今回の「NON SEALD」は「なんでもランキング」
この世の森羅万象を筆者の独断と偏見によるランキング形式でお伝えする内容です。
さて、今回のランキングは?
【中森明菜】人気曲&隠れた名曲ごちゃまぜランキング
1982年5月1日。幼い顔立ちながら大人顔負けの歌唱力、あどけなさの中で時折見せるセクシーな眼差しや仕草が魅力的だったことを受け「ちょっとエッチな美新人娘(ミルキーっこ)」といったキャッチフレーズでデビュー。多くのトラブルやアクシデントに見舞われながらも支えてくれるファンの温かな想いを胸に大好きな歌を歌い続け、2022年にデビュー40周年を迎えた“魅惑の歌姫”中森明菜。
現在もなお「帯状疱疹」という病と闘っていますが、徐々に体調も回復に向かい、音楽活動を再開されているようですね。当時、青春真っ只中だった筆者にとっても何とも喜ばしい限りです(^-^)
そこで今回は、80年代アイドルの中でも群を抜いた歌唱力と音楽センスで、令和の世においても私たちの心に残る彼女の世に送り出した多くの楽曲の中から「人気の高い曲」や、もっと評価されてもいい「隠れた名曲」の中から、筆者の独断と偏見で選んだオススメソングをランキング形式でお伝えします!
世代を超えて愛されている歌もあれば、ある世代にドハマりする楽曲や「へぇ!こんな良い曲もあったんだ!」といったものもあるかもしれませんので、聴いたことがない人も新しい音楽との出会いを楽しんでいただけたら嬉しいです(^-^)
それでは発表します。
【中森明菜】人気曲&隠れた名曲ごちゃまぜランキング
ランキングは、コチラ!
まずは、いつものように
10位から4位までを簡単にではありますがご紹介していきます。
第10位:飾りじゃないのよ涙は
1984年に発表された、彼女の10作目のシングル曲。
「私は泣いたことがない」
強烈なインパクトを感じる歌詞ですが「意味のない涙を流したことはない」と解釈すると、楽曲全体の意味が分かるでしょう。
軽快なサウンド、心地よいビブラート、パワフルなロングトーンが心をくすぐり、聴き込むほどに楽曲の世界観の虜になってしまうのではないでしょうか。
第9位:少女A
1982年に発表された、彼女の2作目のシングル曲。
デビュー曲「スローモーション」のイメージとは対照的に、少女の心の「尖り」を表しているような歌詞とメロディーであり、ある意味「歌手・中森明菜」のイメージを決定づけた楽曲だと筆者は考えます。
あなたの目の前にいる「少女A」を「特別な存在」として視るのではなく、その本質は「何処にでもいる女の子」なのだということを、抜群の表現力で歌い上げるこの楽曲。
当時、本当に17歳だった彼女の魅力に筆者は虜になっていたように記憶しています。
ある意味、令和の世の女の子にも通ずるものがあるのではないでしょうか。
第8位:カタストロフィの雨傘
1982年に発表された、彼女の2作目のアルバム
「バリエーション(変奏曲)」の11曲目に収められているこの曲。
カタストロフィとは「悲劇的な結末」のことであり、楽曲全体の意味合いは、切なさに苦しみ、深い悲しみの果てに出した「カタストロフィ」…溢れ出る涙を「雨(雨音)」に喩え、始まりはピアニッシモ(弱い)雨音が、次第にフォルテシモ(強い)へと変わり…といった感じになるでしょう。
当時17歳の彼女が、こんな難しい楽曲を情感たっぷりに歌い上げていることに筆者は驚きを抱きました。ファンの間では「隠れた名曲」として知られていますが、世の中ではあまり評価されていないように感じます。もっと評価されてもいいのではないでしょうか。
第7位:ミ・アモーレ
1985年に発表された、彼女の11作目のシングル曲。
「ミ・アモーレ」とは何語で、どんな意味があるのか?
