ケアマネージャー試験直前!合格してからも必要な3つの視点

【実録】介護の本質

今回の【実録】介護の本質chからは

ケアマネージャー試験直前!合格してからも必要な3つの視点

という内容をお伝えします。

今年もまもなくケアマネージャー試験(正式には「介護支援専門員実務研修受講試験」が開催されます。

平成12年4月よりスタートの介護保険制度に先駆けて、平成10年度から始まったこの資格試験。

その年に試験を受け、制度開始に合わせて『ケアマネージャー(介護支援専門員)』として活動を開始している人々は、既に20年以上もの間、介護支援業務(ケアマネジメント業務)を行っている「ベテラン」ですね。

かくいう私も、平成16年から令和2年まではケアマネージャーとして支援活動を展開していましたから、年数からいえばある意味「ベテラン」の域でしょうか。

(まぁ…ベテランって言い方は、私自身あまり好きではないんですけど)

昨年度同様、今年度においても新型コロナウイルスの影響もあり、実務研修の延期や中止などが相次いでいて、多かれ少なかれ、ケアマネジメント業務についての支障は出るとは思いますが、新しい仲間が増えることについては、私は率直に嬉しいんです。

私が主任だった頃、施設介護に従事している介護福祉士の友人や知人、同僚で「ケアマネージャー試験を受けて、ケアマネージャーの仕事をしたい」と話してくれる人が多くいたんです。

もちろん仲間が増えることなので嬉しかったんですが、ケアマネージャーになったとしても「介護経験が長い人ほど陥りがちな考え方」が、自分自身を縛りつけてしまうことを知っている私にとっては複雑な気持ちの方が強かった…

その「介護経験が長い人ほど陥りがちな考え方」が、ある意味ケアマネージャー試験の際にも影響してしまい、悲しい結果を招くことにもなるんです。

その考え方とは何なのか?

客観的に物事を見ることができない ということです。

長く介護に携わっていると、どんな人でも情が湧いて「この人のために何とかしてあげたい」といった気持ちになりますが、目指すものは「ケアマネージャー」であり、公正中立の立場になるんですから、今まで以上に「客観性重視」になっていきます。

そういった意味で

試験問題に取り組む際の心構えとして

本試験に合格するための必須要素として

そして、合格してからも必要になる3つの視点が大事になって来るんです。

どういうものなのか?

経験を含めて、分かりやすくお伝えしますのでどうぞ最後までご覧ください。

それでは始めていきましょう!


試験に合格してからも必要な3つの視点とは?

現在、試験に合格するために、通信教育資料過去問題集などを必死にやっている人もおられるでしょう。この状況下であっても懸命に頑張るあなたを、私は心からリスペクトしたいです。

まあ「試験に合格しないと先に進めない」のはその通りなので、追い込みに余念がないところではありますが、先程お伝えしたように「3つの視点」をしっかりと持ち合わせておけば大丈夫です。

3つの視点とは

  1. 自分のことを大切に思える
  2. 他人のことを、自分のことのように考えることを止められる
  3. 素のままの思い・考えができる

です。

順を追って、解説してきますね。

視点①:自分のことを大切に思える

対人援助業務において何よりも大切なことは「自分自身の心と身体の安定」です。

考えてみてください。

 自分の心の中がささくれ立っている状態で、高熱にうなされるような状態で、

 支援するであるとは言え、全く赤の他人のことなんて考えられますか?

「自分の現在の状態が安定していて、経済面を含め心にも身体にも余裕ができて初めて周りの人々や他人のことが考えられる」と私は考えます。

『私がこんなに心を痛めていても、こんなに疲弊しながらも、あなたのことを考えています』なんて、もはや「ホラー」「ストーカー」以外の何物でもないです。

自己管理というと堅苦しいですが、心も身体も元気で穏やかでいる状態をキープすることで、試験問題に取り組む際にも「客観的な視点」ができるようになります。

合格してからも対人援助をする上で必須になりますので覚えておきましょう。

視点②:他人のことを自分のことのように考えることを止める

この視点、ややこしい言葉の並びですが

これも考えてみてください。

(あなたは)自分の人生があるのにもかかわらず

他人の人生までもを背負えるほどのキャパを持っていますか?

