【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回、あなたの心に届けたい楽曲は
櫻坂46 の 五月雨よ です。
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をあなたに届けます。
甘酸っぱい青春の想い出が胸いっぱいに広がる楽曲
2022年4月6日に正式発表されるこの曲。
2022年3月10日に先行配信としてYouTubeなどで公開されました。
晴れ渡る空に薄いフィルターがかかったようなメロディーラインが、清々しさの中にどことなくモヤモヤとした感情の揺れ動きを表現。メンバーの透き通るような歌声とも相まって、もどかしさや切なさをこれでもかと感じさせる歌です。
切なさにおいての意味合いでは「欅坂46」時代に発表された「二人セゾン」とリンクする感じがする、甘酸っぱい青春の想い出が胸いっぱいに広がる楽曲だと筆者は考えます。
歌詞の意味を考察!愛ではなくずっと恋していたい想いの真意とは?
この歌の本質は「主人公が本当に望むのは愛なのか?恋なのか?」
歌詞を考察していくにつれてはっきりとしてきます。
結論を先にいえば表題にある「愛よりもずっと恋していたい想い」になるのですが、その真意について、これからお伝えしていきますので歌詞を一緒に見ていきましょう。
五月雨よ 教えてくれ
曇り空に 叫んでた
止むつもりか? 止まないのか?
先のことは わからないまま
五月雨式に 好きになってく
引用元- https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sakurazaka46/samidare-yo/
五月雨とは「陰暦五月ごろに降る長雨」のことであり
五月雨式とは「断続的に続く物事」を指す言葉です。
彼女のことが好きなのは自分では分かっているけれど
それを伝える勇気を今、持ち合わせていない…
彼女の気持ちを知りたいけれど
それを知ることが怖くて踏み出せない…
長く降り続く五月雨の中に
彼女への想いを募らせていく主人公。
そんなイメージですよね。
ここからの歌詞では
主人公の揺れ動く心の様子が見て取れます。
一緒に見ていきましょう。
言葉にしてしまえば 楽かもしれないけれど
自分の方からなんて 絶対に言い出せない
はっきりとしないのは 天気も気持ちも同じ
風向き どっちつかず
僕は友達のままでいい
だから心の内側で 雨宿りして
雲の切れ間 太陽をここで待つ
引用元- https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sakurazaka46/samidare-yo/
主人公の「傷つきたくない心情」が読み取れます。
ずっと動き出せないでいる自分に「僕は友達のままでいい」と一応結論づけて歩き出そうとしているものの「雲の切れ間」や「太陽を待っている」という所を深掘りすると「彼女の方から目の前に現れるのを待っている」ようにも見えますよね。
五月雨よ 晴れた後から
愛しさが 込み上げてくる
見上げたって 変わらないのに
どこかに虹 期待してしまう
引用元- https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sakurazaka46/samidare-yo/
虹は「架け橋」をイメージさせるので「僕と彼女の想いをつなぐ架け橋」ということになるでしょう。曇り空から晴れ渡る空の向こうに彼女の笑顔を投影している感じがしますが、立ち止まっている以上、状況は「変わらない」ですね…
五月雨よ 切なくなる
いつの日かは いつ来るんだ?
広げられない 傘を持ってる
今すぐに 会いに行くために
どんな時も 絶えることない
永遠を 愛と信じてる
引用元- https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sakurazaka46/samidare-yo/
「いつの日か」とは「彼女の想いを知る日」か、「恋が愛に変わる日」なのか。
「傘」は「相合傘」をイメージさせるので「少しでも彼女の側にいたい」という想いが感じられます。
しかしながら「広げられない傘」なので、気持ちをオープンにできない主人公の心情が見て取れ、「動き出せないもどかしさ」を現していますよね。
はっきりしないって、本当にもどかしいですね…
その割に「どんな時も絶えることない永遠を愛と信じてる」ことは素晴らしい考え方。
だったら「想いを伝えたらいいのに…」と、誰もが感じるのではないでしょうか。
この後の歌詞では、さらに主人公はもどかしさを加速させていきます。
さらに続きを見ていきましょう。
止まない雨はない 誰もがそう言うけれど
本当に“そう”なのか?
君にどんどん惹かれてく
今このドアを開けるのか? 諦めるのか?
意気地なしの自分に問いかけてみる
引用元- https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sakurazaka46/samidare-yo/
彼女との関係を大切にしたいと思うがあまり
色々なことを考え過ぎてしまっているように感じられますよね…
苦しいよ 君を思うと
一方的で 息もできない
中途半端は 嫌いだけど
どちらかに 決められない
引用元-https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sakurazaka46/samidare-yo/
ずぶ濡れに なってもいい
不安の中 飛び出すべきだ
その勇気が 僕にあったら
雨だって きっと怯むだろう?
何もせずに 厚い雲に
覆われていちゃ 君に伝わらない
引用元- https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sakurazaka46/samidare-yo/
「独りよがり」といった心情が読み取れますね。
この段階では、主人公が彼女との関係を
最高でも「友達以上恋人未満」として望んでいるように見えます。
どうしてそう見えるのか?
恋人としての関係を望むのならば、しなければいけないことが分かっている。
にもかかわらず「友達」の域を自分から出ようとはしないからです。
モヤモヤしたどっちつかずの想いを断続的に続く「五月雨」と同じくして
今、自分が抱いている想いに苦しんでいるよりは
むしろ「楽しんでいる」ように筆者は感じます。
そのことを決定づけるのが、大サビに差し掛かる部分と最後のフレーズに現れています。
小雨になった
止むかな?
引用元-https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sakurazaka46/samidare-yo/
答えなんか 出るわけない
それが恋だ
引用元-https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sakurazaka46/samidare-yo/
雨よ止むな
引用元-https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sakurazaka46/samidare-yo/
この歌の本質の部分「主人公が本当に望んでいるのは愛なのか?恋なのか?」
主人公のすべての想いが最後の「雨よ止むな」に集約されているとすれば、主人公の本当の想いは「愛よりもずっと恋していたい想い」だという結論にたどり着くのではないでしょうか。
まとめ
今回は
櫻坂46 の 五月雨よ
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質についてお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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