ポルトガル語で「私の愛は」といった意味やスペイン語とイタリア語の混ざった言い回しなど様々な説はあるようですが、イタリア語で「私の愛する人」「私の愛しい人」という意味が近いようです。
歌詞にある「キスは命の火よ アモーレ」からも読み解くことができるのではないでしょうか。
ドラマティックなストリングスから始まるイントロ、ブラスとパーカッションが奏でるラテン系のメロディーライン、情熱的に歌い上げる歌声が、愛する人への想いの強さや熱を感じさせる楽曲ですよね。
余談ですが、メロディーが同じで歌詞が違う「赤い鳥逃げた」という楽曲もあります。
第6位:Dear Friend
1990年に発表された、彼女の24作目のシングル曲。
「聴いた人が勇気や元気が出て明るくなれる歌」というのがコンセプトのこの曲は、これまで歌われてきた彼女の楽曲イメージを劇的に変化させたように筆者は感じます。
切なさや儚さ、大人の女性への背伸び、子どもに見られたくない尖り、情熱的で激しい愛など様々な顔を見せてきた彼女が、この歌を歌っている時には「本当の中森明菜を見てほしい」と訴えかけているように見えるのは、筆者だけではないと考えます。
それだけ自然体で、ナチュラルな笑顔が歌詞や歌声からも感じられ、とってもキュートな女性なのだと感じさせる素敵な楽曲ではないでしょうか。
第5位:北ウイング
1984年に発表された、彼女の7作目のシングル曲。
楽曲タイトルが表す北ウイングとは、現在の成田国際空港第1ターミナル北側の部分のこと。
老若男女、日本人や外国人問わず、多くの人々が様々な想いを抱えながら飛び立ち、そして戻ってくる場所…
楽曲では「真夜中、愛する人の元へ北ウイングから搭乗し、秘めたる想いを胸に意を決して飛び立つ女性」が描かれていて、メロディーラインが織り成す光と影の絶妙なバランスが心の揺れ動きを想起させ、聴き込むほどに主人公の気持ちがストレートに伝わり、胸が熱くなります。
第4位:TANGO NOIR(タンゴ・ノアール)
1987年に発表された、彼女の17作目のシングル曲。
楽曲タイトルを直訳すると「黒いタンゴ」。
歌詞や楽曲のイメージからは「美しい悪魔が舞い踊る妖艶なタンゴで身を滅ぼしていく」といった感じになると筆者は考えます。楽曲の中で展開される激しく燃える愛の行方に心が揺さぶられ、聴き込むほどに胸を熱くさせられます。
いよいよ、ベスト3です。
お待たせしました!
ベスト3の発表です。
第3位:難破船
1987年に発表された、彼女の19作目のシングル曲。
1984年に加藤登紀子さんが発表した同タイトルの楽曲のカヴァーです。
加藤さんが若い頃に失恋した実体験を基に作られたこの曲は、当時22歳の彼女の恋愛事情と重なる部分も多くあり、加藤さん自らが「ぜひ、明菜さんに歌ってもらいたい」と切望したというエピソードがあります。
愛する人への想いが強ければ強い程、別れは辛く苦しく、絶望の淵へと追い遣られるような悲しみに暮れるものですよね…筆者にも似たような失恋があるだけに、この歌を聴くと涙が溢れます。
圧倒的な歌唱力に加え、歌っている最中に一筋の涙を流す場面が見られることもあったことを考えると、この楽曲の世界観を完璧に捉え、自分の失恋と重ね合わせながら歌っていたように筆者は感じました。
第2位:DESIRE-情熱-
1986年に発表された、彼女の14作目のシングル曲。
音楽番組にこの楽曲を引っ提げて初登場した時の彼女の姿に筆者は驚愕!ボブのウィッグに着物姿でハイヒールといった出で立ちは、当時からすれば「奇抜」であり「斬新」。賛否両論が巻き起こっていましたね。
前半部分の低音域からサビに向けて一気に高音域へと駆け上るメロディーラインは、まさに「パッション(情熱)」の爆発を描いているようであり、聴き込むほどに心躍ります。
当時、彼女の衣装やオリジナルダンスを真似する人や「なんてね」という歌詞の後に「ハードッコイ!」といった合いの手を入れるなど、ある意味「社会現象」になっていた印象もあります。
そして!
第1位:
セカンド・ラブ
1982年に発表された、彼女の3作目のシングル曲。
当時中学生だった筆者にとっては「女の子の気持ちの教科書」のような楽曲でした。
「好き」、「愛してる」。その言葉を、ただ素直に伝えるだけでいいのに…
臆病な心が「その先」へ進めなくしている。
恋する女性のピュアな心情を描いた「名曲」ではないでしょうか。
この気持ちを男性に置き換えて見た時にも、こういった心情は理解できると筆者は考えます。男性であっても女性であっても、何回恋愛を重ねたとしても「その先へ進むことに憶病になる」気持ちはありますよね。
時代が変わり、社会が変化したとしても、こういったピュアな気持ちは変わることなく抱き続けていたい…こんな想いから、この楽曲を1位としました。
まとめ
今回のランキングは以上になります。
楽曲の内容については、人それぞれ捉え方や感じ方は違いますが、あくまでも「筆者の独断と偏見に基づいた内容」ですのでご理解くださいね。
次回の「なんでもランキング」もどうぞお楽しみに!
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