【Ado】エルフ～歌詞の意味を考察！十字架を背負い、希望を抱き、人は生きる/ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た？」主題歌

【メンタルエイド】

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今回あなたの心に届けたい楽曲は

Ado　さんの　エルフ　です。

sourced by. Ado

日本の女性「歌い手」Adoさんが、浅見理都さん原作、広瀬すずさん、松山ケンイチさん主演のTBSドラマ「クジャクのダンス、誰が見た？」の主題歌として発表したこの曲。

人間誰もが心に抱える「光と影」をイメージさせ、聴き込むほどに『深く澱んだ現世をどう生き抜くか？』を深く考えさせられる――そんな楽曲だと筆者は感じます。

今回は、そんなAdoさんの楽曲「エルフ」について

歌詞の意味を徹底考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。

どうぞ最後までご覧ください。

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歌詞の意味を考察！十字架を背負い、希望を抱き、人は生きる
まとめ
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歌詞の意味を考察！十字架を背負い、希望を抱き、人は生きる

さて、歌詞考察に入ります。

印象的な歌詞について、どんな意味が込められているのか。

少しストーリー性を持たせた筆者の考察と併せてご覧ください。

まずは1番の歌詞からです。

走りなさい　疾く　もっと疾く

哀しみに追いつかれないように

探しなさい　明かりの灯る道を

それは　それは　眩いでしょう
「エルフ」　Ado　歌詞引用

Aメロ部分は、現世を生き抜くために必要な

「教え」や「諭し」といった意味が込められています。

深掘りしてお伝えすると、こんな感じになるでしょう。

心に抱える苦しみや切なさから逃れるため
希望の光が射す先を目指して
ただひたすらに前を向いて進むのだ。

挑みなさい　君の美しさや

尊さを傷つけるモノに

眠りなさい　疲れたら眠りなさい

神話を持たないあの星座のように
「エルフ」　Ado　歌詞引用

自分の価値や尊厳を脅かすものには
断固として戦い、自分を信じるのだ。

自分を見失いそうになった時や
打ちひしがれそうになった時は
心癒されるまで眠るといい。

手を離した後　君は気づくだろう

指の形　体温　その名残が胸を刺す
「エルフ」　Ado　歌詞引用

サビ前の歌詞で、教え諭した人がこの世にいないことが分かります。

その面影に想いを馳せ、哀しみを堪える様子が見て取れるのではないでしょうか。

深掘りすると、こんな感じになります。

いつも側で観護ってくれていた
私にとって何にも替え難い存在。
私を愛してくれた人はもういない…

あなたの肌の感触、手の温もりが
今なお、私の脳裏に焼き付き、胸を締めつける…

忘れたことも忘れてしまえ

悲しみも温もりも消えてしまえ

されど　今も耳に残るは

固く再会を希ねがうような「さようなら」
「エルフ」　Ado　歌詞引用

サビに入りました。

「ねがう」を願うではなく「希う」としていることで

「再会」への想いの強さを表していると筆者は考えます。

痛みや苦しみ、哀しみをどれだけ忘れようとしても
すべてを忘れることなど出来やしない

それは、あなたが最期に私の心に届けた「さようなら」が
『またいつか、どこかで会おう』という意味に聴こえたから。

Adieu Adieu

Love You And you？
「エルフ」　Ado　歌詞引用

Adieuとは、フランス語で日本語に訳すと「さようなら」を意味します。

2回続けることで、深い悲しみが想起されますよね。

外国の方が最期に恋人や家族に伝える「I love you」の意味と同じように感じます。

Love You And you？が示すものは未練であり、まだ心に残されている愛情。

『（亡骸となった）あなたを、これからもずっと愛し続けていいですか？』

そんな心情が表されていると筆者は考えます。

愛する人よ　さようなら
哀しみを越え、私はあなたの想いを胸に生きていきます。

ただ　1つだけわがままを言わせて…
亡骸となったあなたを、これからもずっと愛し続けていいですか？

こんな感じの考察になります。

命の尊さや儚さをも感じさせますよね…

引き続き、2番以降の歌詞と考察をご覧ください。

踊りなさい　誰に笑われても

淡雪を払う枝のように

叫びなさい　心から叫びなさい

ここに確かにいたんだと響かせて
「エルフ」　Ado　歌詞引用

2番においては、1番と同様に「教え諭し」にはなるのですが

意味合い的には先程よりも気持ちを前に向かせる勢いを感じさせるものになっています。

心を解放させ、自分らしく生きなさい
どんな形であってもいい
ありのままの自分を表現するのだ
そして心から叫ぶのです『今、私は生きている』と。

行合いの空に遠花火が滲む

帰るべき家を探す

長い長い旅路を行くなら
「エルフ」　Ado　歌詞引用

行合いの空とは、移り行く季節を意味していて

遠花火とは、遠くから聞かれる花火の音で俳句で言う「夏の季語」。

筆者は、遠花火の音を”声”と考え、このように深掘り考察しました。

移り行く季節の中、遠くから聴こえる“声”
その“声”が、私に語りかける。
長い人生の旅路を行くのには、心の“居場所”が必要だ

高らか鳴らせ　その心臓は

最後の一打ちまで君の物だ

涙　涙溢れるがいい

降る雫が君の森を育てるだろう
「エルフ」　Ado　歌詞引用

大きく胸を張るんだ
君の命は、君だけのもの。
誰にもそれを否定はできない。

泣きたい時は、声を上げて泣けばいい
寂しい時は、寂しいと叫べばいい
苦しい時は、苦しいと言えばいい

それが、あなたを成長させ
心の”居場所”になるのだから。

それは千年のホームシックでした

無限さえも数え終えて

怪物のような世界の隅っこで戦い続ける人

君はエルフ　エルフ
「エルフ」　Ado　歌詞引用

千年のホームシックとは、永遠に続くような哀しみを表しています。

それを踏まえ、深掘りすると、考察はこんな感じになるでしょう。

ずっと続くと錯覚していた孤独や哀しみは
やがては終わりを告げるだろう

時代がどうであれ、社会がどうであれ
十字架を背負い、希望を胸に抱いて生きる
それが、人間なのだ。

この世の喜怒哀楽のすべてを“経験”として
人への優しさを忘れず、自分を信じて生きていこう

その想いが揺るがないようになった時
あなたは、誰にとってもかけがえのない存在
エルフになるだろう