【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回、あなたの心に届けたい楽曲は
Aimer さんの 残響散歌 です。
歌詞の意味を考察すると、この歌が単にテレビアニメの主題歌ではなく
現世を生きる私たちへの深いメッセージが込められていることが分かりました。
そのメッセージとは何か?
この歌が伝えたい想いの本質とは何なのか?
記事タイトルの真意を含めてお伝えします。
感情の揺れ動きや高鳴る鼓動が時空を超えて疾走するイメージの歌
魅惑的な歌声で世間を席巻するAimer(エメ)さんが、CX系テレビアニメ「鬼滅の刃~遊郭編」の主題歌として書き下ろされた3分余りのこの歌が持つ世界観は、アニメの内容も然ることながら、現世を生きる私たちの日常においても見通すことができるものとなっています。
目まぐるしく動く世の中で、自分自身に巻き起こる「喜怒哀楽」の感情の揺れ動きや高鳴る鼓動といったものを、絶妙のバランスで抑揚を利かせながら歌い上げる歌声と疾走感溢れるメロディーラインで表現されていて、3分とは思えない程の充実感が味わえますよね。
アニメやMVなどを見ても、感情の揺れ動きや高鳴る鼓動が時空を超えて疾走するイメージの歌だと表する筆者の真意がよく分かると考えます。
歌詞の意味を考察!残響とは、これからの人生の道標となる「未来への日記」
この歌の最大の魅力は、メッセージ性の強い「歌詞」。
1つ1つの言葉に前向きな想いが込められていて、力が漲ってきます。
印象的な歌詞を一緒に見ていきましょう。
転がるように風を切って
躓くごとに強くなった
光も痛みも怒りも全部 抱きしめて
選ばれなければ 選べばいい
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/aimer/zankyou-sanka/
1番のAメロからサビ前までの部分。
過去の自分を俯瞰し、自分が今成すべきことに気づく様子が見て取れます。
紆余曲折がありながらも、それを乗り越えてきた自分が今ここにいる…
それは自分独りで成し得たことではない。
打ちひしがれて転落していく自分を受け止めてくれた人や
深く傷つき動けなくなっている自分に手を差し伸べてくれた人など
誰かの支えがあったから成し得たこと。
これまでに経験した、様々な喜怒哀楽は
自分だけではなく今、この瞬間にも他の誰かに巻き起こっているかもしれない。
心からの支えを待っている人へ
今度は自分が支えることで想いをつないでいけばいい。
こんな風に解釈できます。
そしてサビの部分。
声よ 轟け 夜のその向こうへ
涙で滲んでた あんなに遠くの景色まで響き渡れ
何を奏でて? 誰に届けたくて?
不確かなままでいい
どんなに暗い感情も どんなに長い葛藤も
歌と散れ 残響
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/aimer/zankyou-sanka/
感情は剝き出しにすればいい。
夜の闇の向こうにまで響くほどに叫べばいい。
感情を爆発させることに理由などいらない。
押し殺した感情を解き放ち、粉々に砕け散らすことで
心の中に「残響」として持ち合わせておけばいい…
どうして「残響」を持ち合わせておくのか?
それは2番のサビ前の部分に答えがあります。
そして、その答えとなる部分に
この歌が伝えたい想いの本質があるのです。
続きを一緒に見ていきましょう。
この先どんなつらい時も
口先よりも胸を張って
抱いた夢の灯りを全部 辿るだけ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/aimer/zankyou-sanka/
未来への歩みの中での「道標」となるような言葉が並んでいます。
そして、この次に記された歌詞。
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/aimer/zankyou-sanka/
逃げ出すため ここまで来たんじゃないだろ?
表現を替えると「今、あなたがここに居るのは、苦しみや悲しみから逃げ回ってきたからではないだろう?」ということになります。
この部分が、この歌が伝えたい想いの本質です。
心の中に持ち合わせておいた、悲しみや苦しみの欠片である「残響」は、人間として経験してきたことの「証」であり、これを持ち合わせていることで人の痛みや悲しみ、苦しみが自分にも分かるのではないですか?
全く同じではないにせよ、自分や他の人が経験する「喜怒哀楽」を分かち合い、支え合うことで未来は眩い光を放ち、私たちを誘ってくれると筆者は考えます。
そのことは後半のサビの部分にも表現されていて
表現されていく中で「残響の意味」も変化していきます。
声をからして 燃える花のように
闇間を照らしたら
曖昧過ぎる正解も譜面にして
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/aimer/zankyou-sanka/
これから先の未来にも、様々な課題や問題に直面して
どうすればいいか分からなくなる時があるだろう。
そんな時は、自分の信じる方へ胸いっぱいの想いを叫ぶのだ。
その方向が正しいのか間違っているのかなどはどうでもいい。
その日その時、その瞬間に「自分が何を想い、行動したのか」が大切。
譜面という名のページに記しておくことが
いずれの日にか、必ず役に立つ時が来るのだから。
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/aimer/zankyou-sanka/
夜を数えて朝を描く様な 鮮やかな音(ね)を鳴らす
辛く悲しいことがあった夜を引きずることもあれば
幸せなひとときを過ごした夜の余韻に浸ることもある
目覚めた朝は間違いなく「昨日とは違う朝」
瑞々しく澄んだ空気の中、小鳥のさえずりや目覚ましの音が
新しい朝の訪れを告げる
どんなに深い後悔も どんなに高い限界も掻き消して 残響
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/aimer/zankyou-sanka/
過去に起こった出来事も、これから起こるであろう出来事も
それらすべてが「経験」となり、人生の道標になる。
辛さや悲しみを掻き消した心の中の残る「叫び」をも「残響」とするならば
その響きを喜びと幸せのファンファーレに変えるため
決して忘れることなくすべてを胸に刻んでおこう。
そう…
それが、これから歩んでいく「自分の未来への日記」になるのだから。
これが、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした
残響とは、これからの人生の道標となる「未来への日記」の真意です。
まとめ
今回は
Aimer さんの 残響散歌 について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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