【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回、あなたの心に届けたい楽曲は
MISIA の アイノカタチ です。
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい「アイノカタチ」の本質についてお伝えします。
それでは始めていきますね。
燃えるような愛、愛する人への想いの深さをストレートに表した歌
2018年に発表された4分25秒の曲。
静かなメロディーラインから始まり、大サビに至る部分では感情の高鳴りをイメージさせるメロディーラインと柔らかさの中に力強さを持ち合わせる歌声とがビッグウェーブのように私たちの胸に押し寄せ、ある人は涙を流し、ある人はトリハダ物の感動を覚えるといった印象がありますよね。
聴き終わると、まるで「1本の恋愛映画を観た」ような感覚になり
何ともいえず満たされた気持ちになる歌だと筆者は考えます。
そういった気持ちになれる歌だということは、誰がどう聴いても
「燃えるような愛」
「愛の深さをストレートに表された歌」だと感じますよね。
しかしながら、この歌のタイトルは「アイノカタチ」。
人が生きる中で体験し、経験し、表現される「アイノカタチ」は様々。
「恋愛」は代表的なものとして「家族愛」、「兄弟愛」、「動物愛」なども「アイノカタチ」はあり、それぞれにおいて表現方法は違っていますが、これらすべてにおいての「始まり」は同じものです。
この「始まり」の部分に、この歌が伝えたい「本質」があると筆者は考えます。
次の章「歌詞考察」で、その真意をお伝えしますので
どうぞ続きをご覧ください。
歌詞の意味を考察!愛へとつながるすべての想いの「始まり」とは?
では、歌詞考察に入ります。
最大のテーマが「愛」なのはよく分かりますが
1番と2番の歌詞には大きな表現の違いがあります。
どう違うのか?
- 1番は今、満ち溢れる愛を想いのままに伝える「声」を表現している
- 2番は未来での二人の愛の行方を投影した「想い」を表現している
頭の中でイメージしながら、その違いを一緒に考えてみましょう。
まずは1番の歌詞です。
あのね いつの間にか気づいたんだ
愛にもし カタチがあって
それがすでに 私の胸にはまってたなら
きっとずっと 今日よりもっと
あなたのことを知るたびに
そのカタチはもう あなたじゃなきゃ
きっと隙間を作ってしまうね
引用元-J-Lyrics
あのね 大好きだよ
あなたが心の中で広がってくたび
愛が溢れ 涙こぼれるんだ
引用元-J-Lyrics
「あなた以外を愛するなんて考えられない」といった強い想いを
愛する人にストレートに「声」にして伝えていますよね。
1つ1つの言葉に笑顔で頷きながら、愛を噛みしめている様子が見て取れます。
続いて2番の歌詞です。
これから沢山の泣き笑いを知るたびに増えていくの
飛び出たとこ へこんだとこ 二人になってく
時にぶつかり すり減って
そしてまた埋め合っていけばいい
引用元-J-Lyrics
大好きなあなたが そばにいない時に
ほら 胸が痛くなって
あなたのカタチ 見える気がしたんだ
引用元-J-Lyrics
遠くを眺める彼の肩にそっと身を寄せ
肌のぬくもりを感じながら心の中で呟く「想い」が見て取れますよね。
そしてまた、想いを確かめ合うかのように見つめ合い
ブリッジから大サビへ向けて、再びその想いを「声」にして伝えています。
あのね 大好きだよ
何万回も伝えよう
温かく増えた想いは
全部 アイノカタチです
引用元-J-Lyrics
星の数ほどの中
ただ一人のあなたが
心にいるんだ
あのね あのね
ずっと 大好きだよ
大好きだよ
ああ ありがとう
引用元-J-Lyrics
最後のフレーズにある「ああ ありがとう」には
- ・大好きでいてくれること
- ・想いを伝えてくれたこと
- ・私と出会ってくれたこと
などの想いが込められたものだと考えられますが
この歌を最後まで聴いた時
この言葉に一番ピッタリはまる想いは
「あなたがこの世に生まれてきてくれたこと」だと筆者は考えます。
この世に生を受け、多くの人たちの愛に育まれて生きてきた…
そのことへの感謝
そしてこれからもずっと幸せを噛みしめながら生きていきたい…
しかしながら、人はこの世に生を受けた直後から
言葉を通じて想いを伝える術は持ち合わせていません…
成長するにつれてその術を身に着ける訳ですが
その「始まり」となる言葉が、筆者は「あのね」だと考えます。
4分25秒の物語の中で登場する「あのね」は5回。
それは、ただ単に散りばめられたものではなく
歌の根幹となる部分に収められています。
この「あのね」こそが、アイノカタチを作り出しているのではないでしょうか。
その真意については、最後の章で。
筆者の想いも含めてお伝えします。
アイノカタチの本質とは「あのね」から始まる想いの解放
小学生の頃、学校での道徳の授業やホームルームでの話の中で
担任の先生からこんなことを教わった記憶が筆者にはあるのです。
自分の気持ちが話しにくい、伝えにくいと感じたら、 話を始める前に「あのね」をつけて話してごらん。 きっと気持ちが軽くなって、上手にお話ができるようになるから。
あなたにも覚えがあるのではないでしょうか?
人はそれぞれに悩みや問題を抱えながら生きていますが
成長期を過ぎて社会に出ると
なかなか自分の思いを上手く伝えることが難しくなっていきますよね。
それは、大人になるにつれて
「自分らしく居ること」や「想いや考えをきちんと伝えること」よりも「空気を読むこと」や「波風を立てないこと」を余儀なくされるからではないでしょうか。
そして、シフトチェンジしたものを元へと戻そうにも
- 歳を取り過ぎてしまっている
- 長年虐げられてきたことの慣れのようなものが邪魔をする
というものがあるのではないでしょうか。
はっきり言いますが
素直な想いを伝え合うことに年齢・性別・上下関係などを考えることは要りません。
恋愛関係にあるカップルや親交の深い友達関係であればなおのことです。
世間体や体裁を気にするあまり、対外的には「いい子ちゃん」ぶって
自分の想いなどを心の中に抱え込んでしまい
いつの間にかどんどん後ろ向きな思考になっていて
気がつけば八方塞がりの状況に追いやられてしまっている…
今、お伝えした状況を「恋愛」を例に考えると
- ・いい人に思われたいから自分の感情は抑えて相手に合わせる
- ・突拍子もないことをいうと嫌われるかもしれないからやめておく
- ・「子どもみたい」と思われたくないから自分を大きく見せる
などが考えられます。
駆け引きしているみたいで、素直じゃないですよね…
自分の想いを素直に。
すべての愛は「あのね」から始まり
そしてそれが形作られて、唯一無二の「アイノカタチ」となっていく。
「あのね」という言葉は「子どもっぽい」と感じるのかもしれませんが
子どもっぽいからこそ
「何色にも染まっていないありのままの自分が表現できる」と筆者は考えます。
「あのね」から始まる想いの解放
このことこそが、過去・現在、そして未来へとつながる「アイノカタチ」
この歌が伝えたい本質だとする真意は、ここにあるのです。
まとめ
今回は
MISIA の アイノカタチ
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
「BRAND-NEW MUSIC DAYS」では
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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