
【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS

今回あなたの心に届けたい楽曲は
秦基博さんの楽曲「ずっと作りかけのラブソング」です。
2025年3月7日公開予定で笑福亭鶴瓶さん、原田知世さん主演の映画
「35年目のラブレター」の主題歌として書き下ろされたこの曲。

孤独の中で抱え込んだ凍える程の悲しみは
愛する人の優しさや温もり、支えによって
ゆっくりと溶け始め、やがて喜びと笑顔に変わっていく
愛するあなたと出会えて、本当に幸せです…
そんな想いが、楽曲全体から感じられる「名曲」だと筆者は感じます。
今回は、そんな「ずっと作りかけのラブソング」という楽曲について
タイトルや歌詞の意味を筆者独自の視点で徹底考察!
この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
どうぞ最後までご覧ください。
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楽曲タイトル「ずっと作りかけのラブソング」が意味するものとは?

“読み書きのできない夫と幸せを教えてくれた妻が歩んだ人生”
これが、映画の概要になるのですが、“35年目のラブレター”という映画であることから、ラブソング=ラブレターであることが分かりますよね。

タイトルにある「ラブソング」は、映画のタイトルにもある「ラブレター」と重なります。互いを思い合い、共に生きてきた年月のすべてを込めた愛のメッセージ。しかし、それを綴ることは簡単ではありません。


「読み書きができない僕」が、愛する妻への想いを伝えようと、一念発起して字を覚え、何度も何度も書き直しながら手紙を綴る——その過程には、葛藤やもどかしさ、そして深い愛情がにじんでいます。
“作りかけ”という言葉には、未完成であること、試行錯誤の途中であることが込められています。しかし、それは単なる未完成ではなく、「想いが強すぎて、どこまで書けばいいのかわからない」——そんな切実な心情が映し出されているのではないでしょうか。
また、妻が35年に亘って夫の心を優しく包み込んできた愛情に応えるため、夫が一所懸命に綴ったラブレターは、ある意味「ジグソーパズル」のようになっているのかもしれません。

「笑顔」「涙」「ケンカ」「やすらぎ」——
そんな想い出のピースを組み合わせながら、築いてきた愛を確かめていく。
しかし、その中でどうしても埋まらないピースがあるとすれば——
それは、妻が生きたかった未来にあるのかもしれません。
「ずっと作りかけ」というタイトルには
そんな切なくも温かい想いが込められていると筆者は考えました。
こういったことを踏まえ「歌詞考察」へと向かいます。
どうぞ続きをご覧ください。
歌詞の意味を考察!伝えたい想いの本質とは?

それでは歌詞考察に入ります。
全体を通していえることは
楽曲自体が夫から妻へのラブレターになっているということ。
印象的なフレーズをピックアップしながら
この歌が伝えたい想いの本質に迫っていきますね。
※歌詞の一部を引用して考察を進めていきます。
全文を知りたい方は、以下のリンクからご確認ください。

長い年月を共にした二人の愛—言葉にできないもどかしさ
君は 遠い夏の光 巡る春の息吹
止まない秋の雨 そして 儚く溶ける冬の風花「ずっと作りかけのラブソング」 秦基博 歌詞引用
50音を今 どう紡いだら伝わる
「ずっと作りかけのラブソング」 秦基博 歌詞引用
ありがとう あいしてる ごめんね
曲の冒頭では、「君」を四季にたとえています。
これは、長い年月を共に過ごした夫婦の関係性を表しているように感じられます。
また、「50音をどう紡いだら伝わる」とあるように、主人公は言葉を尽くして想いを伝えようとするけれど、「ありがとう」「あいしてる」「ごめんね」といったシンプルな言葉でしか表現できないもどかしさも描かれています。
楽譜には収まりきらない想い―変わり続ける愛のかたち
五線譜にとても おさまりきらないほどの
「ずっと作りかけのラブソング」 秦基博 歌詞引用
いとしさが さみしさが あふれる
君が笑うだけで
「ずっと作りかけのラブソング」 秦基博 歌詞引用
また新しい彩りが はじめて知る感情が ひろがる
「五線譜におさまりきらないほどの いとしさが さみしさが あふれる」
これは、楽譜という“枠”には収まらない、無限の愛情や想いがあることを示しているのではないでしょうか。
そして、「君が笑うだけで また新しい彩りがひろがる」というフレーズ。
これは、二人の人生が今もなお変化し続けていることを表しているように感じます。
「ずっと作りかけのラブソング」が伝えたい想いの本質

筆者が歌詞の中から2つの歌詞群をピックアップしたのは
前半が「歌詞」を表し、後半が「メロディー」を表していることにあり
この2つが融合して「ラブソング」になっていると考えたからです。
言葉にできないもどかしさと変わり続ける愛のかたち
想い出があればあるほど、愛が深ければ深いほど、紡ぐ言の葉(歌詞)は溢れ、漢字や仮名が混じり合い、彩り(メロディー)として奏でられていくけれど、結局伝えたい想いは…
こういった心情が込められているように筆者は感じました。
このことから、この曲は「愛が完成することはない」というメッセージを
私たちにメッセージとして伝えているのではないでしょうか。
愛は形を変えながら、ずっと続いていく——
だからこそ、「ずっと作りかけ」なのだ…
これが、この歌が伝えたい想いの本質だと筆者は考えます。
まとめ

今回は、秦基博さんの楽曲「ずっと作りかけのラブソング」について
タイトルや歌詞の意味を筆者独自の視点で徹底考察!
この歌が伝えたい想いの本質に迫りました。
秦基博さんの「ずっと作りかけのラブソング」は
長年連れ添った夫婦の愛を描いた楽曲です。
映画『35年目のラブレター』と共鳴しながら
人生を共に歩んだ二人の物語を繊細に紡ぎます。
愛する人へ伝えたい想いは尽きることがなく、だからこそ言葉を綴り続ける——そんな深いメッセージが、この曲には込められているのではないでしょうか。
ぜひ、映画と併せてこの楽曲をじっくり味わってみてください。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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