今回の「よもやま話」は
マインドフルネスは、「自分軸の原点」
この記事では、数年前から注目を集めている「マインドフルネス」について
- ・そもそも論としての「マインドフルネス」の意味
- ・「マインドフルネス」の効果と作用
- ・【体験談】「マインドフルネス」を上手に活用する人たち
- ・「マインドフルネス」は、自分軸の原点とする真意
以上の4点をお伝えすることで、誰もが自分らしく日々を過ごせるようになっていく
きっかけを作ってもらいたいと考えます。
そもそも論としての「マインドフルネス」の意味
マインドフルネス
最近よく耳にしますが、あなたは知っていますか?
耳にはするが、意味までは… そんな人が多いのではないでしょうか。
マインドフルネスの意味するところは
「今、この瞬間を大切にする生き方を意識的に行っていくこと」なのですが、ちょっと難しいかもしれませんね…
もっと噛み砕いていうと「過去や未来に囚われず、今に意識を集中させて過ごすこと」であり、もっと崩すと「自分ではどうにもならないことは気にせず、今の自分を大切にすること」といった意味になります。
ある意味「現実逃避」のような考え方ではありますが、悲観的になりがちな物事ばかり考えていても、つるんつるんの無難な言葉が発せられるテレビのニュースを観ていても、ちっとも現状は変わらず面白くもないですよね。
そう言ったものに振り回されていては、モチベーションやポテンシャル、パフォーマンスも下がってしまいます…
そんな心の状態を意識的に改善して行くことが「マインドフルネス」。
- 漠然とした不安や怖れといった感情の向こう側に行く
- 雑念や無駄な思考を持たない、自分自身の静かで穏やかになる心を見出して行く
というものです。
「マインドフルネス」の効果と作用
実際の効果としては
- 集中力が高まる
- 心と身体が浄化され、ストレスフリーになる
- 洞察力、直観力、想像力が高まる
- よく眠れるようになる
これによって、どういった作用が生まれるのか
- 心に余裕が生まれ、周りの状況がしっかりと見られる
- 「今、何をすべきか」「自分にできることは何か」などが意識できるようになる
というものなのです。
イメージしやすいものとして「ヨガ」や「瞑想」といったものがありますね。
教室などもあって、週単位で通ってはマインドフルネスに取り組んでいる人も増えているようです。
雑念を祓うことで自らの心に問いかけながら、自分を見つめ直すといった意味合いもあるのでしょうが、効果や作用、やり方は分かったとしてもなかなか実際に活用するところまでは難しい…
そういう人が多いのも事実です。
しかしながら、これは「ヨガ」や「瞑想」をしないと獲得できないものなのではなく、そんなことをしなくても、これを活かしてしっかりと言動に移せている人と、筆者は最近出会えました。
どんな人なのか。
子どもです。
どういうことなのか?
筆者が先日体験した実話からお話していきます(イメージしながらお読みくださいね)
【体験談】マインドフルネスを上手に活用する人たち
近隣のスーパーへ買い物に向かう際に信号のない交差点があるんですが、交差点に進入する少し手前で小学5年生くらいと思しき2人の女の子が渡ろうかどうしようか迷っている様子。
横断歩道手前で車を停め、左手で「どうぞ」と合図をするとその2人は大きくお辞儀をして手を挙げて渡っていったんですが、何とも私の気持ちを癒してくれたのがこの後の彼女らの行動です。
どんな行動をしたのか。
車を走らせようとアクセルを踏みかけた私の車の方を向いて
「ありがとうございました!」と言って再度お辞儀をして走っていったのです。
「なんて素敵な子たちなんだろう」
そんなことがあって、私はその日1日、晴れやかな気持ちで過ごせました。
短いエピソードでしたが、これをご覧になって、あなたは何を感じ取りましたか?
感じ取るもなにも「は?」という感じです。
そんな人もいるでしょう。
ここで登場するのが「自分軸」と「他人軸」という考え方になります。
「自分軸」と「他人軸」、どちらに振れるのかを決めるのが「マインド」。
そう考えてみれば、彼女らの取った行動がどちらに振れるのかは一目瞭然ですよね。
筆者が出会った子どもたちの行動は、自分軸の「原点」だといえます。
どうしてそういえるのか?
「マインドフルネスは、自分軸の原点」とする真意を含め、最後の章でお伝えします。
「マインドフルネスは、自分軸の原点」とする真意
人とのコミュニケーションにおいて、挨拶は基本。
私たちは「おはよう」から始まって「おやすみなさい」までの一連のコミュニケーションの中で、様々な言葉を遣いながら暮らしていますが、先程の子どもたちの行動は、家族でさえ意識していたとしてもなかなか出て来ないのではないでしょうか。
一番小さな集合体が「家族」とするならば、学校や職場、地域へと大きくなり、最終的には「世界」「地球」ということになりますが、どんなに集合体が大きくなったとしても「人としてのコミュニケーションの基本」は変わらないですよね。
「自分の気持ちに素直に」、「自分が良いと思ったことを行動に移す」などが自分軸なるものであるとすれば、彼女らの行動はまさに「自分軸の原点」。
この反対の意味「他人軸」ではそうは行きません。
「そんなことしたら恥ずかしい」、「変な目で見られたらどうしよう」などが先に立って、ヘタをすれば手も挙げず、横断歩道すらも無視して対岸に渡っているかもしれない…
今般の感染症のことなど様々な問題や不安を抱えながら過ごしていた筆者でしたが
このことがあってから「今、その時の感情を大切に、自分ができることをする」ということにあらためて気づかされ、意識を変えていく糸口をつかむことができました。
「自分軸と他人軸の違い」については、これまでにもメディアで取り上げられたりネットなどでたくさん書かれているので、ここであえてお伝えするのはどうかとも考えますが、私が体験したことを交えながらお伝えしている内容で概ね間違っていません。
先程のエピソードを振り返ってみた時
「この子たちはきっと勉強が出来て頭がいい子たちなんだろう」
「親御さんのしつけが良いからこんなことができるんだろう」
などと思っている人もいるでしょう。
いろんな人生経験を積んでいる視点からすればそうなのかもしれません。
ただ、ここではっきりと言いますが視点を向けるところはそこじゃない
もっと広い視野から焦点を絞るべきではないでしょうか。
学校での成績が良いとか悪いとか、親のしつけが行き届いているとかいないとか。
そんなレベルの低い考え方ではありません。
彼女らが人生体験は少ないにしても、これまで関わってきた人たちとのつながりの中で
「人として何を学んできたのか」の方に視点を向けるべきなのではないですか?
大人であれば、日々暮らしていると自分と他人とを比べることばかり考えてしまいがちになりますし、他人の言動に流されていることの方が楽な場合もあるでしょう。
でも考えてみれば「自分の人生に責任を持てる人は自分しかいない」訳ですから
自分が良いと思ったことを素直な気持ちで表現することの方が楽しいですよね。
そういった意味合いも含めて、筆者は「マインドフルネスは、自分軸の原点」としているのです。
まとめ
今回の「よもやま話」は
マインドフルネスは、自分軸の原点
と題して、意味や効果、作用、上手に活用する方法などを
筆者の実体験や実話を交えながらお伝えしました。
あなたの感性や個性は唯一無二
マインドフルネスを活かして、不安少なく笑顔の多い暮らしができるようになる日が、そう遠くない未来にあなたに訪れることを願っています。
最後になりますが、マインドフルネスの練習法を分かりやすくまとめてある情報がありますので、リンクを貼り付けておきます。興味のある方はぜひどうぞ。
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