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【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS
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毎回楽曲に込められた想いを深掘りしてお届けしていますが
今回あなたの心に届けたい楽曲は
マカロニえんぴつ の 然らば です。
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日本のロックバンド「マカロニえんぴつ」が発表したこの曲は、大人気アニメ『アオのハコ』第2クールの主題歌として、多くのファンの心をつかんでいます。
『アオのハコ』は、高校の部活動を舞台にした青春ラブストーリーであり、友情や恋愛の微妙な心の動きが繊細に描かれていますが、この楽曲はまさにその繊細な感情を音楽として表現しており、その歌詞には報われない恋や揺れ動く感情が込められています。
今回は、そんなマカロニえんぴつの「然らば」について
印象的な歌詞の意味を独自の視点で徹底考察します。
特に、アウトロ部分の歌詞がメロディーラインを変えながらリフレインする点が印象的であることから、これがアニメとどのようにリンクしているのかを含め、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。どうぞ最後までご覧ください。
歌詞の意味を考察!「然らば」が描く青春の痛みと希望
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それでは歌詞考察に入ります。
まずは印象的な歌詞を見て行きましょう。
<イントロ>
もう捨てようか
かじかんだ手のなか 転がしてる気持ち
<Aメロ>
くじけるな!踊るように願う
「まだまだ間に合うから」
はだしの心で駆けてゆく
<Bメロ>
伝えられなかった
もう少しこのままが良かったとか
バカのふり疲れたからやめてしまおうかな
<サビ>
たぶん実らない恋かもね
じつに情けない愛だよな
もう、嘘にしてしまうには大きすぎて
また好きだと気づいて 傷ついて
しかたない恋かもな。しかし、わるくない恋なのだ
あなたの生き方や夢を追いかけていたい
見ていたい
<ブリッジ>
捨てようがどうせ拾いに戻る 泳がしてる気持ち
砕けるな!まだまだ足らない不幸も
咲き遅れのシンビジウム 然らば
<大サビ>
たとえ実らない恋でもね じつに情けない愛でもさ
もう、嘘にしてしまうには悲しすぎて
まだ好きだと気づいて 傷ついて
しかたない恋だから。だれもわるくない恋だから
あなたの生き方や夢を追いかけていたい
見ていたい
追いかけていたい あと少し
<アウトロ>
舞い切った千の夏と蒼、遮って蝶になった嘘
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印象的な歌詞から読み取る恋の痛みと希望
恋と友情の狭間で揺れ動く心情
もう捨てようか かじかんだ手のなか 転がしてる気持ち
冒頭の歌詞からは、冷たく凍えてしまった恋心をどうするべきか迷う様子が伝わってきますね。冷え切っているならまだしも、手の中で仄かな温もりを感じる心地よさに触れ、『この想いをどうしたらいいのか…』と思い悩んでいるといった感じでしょうか。
<Aメロ>
くじけるな!踊るように願う
「まだまだ間に合うから」
はだしの心で駆けてゆく
<Bメロ>
伝えられなかった
もう少しこのままが良かったとか
バカのふり疲れたからやめてしまおうかな
Aメロでは「くじけるな!踊るように願う『まだまだ間に合うから』」と前向きな言葉が並んでいますが、Bメロでは「伝えられなかった もう少しこのままが良かったとか バカのふり疲れたからやめてしまおうかな」と、一転して心の葛藤が描かれています。
こういったことから、この部分は
恋と友情の狭間で揺れ動く心情を表していると筆者は考えました。
報われないかもだけど、価値がある恋
たぶん実らない恋かもね じつに情けない愛だよな
もう、嘘にしてしまうには大きすぎて
また好きだと気づいて 傷ついて
しかたない恋かもな。しかし、わるくない恋なのだ
あなたの生き方や夢を追いかけていたい
見ていたい
そしてサビでは「たぶん実らない恋かもね じつに情けない愛だよな」と、報われることのない恋を痛感しつつも「しかし、わるくない恋なのだ」と、それでも相手を想う気持ちに価値があることを認める様子が見て取れます。
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この恋は報われないかもしれないけれど
