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【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS
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今回は、米津玄師さんの「BOW AND ARROW」を考察します。
日本の男性シンガーソングライター、音楽プロデューサー「米津玄師」さんが、講談社「アフタヌーン」に連載されている、つるまいかださん原作のアニメ「メダリスト」の主題歌として書き下ろしたこの曲。
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アニメ「メダリスト」とは?
フィギュアスケートを夢見る少女と
フィギュアスケートの夢を諦めた青年がタッグを組み
栄光の“メダリスト”を目指すスポーツアニメ。
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疾走感に満ち溢れたメロディは、リンクを颯爽と滑りながら華麗に舞う姿を想起させ、最後に聴き届く音が、フィニッシュ後に飛散する氷や汗をイメージさせるといった、何とも爽快な楽曲ではないでしょうか。
今回は、そんな「BOW AND ARROW」という楽曲について
楽曲タイトルや歌詞の意味を筆者独自の視点で徹底考察!
その中で筆者が感じた、この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
どうぞ最後までご覧ください。
楽曲タイトル「BOW AND ARROW」が意味するものは?
楽曲タイトル「BOW AND ARROW」
BOWは「弓」、ARROWは「矢」ということで
そのまま訳すと「弓矢」になります。
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静寂の中で心を研ぎ澄まし、全集中させた瞬間、時速200㎞以上の速度で放たれた矢は、大きな夢と希望を乗せて“ど真ん中”を射抜く…そんなイメージが浮かんできますよね。
そして、「BOW AND ARROW」は“それぞれ単体では使えない”ものであり、“2つが合わさってこそ力を発揮する”ことから、主人公である結束いのりとコーチとなる明浦路司を表していると考えられます。
だとすれば、タイトルが意味するものとして
こんなことが言えると筆者は考えます。
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- 夢を実現させるため、“矢”のように突き進むいのり。
- それを“弓”のように極限まで可能性を引き上げ、後押しする司。
- 2人の想いの支点になるのが「フィギュアスケート」であり
- 放たれた矢の行き着く先である「的のど真ん中」が“夢(メダリスト)”
これを踏まえ、「歌詞考察」へと向かいます。
どうぞそのまま読み進んでいってください。
歌詞の意味を考察!想いを一つに放たれた閃光
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では、歌詞考察に入ります。
印象的な歌詞とともに考察をご覧ください。
気づけば 靴は汚れ
錆びついたもの 葉をつたう雨
憧れはそのままで 夢から目覚めた先には夢
聴こえたその鳴き声 消え入る手前のむせぶ空へ
憧れのその先へ うずくまる君を見つけるため
「BOW AND ARROW」 米津玄師 歌詞引用
挑み続ける中での葛藤と成長
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気づけば 靴は汚れ
錆びついたもの 葉をつたう雨
「錆びついたもの」「雨」といった歌詞が『諦め』『涙』をイメージさせることから、フィギュアスケーターとしての未来を諦め悔しさと情けなさに暮れる司の心情を表した歌詞だと筆者は考えます。
憧れはそのままで 夢から目覚めた先には夢
聴こえたその鳴き声 消え入る手前のむせぶ空へ
憧れのその先へ うずくまる君を見つけるため
フィギュアスケーターを目指すいのりとの出会いをきっかけに、再びフィギュアへの想いを熱くし、『いのりには、決して自分と同じ運命を辿らせまい』と奮起する司の心情が読み取れるのではないでしょうか。
「憧れはそのままで 夢から目覚めた先には夢」という歌詞には、夢を単なる憧れではなく、現実として追い求め続けるべきものであることを示しています。
様々な葛藤があろうとも、それを乗り越えて成長し
挑み続けることで、夢を現実のものにするのだ!
