【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
Vaundy さんの タイムパラドックス です。
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
ポップなサウンドで「音楽の大切さ」を諭してくれる優しい歌
引用元-ナタリー
Z世代を中心として大人気を博している“令和のカリスマ”Vaundyが、2024年3月公開のアニメ映画「ドラえもん~のび太の地球交響曲(ちきゅうシンフォニー)~」の主題歌として書き下ろしたこの曲。
引用元-ファッションプレス/(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK2024
映画の概要などは、コチラ。
音楽の授業が無くなることを望むのび太の元へ届いた謎の招待状をきっかけに、まだ見ぬ世界へ飛び出したドラえもんたちが辿り着いたのは、音楽がエネルギーになる惑星ムシーカでつくられた“音楽【ファーレ】の殿堂”。 そこで出会ったミッカとチャペックと共に楽しく音楽を奏でるドラえもんたちの交響曲(シンフォニー)が響き合う。しかし、不気味な謎の生命体が現れ、世界から音楽が消えてしまい…。
音源から筆者が感じたのは「諭し」です。
音のない世界の恐ろしさから知る「音があることの安心感」、音を楽しむと書く「音楽」が身近にあることへの喜びをポップなサウンドに乗せて、私たちに音楽の大切さを諭してくれる優しい歌だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!響き合う心が奏でる未来
さて、歌詞考察に入ります。
※全文はコチラから
楽曲タイトルから先に考察していきますね。
楽曲タイトル「タイムパラドックス」。そのまま訳すと「時間逆説」です。
タイムトラベル(時間旅行)などで、過去に起こった出来事などを改変したがために、現在や未来において生じる「別世界」のことをいいますが、スティーブン・スピルバーグ監督の映画「バックトゥザフューチャー」をイメージすると分かりやすいでしょう。
今、目の前で起こっていることは、過去において起こっていたことが土台になっているのですが、現状が気に食わないからといって過去に遡り、やみくもに過去を変えてしまったら、改変された「今」は自分が知っているものとは比べ物にならないくらい状況が悪くなりかねない…
仮に自分の未来が良くなっていたとしても、自分に関わるすべての人の未来をも変えてしまうことになるため、改変された「今」は極めてカオスな状態になっていると考える方が自然だと筆者は考えます。
映画の内容から推察すれば、タイムパラドックスが音のない世界を創り出していると仮定した場合、誰もが知っている「音が溢れる世界」を取り戻すためには「音のない世界の始まりを阻止する」ことが必要になるのは分かるでしょう。
音楽の授業を嫌っていたのび太が、音楽だけではなくその根本である「音」まで無くなることへの恐怖を知った時、あらためて仲間との会話によって心を通わせ合えることへの喜びを感じ、様々な喜怒哀楽を表現できる音楽の大切さを知っていく…タイトルからは、こんな感じの考察になります。
それらを踏まえて歌詞を見ていくと
筆者が印象に残った歌詞がコチラ。
僕のポケットの未来をのぞいて
きっと笑ってくれるから
これはいつか
この先出会うあなたの痛み
一つ拭う魔法
引用元-Lyrical Nonsense
君のポケットの未来をのぞいて
きっと笑ってくれるから
これはいつか
この先出会うあなたの痛み
一つ拭う魔法
引用元-LLyrical Nonsense
1番と2番のサビに当たる部分ですが、冒頭の部分が「僕」と「君」が違うだけで後の歌詞は同じになっていますよね。「きっと笑ってくれるから」から推測すると、それぞれのポケットの中にある未来が「思い出を投影させるもの」であることが考えられ、その思い出は「喜びを感じられるもの」であり、お互いに共通するものだと筆者は考えます。
それが、痛みの一つを拭う魔法であるということが筆者の考察を裏付けるものになりますが、さて、魔法とは一体どんなものなのか?興味が湧く部分であり、この歌が伝えたい想いの本質を表すキーワードになっていますので、よく覚えておいてくださいね。
僕らの抱えてる魔法にはいつも
一つ小さな秘密があって
どうしても一人じゃ使えないのさ
引用元-Lyrical Nonsense
この部分の歌詞には、魔法というもののヒントが描かれています。
気になるのは、どうしても魔法を一人では使えなくしてしまう「小さな秘密」…
何を意味するのか?
独りよがりや自己中の時には使えないということなのではないでしょうか。
愛する人や大切な仲間と心を通わせ合うことで使うことができるのが「魔法」だと考えた場合、意味は通じると筆者は考えます。
どうしても拭えない痛みが
君を襲いかかるときがくるさ
その時は
君のその魔法の力を唱えてみて
引用元-Lyrical Nonsense
ブリッジ部分の歌詞に、先程お伝えした「魔法」の意味が表されていますのではないでしょうか。自分独りではどうにもならないような「痛み」(窮地)に襲われた時に魔法の力を唱えてみてと伝えていますが、この部分にこの歌が伝えたい想いの本質があると筆者は考えます。
大切な仲間との絆、信じ合える喜び、通い合わせた想いや護られている安心、独りでは弱い心を支えてくれることへの感謝などが「魔法の力」を生み出すものだとするならば、これこそが「響き合う心」になるのではないでしょうか。
そして、そのすべてが重なり合った時に「魔法の力」は最大の効果を生み出すとしたら、その魔法の正体は「心からの笑顔」であり「笑い声」だと筆者は考えます。
アハハ、ウフフ、ギャハハ、ゲラゲラ。
微笑み、はにかみ、大笑いなど、笑顔や笑い声は様々であり、感情表現もまた然り。
お互いに心と心で感情を響かせ合うことで胸の内を知り、想いを共有できる。
僕のポケットの未来の君はね
いつも笑ってるんだよ
だから君のポケットの未来の僕もね
笑ってて欲しいかな
笑ってて欲しいから
笑っててくれよ
引用元-Lyrical Nonsense
喜びを分かち合い、悲しみを分け合うことで、人は笑顔をキープできる。
一緒に過ごす日々の中で、できるだけ悲しいことや苦しいことは遠ざけたいよね。
笑顔でいれば、幸せは寄ってくる
だからこそ、僕も君も、いつも笑っていたいし笑っていてほしいんだ…
歌詞の中には、そんな想いが込められているのではないかと考えられ、筆者はこの歌が伝えたい想いの本質を「響き合う心が奏でる未来」としているのです。
まとめ
今回は Vaundy さんの タイムパラドックス について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質に迫りました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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