【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
スピッツ の ときめきPart1 です。
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。
「あなたはあなたでいいんだよ」と優しくささやきかけるような歌声とメロディー
引用元-YouTube
ノスタルジックなサウンドとエモーショナルな歌声が私たちを魅了する、日本の4人組ロックバンド「スピッツ」が令和5年5月17日に発表したアルバム「ひみつスタジオ」の11曲目に収められているこの曲。
引用元-音楽ナタリー
令和5年6月9日より全国一斉上映される、田島列島さん原作、広瀬すずさん主演の映画「水は海に向かって流れる」の主題歌でもあります。
(C)2023年映画「水は海に向かって流れる」製作委員会(C)田島列島/講談社
映画の内容からすれば愛に傷つき恋に怯える人の心を優しく包み込むイメージであり、現世においては「あなたはあなたでいいんだよ」と優しくささやきかけてくれる歌声とメロディーのように筆者は感じました。
素敵な楽曲ですよね。
歌詞の意味を考察!初恋は愛を知る旅のはじまり
さて、歌詞考察に入ります。
楽曲タイトル「ときめきPart1」は、ときめきという言葉の意味「胸の高鳴り」から「心惹かれる人」と解釈し、その第1章「初めて」、「はじまり」との意味合いから「初恋」であると筆者は考えて考察を進めていきますので、皆さんもその心積もりで最後までご覧くださいね。
それでは早速、1番の歌詞から一緒に見ていきましょう。
会うたびに苦しくて でもまた会いたくなるよ
カラクリはわかってんだ 素直になれないだけさ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/spitz/tokimeki-part1/
恋のはじまりを連想させますよね。
好きなのに好きといえない…
毎日でも会いたいけれど、会いたい気持ちを伝えられない…
あなたにもそんな経験があるでしょう。
素直にさえなれればいいだけなのに、素直になれない自分がいる。
この部分が「カラクリ」だと歌詞にはありますが、この本質は何なのか?
ありのままの自分を見せることの怖さだと筆者は考えます。
こんな私に恋してくれるだろうか…
こんな私を受け入れてくれるだろうか…
これが邪魔をして、想いにブレーキをかけてしまう。
ありのままの自分を受け止めてくれる人なんて、なかなかいないのではないだろうか…
そんな想いを打ち破ってくれる様子がBメロに描かれています。
泥まみれ 君が投げたボール 素手で受け止めて
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/spitz/tokimeki-part1/
ボールは「純粋な想い」と解釈し、それが「泥まみれ」になっているのは、これまでに経験してきた苦しみや悲しみなどでコーティングされている状態を表しているのではないでしょうか。
泥まみれのボールを素手で受け止めてしまえば当然、受け止めた手は泥まみれになり、場合によっては飛沫で顔などに泥がついてしまうかもしれませんが、ボールの泥は少し落ちて、本来のボールの色や形が見えることでしょう。
その本来のボールの色や形こそが「ありのままの姿」であるとすれば、純粋でありのままの姿を分かり合える人との出会いが、この部分に描かれていると筆者は考えます。
さぁ!サビへと向かいましょう。
ときめいてる 初めて? 怖いくらい
幸せはいつだって 届かないものだと
塗りつぶした小さい夢を ちゃんと描くため
白いページ ゆっくりと開いてく
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/spitz/tokimeki-part1/
初めて感じる胸の高鳴り。加速する想いと鼓動。
ありのままの私を知られることに憶病になり、素直な感情を胸の奥にしまい込んでしまうことを繰り返してきたけれど、あなたと出会えた今、胸の中に在る確かなぬくもりをカタチにしたいと強く想っている…こんな感じになるでしょう。
「白いページをゆっくりと開いてく」という部分からは
初めて抱く感情に戸惑いを隠せない様子を感じ取ることができるのではないでしょうか。
引き続き、2番以降の歌詞を一緒に見ていきましょう。
嫌われるのはヤだな いつしか無口になって
誰も気に留めないような 隙間にじっと隠れてた
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/spitz/tokimeki-part1/
恋する想いが加速するにつれて、どんどん臆病さが増している様子が窺えます。
自分の想いを素直に伝えればいいのに、勝手に自ら段階などを作って相手の出方を見たり、周りの人たちの恋愛を物差し代わりにして自分の恋愛に置き換えてみたり。いろいろやってはみても、結局のところは「独りよがり」なだけ…
自分の殻を打ち破らなければ、何も進展しないのは分かっているけれど…
想いが先走り、言動が空回りする中で
少し心を落ち着かせながら自分を俯瞰する姿がBメロに描かれています。
だけど恋して 後悔は少しもない 光を感じた
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/spitz/tokimeki-part1/
初めて恋というものを覚え、あなたと過ごす日々の中で加速する想い。
その日々の中には一点の曇りなどなく、先の見えない不安などもない。
あるのは、あなたの優しさやぬくもりに包まれ、笑顔になれる未来の光…
そして、2番のサビへと向かいます。
ときめいてる はみ出て ヤバいくらい
無理にはしゃいだあと 坂を転がって
下から見上げた月に 願いを込めて
かすれた声で Stand by Me 歌ってる
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/spitz/tokimeki-part1/
あなたに出会ってから、私の胸の高鳴りはヤバいくらい。
あなたへの想いがどんどん溢れてくる…
まだまだ「ありのまま」が見せられず、あなたの笑顔が見たくてキャパシティー以上に頑張ってしまうけれど、ふと気がつけば口ずさんでいる「Stand by Me」が、今の私の本当の気持ち。
いつまでもずっと側に居てほしい…
こんな感じになるでしょう。
楽曲はいよいよ大サビへと向かいます。
ときめいてる 初めて? 怖いくらい
幸せはいつだって 届かないものだと
塗りつぶした小さい夢を ちゃんと描くため
白いページ わくわく開いてく
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/spitz/tokimeki-part1/
最後のフレーズ「白いページ わくわく開いてく」が
順調な恋を表しているのではないでしょうか。
あなたとの想い出の1つ1つを大切にしたい…
そして、あなたと出会ってからありのままの私へと変わっていく自分を憶えていたい…
そんな心情が見て取れます。
ときめいてる 初めて? 怖いくらい
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/spitz/tokimeki-part1/
アウトロの1行の歌詞は、1番のサビの冒頭と同じですが意味は違っていて、ここがこの歌が伝えたい想いの本質になります。
最後に歌われる歌声に込められた想いが「初めて感じる胸の高鳴り。加速する想いと鼓動」から「愛を知る瞬間」へと進化しているとするならば、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした「初恋は愛を知る旅のはじまり」の真意が分かることでしょう。
まとめ
今回は スピッツ の ときめきPart1 について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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