というメッセージが込められていると筆者は考えます。
目標に向かう衝動と決意
行け 行け 追いつけない速度で
飛べ インパルス加速して
行け きっとこの時を感じるために
生まれてきたんだ
「BOW AND ARROW」 米津玄師 歌詞引用
行け 行け 追いつけない速度で
インパルス加速して
行け きっとこの時を感じるために
生まれてきたんだ
インパルス(衝動)に突き動かされ、迷いなく夢に向かって突き進むことの重要性を示し、夢を現実のものにしようという決意の下、ひたむきに取り組む自分の姿を俯瞰して見た(この)時、何とも言えない充実感を覚える様子が見て取れます。
希望と未来への突き進み
未来を掴んで 期待値を超えて
額に吹きさす風
今に見なよ きっと君の眩しさに
誰もが気づくだろう
相応しい声で 視線追い越して
虚空を超えてゆけ
見違えてく君の指から
今 手を放す
「BOW AND ARROW」 米津玄師 歌詞引用
未来を掴んで 期待値を超えて 今に見なよ きっと君の眩しさに 誰もが気づくだろう 虚空を超えてゆけ
これらの表現から、迷いや困難を乗り越え、前へ進むことの大切さが強調されています。また、「今に見なよ きっと君の眩しさに 誰もが気づくだろう」 という部分は、挑戦し続けることで自分自身の輝きを証明できるというメッセージを感じさせるのではないでしょうか。
ここまでが1番の歌詞考察になります。
2番以降の歌詞も、こんな感じで考察を進めていきますね。
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自問自答を繰り返し、夢と現実とのギャップを跳ね除ける
気づけば謎は解かれ 木目ごと見慣れた板の上
あの頃焦がれたような大人になれたかな
「BOW AND ARROW」 米津玄師 歌詞引用
そう 君の苦悩は 君が自分で選んだ痛みだ
そして掴んだあの煌めきも 全て君のものだ
「BOW AND ARROW」 米津玄師 歌詞引用
前半の歌詞は、夢を追いかけていた頃の自分と経験を積み成長した自分を比較する様子から、夢を追い続けてきたものの『本当に理想通りの自分になれたのか?』という一抹の不安や戸惑いを感じているように思えます。
この問いかけに対する自分なりの答えが後半の歌詞になり、『これまでひたむきに突き進んできたことは、決して間違っていない』という結論から、さらに夢を実現するため、思いを加速させていく様子が表されていると筆者は考えます。
BOW AND ARROW-いのりと司の想いを一つに!
僕は弓になって 君の白んだ掌をとって強く引いた
今 君は決して風に流れない矢になって
「BOW AND ARROW」 米津玄師 歌詞引用
行け 決して振り向かないで
もう届かない場所へ
行け 行け 君はいつだって輝いていた!
「BOW AND ARROW」 米津玄師 歌詞引用
この部分が、楽曲の核心部分。
伝えたい想いの本質が表されています。
僕は弓になって 君の白んだ掌をとって強く引いた
今 君は決して風に流れない矢になって
弓(BOW)が司であり、矢(ARROW)がいのりであることは明白ではありますが、思いが同じだと考えた時、お互いの夢を実現すること、お互いが夢を実現させることになっているとも考えられますよね。
その夢とは”フィギュアスケーターとして輝くこと”であり
それは、それぞれが幼い頃から抱いていた夢。
ここでキーワードになるのが、アニメのタイトル「メダリスト」
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いのりと司の想いや夢が”メダリスト”という的のど真ん中を射抜く。
それは、いのりをメダリストにすること、いのりを輝かせることという思いがあると同時に、司が成し得なかった夢を実現させることや、司が憧れ、夢に見たフィギュアへの熱い想いと努力は決して間違っていなかったという輝きを表しているのではないでしょうか。
以上のことから、筆者はこの歌が伝えたい想いの本質を
想いを一つに放たれた閃光であるとしているのです。
まとめ
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今回は 米津玄師 さんの BOW AND ARROW について
楽曲タイトルや歌詞の意味を徹底考察!
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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