自分が生まれてから今日まで歩んで来た人生があります。その人もそうです。

それぞれが、それぞれのライフスタイルを創り上げて、未来へ向けて歩んでいる訳です。

支援を受ける人の人生を考える時、その人のこれからの人生を思う時には、自分のライフスタイルとして生み出す時間を削ることになります。

ある意味「自分の時間を止める」ことになりますね。

「家族」や「愛する人」などであれば少し話が別なのかもしれませんが、自分がどれだけ『この人のために』と思っていたところで所詮は「他人のこと」です。

その人には、その人が歩んで来た人生があり、これから先も、その人の人生を歩まれます。

そもそもが「歩んで来た人生そのものが違う」訳ですから「他人の人生を、自分のことのように思う」なんて「ナンセンス」です。

「ドラえもん」じゃないんですから、他人が未来を変えることはできませんし、何よりその人の未来を変えることができるのは、その人しかいないんですから、すべてを背負うなんてできないことは自ずと判断できますよね。

そういった意味においても「客観性」が重要になってきます。

試験問題の中で「これは自己中だよね」、「これは考え過ぎだよね」といった選択肢があれば除外。

ケアマネージャーとして活動する際にも「変に気負うことがなくなる」ので覚えおきましょう。

視点③:素すのままの思い・考えができる

試験に合格すると実務研修などで基本的な仕事について学び、以降は実践形式で個々の支援を受ける人々の対人援助をしていく訳です。

1年生であっても、周囲からは「専門職」「プロ」と思われ、何かにつけて「専門職としての意見」を求められる機会が増えます。

もちろん、勉強してきたことをフルに活かして意見を言っても差し支えはありませんが、月日が経つにつれ、経験が増えると次第に「慣れ」が生じてきます。

これは、介護職員だった頃でも同じことがあったのではないでしょうか。

そうなったら「支援を受ける人との距離が近過ぎる」ことになりますよね。

「気づき」があれば、まだ救いようがありますが、気づかずそのまま続けていて、支援を受ける人に依存されてしまったり、反対にうっとおしいと思われてしまったら

大切にしてもらいたいのは

​​​介護福祉士である前に、ケアマネージャーである前に、一人の人間である。

​ということです。​​

「専門職」「プロ」と言った「鎧」や「プライド」を一旦外して「このに生を受けた『私』という一人の人間として現状を見る」ことが大切なんです。

例えば、認知症症状を発症し、進行している人を支援することがあったとします。

ケアマネージャーであれば「これまでに患った病気」「生活環境」「家族関係」などを視て「認知症症状の進行を遅らせる術」に着目し、それに適う支援内容を組み立てて行くんですが、今、話した内容って…

すごく「機械的」「事務的」って感じませんか?​

​まず必要なことは、​支援を受ける方に対する『労い』​だと私は思います。​

それは「専門職」としてではなく、「一人の人間」としての「労い」

心から発せられる言葉によって、その人の心の琴線が揺れ動くんです。

「コメンテーター」のような言葉では、決して人の感情を理解するこはできませんし、対人援助業務を行う上でも「邪魔」なんです。

遠過ぎず、近過ぎない距離感を保つためには、やはり「客観性」をしっかりと持ち合わせた上で「素のままの思い・考え」で接することが大切になりますよね。


まとめ(結びとして)

以上、3つの視点についてお伝えしましたが、すべてにおいて関連しているものがあるんです。

​​『あなた』という人間は、この世には『あなた以外にいない』​と言うことです。

それぞれが唯一無二の存在だからこそ、あなたも私も、支援を受ける人々も今を生きる価値がありますし、明るい未来を望む権利もありますし、それを実現させることだってできると、私は考えます。

​​​

人間味溢れる、笑顔の素敵なケアマネージャーになるために

3つの視点をしっかり持つ「ありのままのあなた」でいてほしい

​​​ 私も、そんなケアマネージャーに、今年もたくさん出会えることを楽しみにしています。

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