一教会とのズブズブともいえる関係性などが問題視され、葬儀が終わった今でも賛否が分かれています…
宗教2世
特定の宗教を信仰する親などの家族や宗教的集団の元で、その教えの影響を受けて育った子ども世代のことを指す呼称。統一教会による献金問題などについて地上波を通して会見で語られた「小川さゆりさん」の存在から注目を集めた言葉です。
政教分離という言葉が形骸化している現世の日本。
「誰のために政治はあるのか」という政治の根幹部分が抜け落ちているような輩には、一刻も早く退場していただきたいものですし、1人でも多くの人が苦しみから解放されることを切に願います。
知らんけど
確証のもてないことについてぼやかす意味合いのある結び言葉であり、関西地方ではこの言葉が既に数年前から流行していました。
使い方を例に挙げると
「あの人お堅いイメージあるけど、実際はかなりのヤリ手らしいよ。知らんけど」
といった感じでしょうか。
良く知らないのであれば言わなきゃいいのに…
そういう感情が湧き立つ人もいるでしょう。
確かに真面に話を聴いている人ほど「イラっとする」言葉ではありますね…
スマホショルダー
その名の通りスマートフォンを入れるためのショルダーバッグのことですが、実はスマホを専用に入れるものから財布と合体した形のものまで様々なタイプがあるようです。
用途に分けて使いこなせる人には便利に感じるでしょうが、50をとうに過ぎている筆者からすればある意味「えぇ~っとスマホは何処に入れたかなぁ…」や「このカバンに入ってないということは…家に忘れてきたかも…」といったある意味「混乱のタネ」にしか感じられません…
てまえどり
消費者が食品を購入してすぐに食べる場合に、商品棚の手前にある販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ行動を指す言葉。
最近コンビニなどでも「てまえどり」とのラベルを良く見かけます。
昔は「少しでも長く使えるように」と、陳列されている商品の奥から取り出して購入することがありましたが、最近はどうなのでしょうかね?
ヤクルト1000
生きて腸内まで到達する「乳酸菌シロタ株」が1本(100ml)あたり1000億個入った乳製品乳酸菌飲料のことであり、2021年4月にヤクルトから全国発売されています。
一時的な精神的ストレスがかかる状況での「ストレス緩和」や「睡眠の質向上」の機能があるとされたことがあり、爆発的人気を誇っていましたが現在は落ち着いているようです。
機能については現状ではエビデンスが揃っていないのではっきりとしたことは言えませんが、腸内環境を整えることは良いことだと筆者は考えますので、適度な運動と姿勢を正すこと、しっかり食べて水分摂ってゆっくりと身体を休めることを含め、健康に留意したいものですよね。
悪い円安
円安自体にメリット・デメリットはあるのですが、現世からすれば「悪い面が目立つ円安」であるということでこの言葉が流行したと考えられます。
今般の感染症や戦争などの影響によって輸入する品物や原材料、燃料などが高騰し、それに付随する製品や商品が値上げされていく状態が数年来続いていますよね。
特に現状の日本では賃上げすら真面にされていないことを考えた場合、悪い円安の流れがいつ転換されていくのかは不透明であり、何とも腹立たしい限りです。
いずれにしても、国民全体でいい流れを作るべく、下劣な政治屋に立ち向かっていかなければならないと筆者は考えます。
まとめ
今回は
【新語流行語大賞2022】
ノミネートされた言葉の意味や由来、いくつ知っていますか?
と題してお伝えしました。
率直に言って、あなたはいくつ知っていましたか?
全部知っていた人は「私こそ今年のトレンド」といっても良いでしょう。
ただ…
中には「こんなの流行ってた?」というものがあるかもしれませんね。 選考する人のさじ加減というのもあるのでしょうが、何はともあれ今年を彩った言葉の数々ですので、この機会に覚えておいて損はないでしょう。
言葉は文化を創ります。
素敵な日本語を大切にしながら、大いに言葉を楽しんでいきましょう!
コメント