【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
Vaundy さんの 呼吸のように です。
歌詞の意味を考察し
この歌が現世に伝えたい想いの本質に迫ります。
「生きることを諦めない」熱い魂の叫びを想起させるロックナンバー
引用元-Amazon ※楽曲は2枚組CDのDisc1、12曲目に収められています。
日本の男性シンガーソングライターであり、マルチアーティストでもあるVaundyが、未発表の楽曲の中から提供したこの曲は、朝井リョウ原作、岸善幸監督、稲垣吾郎・新垣結衣主演の映画「正欲(ab)normal desire」の主題歌として発表されました。
引用元-ナタリー/(C)2023 映画「正欲」製作委員会
<映画「正欲(ab)normal desire」あらすじ>
歩き慣れたこの世界は、どう見えるのかな。 不登校の息子が世間から断絶されることを恐れる検事の寺井啓喜(稲垣吾郎)。 ひとつの秘密を抱え、自ら世間との断絶を望む寝具販売員の桐生夏月(新垣結衣)。 夏月の中学の同級生で、夏月と秘密を共有する佐々木佳道(磯村勇斗)。 心を誰にも開かずに日々を過ごす大学生・諸橋大也(佐藤寛太)。 大也の同級生で、自分の気持ちに戸惑いながらも 心に従おうと邁進する神戸八重子(東野絢香)。 無関係に見えた5人のそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに交差する。
予告編のティザー音源、1分にも満たないものであってもその存在感は抜群!
込み上げてくる熱いものを抑えることができないくらい圧倒的なパッションを筆者は感じました。
「生きることを諦めない」
交わり合い重なり合う想いが熱い魂の叫びを想起させ、その想いを楽曲に憑依させているような印象があり、聴き込むほどに自らの人生観を考えらせられる…そんな楽曲だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!歌詞や楽曲タイトルから読み解く現世社会、そして「正欲」の意味とは?
さて、歌詞考察に入ります。
まずは、歌詞全文をご覧ください。
落ちてくる雨のように
時間は過ぎ去ってく
あれから どれくらいだろう
昨日は何をしたっけな
引用元-Uta-Net
意味もない時間もあった
でも それは無駄なんかじゃない
縫い合わせた心の隙間の中が満たされてく
引用元-Uta-Net
僕の腕の中で
君がまだ息を吸うなら
僕も君の中でずっと
息を吐いてていいかい どうしよう
引用元-Uta-Net
置き場所の無い写真立て
見ていると苦しいから
屋根裏にしまっておこう
思い出にしまってこよう
引用元-Uta-Net
僕の腕の中で
君がまだ息を吸うなら
僕も君の中でずっと
息を吐いてていいかい どうしよう
引用元-Uta-Net
これが愛であって欲しい
と言うのが君であって欲しい
これが夢であって欲しい
と思うのが僕であって欲しい
これが愛であって欲しい
と言うのが僕であって欲しい
これが夢であって欲しい
と思うのが君であって欲しい
引用元-Uta-Net
ねえ、もしも寝言だったら言ってね
また寂しくなるから
何度も君に言うよ
いつものように
呼吸のように
引用元-Uta-Net
あぁ 僕の日々の中で
君がまだ息を吸うなら
僕は君の横でずっと
息を吐いてていいかい
どうだろう
引用元-Uta-Net
以上が「呼吸のように」の歌詞の全て。現在、1つ1つ深掘り考察しています。
詳細は随時UPしていきますので、先に楽曲タイトルからの考察から進めていきますね。
楽曲タイトル「呼吸のように」
呼吸というものに焦点を当てれば「生きる上で必要不可欠なもの」という意味から「かけがえのないもの」だと考えられ、呼吸のような「存在」や「暮らし」を想起すれば、それは何気ない日常だと考えられるのではないでしょうか。
映画のタイトル「正欲」との接点についても考察を進めていくと、原作や予告編の内容から気になるセリフが。一部を抜粋し、それに対する筆者の考察を合わせると、こんな感じになります。
『明日が来なければいいと思って生きてきた』 →自分にとって確かな未来が訪れるとは思えないという気持ち。 『誰にもバレないように無事に死ぬために生きているって感じ』 →自分が異物(人とは違っている存在)だと思い込まされている。 『社会のバグ』→多数派を「正義」と勘違いした人たちが 少数派の人たちを見下している言葉。 『欲って、誰にとっても基本後ろめたいものだと思う。それでも私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい』 →誰においても「こうありたい」と願う気持ちは確かにあるのだと分かってほしい。
以上のセリフなどから感じ取ることができるものとは
誰もが唯一無二の存在であり
そのことを理解した上で「あるがまま」を認め合うと言うことだと筆者は考えます。
これを単的にいえば、現世において主流となりつつある「多様性」へとつながっていきますが「人の命を奪ってはいけない」、「罪を犯した者は、その量刑によって償わなければいけない」といった良識を重んじた社会や秩序の下での多様性であれば、この言葉の持つ意味はあります。
しかしながら、戦争などにおいて社会情勢が変化すれば、その良識も変化し、正義とされる考え方も真逆になると考えた時、原作や映画のタイトル「正欲」の意味することが何なのかが見えてくるのではないでしょうか。
それは、単に「性的な満足を得るための肉体的な欲望」といった辞書に書かれているような意味では決してなく、もっとコアなものなのではないかと筆者は考えます。
その真意を、最後の章でお伝えします。
この歌が現世に伝えたい想いの本質「真正なる心を基とした欲望、それが正欲」の真意とは?
核心部分に入ります。
筆者は、この歌が現世に伝えたい想いの本質を
真正なる心を基とした欲望、それが正欲であるとしました。
たとえ社会がどうであれ、時代がどうであれ、人それぞれに「報われたい」、「夢を叶えたい」、「愛されたい」と願う気持ちは、形は違っても本質は同じですよね。
家庭環境や性的指向、容姿などが異なる人たちの「願い」。それぞれを起点として交わっていく線が描く中心にあるものを「真心」と捉えた時、どんな人であっても限られた命の中で懸命に人生を謳歌しようとする姿は、どんな高価な宝石よりも輝いている…
これは、人間社会を生きる上での「当たり前」の思考だと筆者は考えます。
そんな「当たり前」の思考が、呼吸のように自然に感じられるような社会が、人々の気持ちが、生きづらい世の中を生きる人たちの何よりの「光」となっていく。
そんな想いが込められていると、筆者は考えます。
まとめ
今回は Vaundy さんの 呼吸のように
歌詞の意味を考察し、この歌が現世に伝えたい想いの本質に迫りました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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