【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
Mrs.GREEN APPLE の ライラック です。
この記事では「ライラック」という楽曲について
曲のイメージやタイトル、印象的な歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。
どうぞ最後までご覧ください。
楽曲紹介ならびに楽曲を聴いた筆者のイメージ・感想
日本の男性3ピースロックバンド「Mrs.GREEN APPLE」が
みかわ絵子さん原作のアニメ「忘却バッテリー」の主題歌として
書き下ろしたこの曲。
概要・あらすじ
かつて中学硬式野球界で誰もが恐れた天才バッテリー・清峰葉流火と要圭。中学時代に彼らと対戦した山田太郎は野球を辞める決意をし、野球部のない小手指高校に進学する。だがそこで出会ったのは、記憶喪失により野球素人となった要と、それにくっついて入学してきた清峰だった…
引用元-Wikipedia
乾いたビートで進行していくメロディライン。イントロからAメロに疾走感を、Bメロに揺れ動く心の動きや内に秘めたる感情を想起させ、サビで一気に感情を爆発!といった“J-POPの王道”を行くサウンドが最後まで心をくすぐり、甘酸っぱい青春の爽快感溢れる楽曲だと筆者は感じました。
サビで歌われるファルセットが何とも心地よく耳に届きますね…
聴き込むほどに心が洗われ、温かな気持ちが包み込み、癒されていきます。
楽曲タイトル「ライラック」に込められた想い
楽曲タイトル「ライラック」
フランス語で「リラ」とも呼ばれ、毎年春に白色や紫色の花を咲かせる美しい花で、花言葉は「若き日の思い出」、「青春の喜び」、そして「友情」です。
歌詞の中にある「朝方の倦怠感 三番ホーム 準急電車」や「朝方の疎ましさ ズラして乗る急行電車」といったフレーズに通学の時の心情が。
「僕らは何を経て 何を得て大人になってゆくんだろう」、「僕らは何のために 誰のために傷を増やしてゆくんだろう」といったフレーズに学生生活における正解のない課題に悩む様子などが窺え、様々な想いを「ライラック」というタイトルに託していると筆者は考えます。
このことを踏まえ、次の章「歌詞考察」に向かいます。
どうぞ続きをご覧ください。
歌詞の意味を考察!「悩みや苦しみをも楽しめ!青春は一度きり」
では、皆さんお待ちかねの歌詞考察に入ります。
印象的な歌詞と考察を一緒に見て行きましょう!
※歌詞全文については、コチラからご覧いただけます。
限りある数字が減るように
美しい数字が増えるように
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
限りある数字とは「寿命」を表し、美しい数字とは「思い出の数」を表している考えれば、次の歌詞が意味することにつながって行きます。
思い出の宝庫
古いものは棚の奥に
埃を被っているのに
誇りが光って見えるように
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
思い出の宝庫とは「記憶」であることを踏まえ
後の歌詞と合わせて考察すると、こんな感じになるでしょう。
新しい経験が古いものを記憶のいう名の棚の奥へ奥へと押し込んでいくので、中には埃を被ったものもあるだろうけれど、今、自分が生きている証となるものは、どんなに埃まみれであっても“誇り”という名の光をキラキラと放ち、私の心と身体の中に自信と勇気を漲らせてくれる。
さぁ!サビへと向かいますが
この部分が、この歌が伝えたい想いの本質になりますので
前半と後半に分けて考察を解説していきたいと考えます。
青に似たすっぱい春とライラック
君を待つよ ここでね
痛みだす人生単位の傷も
愛おしく思いたい
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
前半部分の冒頭にある「青に似たすっぱい春」とは何なのか?
青春のイメージを「甘酸っぱさ」で表しているとするならば、青春期を過ぎた自分がふと「あの頃」に想いを馳せる時に感じるピュアな心情のことではないかと筆者は考えます。
それは、先程お伝えしたライラックの花言葉へとつながり、『あの時告っておけばよかった…』や『あの頃の私は、輝いていたのになぁ…』などといった後悔の念(人生単位の傷)をも“大切な思い出”として愛おしく想いながら、共に過ごした仲間のことを考えている…
そんな情景が浮かんでくるのではないでしょうか。
探す宛ても無いのに
忘れてしまう僕らは
何を経て 何を得て
大人になってゆくんだろう
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
後半部分の冒頭から2行。
「探す宛ても無く忘れてしまう」ということから
「目まぐるしく過ぎていく日々に翻弄される様子」が窺えると筆者は考えます。
そして後の2行は
「何を経て」、「何を得て」大人になってゆくのか?
という問いかけになっています。
正解のない課題ではありますが、あえて答えを用意するとすれば
「経験を経て」、「思い出を得て」になるのではないでしょうか。
だからこそ青春時代のすべての喜怒哀楽、経験、思い出を大切に胸に抱きながら、大人へと成長していこうとする決意が込められていると筆者は考え、この歌が伝えたい想いの本質を「悩みや苦しみをも楽しめ!青春は一度きり」だとしているのです。
2番以降の歌詞が、それを示してくれていますよ。
一緒に考察を見て行きましょう。
我儘が拗れた美徳
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
我儘が拗れた美徳とは何なのか?
筆者は「意固地」からの「独りよがり」だと考えます。
孤独を感じることによる不安から逃れるために作ってしまう「殻」
あれこれ考えあぐねるけれど、確かな答えなど出せるはずもない。
このままではいけない… そう思うようになって
いろんなことに気づいていく僕の様子が
この後の歌詞に描かれています。
不完全な思いも
如何せん大事にしたくて
不安だらけの日々でも愛してみる
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
感じた事のない
クソみたいな敗北感も
どれもこれもが僕を
つき動かしてる
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
気づいたことで、僕は「ある行動」を起こし
どんどん心と身体が前向きな思考になっていく様子が
この歌詞に表されています。
鼓動が揺らすこの大地とハイタッチ
全て懸けた あの夏も
色褪せはしない 忘れられないな
今日を生きる為に。
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
“どんな時も澄み渡り、心を輝かせてくれる青空”
“高く跳べるようにしっかりと支えてくれる大地”
その優しさとぬくもりに包まれながら、今日も僕は生きている…
これまで僕を見守り、支えてくれた人たちの想いに
これまで培ってきた経験に、仲間と共に過ごした思い出に
もう一度“ハイタッチ”することで、明日への勇気と力をチャージだ!
こんな感じです。
雨が降るその後に
緑が育つように
意味のない事は無いと
信じて進もうか
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
答えがない事ばかり
だからこそ愛そうとも
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
あの頃の青を覚えていようぜ
苦みが重なっても光ってる
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
割に合わない疵も認めてあげようぜ
僕は僕自身を愛してる
愛せてる。
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
最後の「愛せてる」は“愛せるようになっている”という言葉であり、愛せるようになったのは、あの頃、あの夏、あの青春時代に苦楽を共にして過ごした仲間との「経験」を経た「思い出」を得ていたから。
成長し、大人になって、あの頃には戻れない悲しみはあるけれど
いつまでもその時の思いを大切にして生きていきたい…
だからこそ今、青春時代を過ごしているみんなに伝えたい
“青春は一度きり。どんなつらいことも思い切り楽しんじゃえ!”と。
これが、本質とした
「悩みや苦しみをも楽しめ!青春は一度きり」の真意です。
まとめ
今回は Mrs. GREEN APPLE の ライラック について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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