一緒に過ごした日々と想いはきっと…
この切ないながらも真っ直ぐな想いが楽曲の大きなテーマの一つであり、この歌が伝えたい想いの本質につながっていると筆者は考えました。その真意は後半で。考察を進めます。
ブリッジが示すのは、青春と恋の終わりか。成長と愛への希望か。
捨てようがどうせ拾いに戻る 泳がしてる気持ち
砕けるな!まだまだ足らない不幸も
咲き遅れのシンビジウム 然らば
ブリッジの 「咲き遅れのシンビジウム」 という表現は、遅咲きの恋や、まだ満開になれない感情の象徴のようにも思えます。タイトルの「然らば(さようなら)」とリンクして「遅れてでも咲く恋」「いつかは終わる恋」どちらの解釈もできそうですね。
また「いつかは終わる恋」が、もしかしたら「かけがえのない愛」へと進化するかもしれないといった希望をも感じさせるのではないでしょうか。
アウトロが示す青春の終わりと新たな始まり
舞い切った千の夏と蒼 遮って蝶になった噓
このアウトロ部分が、メロディーラインを変えながら何度もリフレインされることで、楽曲のメッセージがより強調されているのが分かります。
このフレーズからイメージされるのは、「千と夏」が千夏、「蝶」が(蝶野)雛。間にある「蒼」が大喜を軸とした青春の日々ということになり、「嘘」という言葉が“大喜の気持ちの揺れ動いた末の結末”といった感じになるのではないでしょうか。
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「千の夏と蒼」という表現は、青春の日々の象徴と捉えられ、『アオのハコ』の登場人物たちもまた、部活動や恋愛を通じて、かけがえのない青春を過ごしている。そこに「蝶になった嘘」というフレーズが加わることで、どこかで誤魔化していた気持ちが、最終的には羽ばたいていく様子が描かれているように筆者は感じました。
恋心を抱えながら、それを素直に伝えることができず
時には気持ちをごまかすこともある。
しかし、最終的にはそれぞれが
自分の想いに気づき、前へ進もうとする。
誰もが青春の日々の中で経験する成長の過程が
「然らば」のアウトロのリフレインと見事にリンクしているのではないでしょうか。
楽曲が伝えたい本質と「然らば」の本当の意味とは
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「然らば」というタイトルは、古語で「それならば」「そうであるならば」といった意味を持ちますが、ここでは「さようなら」というニュアンスも含まれていると考えられます。
卒業式などで歌われる「仰げば尊し」の最後に出てくる「いざさらば」が「いざ然らば」であることを考えた時、この曲は単なる青春ソングではなく、失恋や恋の苦しみを描いたものでもなく「さようなら」を通じて成長し、新たな一歩を踏み出す物語でもあると筆者は考えました。
報われない恋であっても、その過程に意味があり
そこから『恋とは何か?』『愛するとは何か?』を学び
出会えたことへの感謝の気持ちと幸せを願う想いを胸に、前へ進む…
然らばとは『青春の日々よ、さようなら』という別れの悲しみや想いを伝えきれないでいた心の痛みを抱えている心情と『恋を知り、愛を知って、私たちは羽ばたいていきます』といった新しい出会いへの希望が込められた言葉であると筆者は考えます。
以上のことから筆者は、この歌が伝えたい想いの本質を
「然らば」が描く青春の痛みと希望であるとしているのです。
まとめ
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今回は、マカロニえんぴつ の 然らば について
印象的な歌詞の意味を徹底考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
マカロニえんぴつの「然らば」は、ただの青春ラブソングではなく、恋の痛みや葛藤を経て成長する物語を描いていて、その想いはアニメ『アオのハコ』のテーマとも深くリンクしていることが分かりますよね。
特にアウトロ部分のリフレインには「何度も繰り返しながらも、最終的には前へ進んでいく」というメッセージが込められており、これこそがこの楽曲が伝えたい想いの本質ではないかという結論に筆者は辿り着きました。
『アオのハコ』を愛する人ならば
「然らば」の歌詞に込められた意味を知ることで
より作品の世界観を深く味わうことができるはずです。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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