【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
幾田りら さんの 百花繚乱 です。
この記事では、幾田りらさんの楽曲「百花繚乱」について
曲のイメージや楽曲タイトル、歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。
どうぞ最後までご覧ください。
筆者が楽曲から感じ取ったイメージ
音楽ユニット「YOASOBI」のヴォーカリストとしても大活躍の日本の女性シンガーソングライター・幾田りらさんが発表したこの曲は、2025年1月から始まる日向夏さん原作のTVアニメ「薬屋のひとりごと第2期」の主題歌として書き下ろされたものです。
「薬屋のひとりごと第2期」は、こんなストーリーになっているようです。
玉葉妃の妊娠判明により、猫猫が翡翠宮の毒見役に復帰。
それを機に、再び後宮内に渦巻き始める暗雲。
そんな中で壬氏の命が狙われ
容疑者が消える前代未聞の未解決事件が!
猫猫と壬氏を待ち受ける新たな難事件が
やがて国をも巻き込む一大事件へと発展していく…
楽曲の構成ですが、前半は心が弾み、思わず身体がリズムを取ってしまうようなメロディーも、サビ辺りからスタイリッシュで少し影のあるメロディーに変化していくといった感じになっています。
澄みわたる空、穏やかな陽だまりと柔らかな暖かさに包まれた日常に忍び寄る“影”が、やがて空を曇らせ、温もりを奪い去り、人々の心を凍えさせ、闇へと誘っていく…楽曲を初めて聴いた直後、こんなイメージを筆者は抱きました。
楽曲タイトル「百花繚乱」が意味するものとは?
百花繚乱は「百花」と「繚乱」、2つの言葉がくっついて出来ている言葉であり、
百花は「多種多様な花」、繚乱は「咲き乱れること」を指しています。
したがって、意味は『多種多様な花が咲き乱れること』になるのですが、そこから転じて『多方面から優秀な人物が現れ、一時的に多数の目を見張る業績や作品が誕生し、活気があること』と言う意味もあるようです。
このことから、楽曲タイトルには『人それぞれが、個々の知識(良薬)を上手く組み合わせながら力を発揮することで事件や課題、問題を解決へと導くことができる』という思いが込められていると考えられますが、一方で『組み合わせ方を誤ると、知識は“毒”となる』といった思いをも含んでいるのではないでしょうか。
タイトルが、本当はどちらの思いを示しているのか?
はたまた、それをも凌駕する想いなのか?
それを解くカギが「歌詞考察」になります。
どうぞ続きをご覧ください。
歌詞の意味を考察!強い絆は毒をも制す
さて、歌詞考察に入ります。
現在判明している歌詞を中心に考察を進めていきますね。
ちなみに表題にある“強い絆は毒をも制す”とは
筆者が結論づけた「この歌が伝えたい想いの本質」にあたります。
考察とともに、一緒に見て行きましょう。
ゆらゆらり はらはらり
色とりどり 乱れ咲き
花のまち 思い出す
この空から
幾田りら「百花繚乱」 ※音源から聴取
ゆらゆら、はらはらとは“感情”を表すオノマトペ。色とりどりに乱れ咲く花のまちとは“喜怒哀楽が飛び交う活気あるまち”を表していると筆者は考えましたが、ここでは“笑顔の花が咲くまち”として考察を進めていきますね。
そして、それを“思い出す”ので、この状況は今ではなく「過去」であることを考えると、ここでは今、目の前に広がる社会を憂いている様子が窺えます。
老若男女、地位や名声など関係なく
誰もが笑顔の花を咲かせていた日々だった。
今までは…
メロディーなどを踏まえて歌詞を見ると
こんなイメージが浮かんで来るでしょう。
はっとするほど鮮やかな
世界があるんだと知って
あなたの無理難題に
答えてくそのために
あっと言わせるような
奇想天外な答え合わせね
辿り着いたその先に
新しい景色が待っているんだ
幾田りら「百花繚乱」 ※音源から聴取
サビに当たる部分になりますが
結構ニュアンスで表現されているように感じますね…
しかしながら、抽象的な表現をアニメの内容や現世に視点を置いて考えてみると、この歌が伝えたい想いの本質が見えてきます。
一緒に見て行きましょう。
視点から考察すると、はっとするほど鮮やかな世界とは“突拍子もない発想やアイデア”、あっと言わせるような奇想天外な答え合わせとは“毒を以て毒を制す”という意味で捉えると、この歌が伝えたい想いが具現化させるのではないでしょうか?
そして、歌詞中段にある“無理難題”を百花繚乱に喩えて考えると「多種多様な問題や課題」ということになり、それを“解決”へと導き、辿り着いた先にあるのが“新しい景色”だと歌詞に表されていますが、“新しい景色”とはどんなものなのか?
異次元の世界でしょうか? 違います。
この“新しい景色”は、今までと全く違う景色ではなく
誰もが笑顔の花を咲かせていた日々のことだと筆者は考えます。
この世を取り巻く多種多様な問題や課題に立ち向かうためには
時には突拍子もないような発想やアイデアが必要になる
誰もがあり得ないと思うような“毒”を以て毒を制することもあるだろう。
固定観念を捨て、柔軟な発想やアイデア、個々の力を以て想いを一つに、強い絆で立ち向かっていくことで蔓延る“毒”を制し、再び美しい笑顔の花を咲き乱れさせることができる…
そんな想いが、この歌詞には込められているのではないでしょうか。
まとめ
今回は 幾田りら さんの 百花繚乱 について
曲のイメージや楽曲タイトル、歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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