【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回、あなたの心に届けたい楽曲は
YOASOBIの「群青」です。
歌詞の意味を考察すると、世代を問わず訴えかけている「想い」が分かります。
現世やこれから起こり得る近未来を生きる人々へのメッセージが込められたこの曲。
その真意についてお伝えしますので、どうぞ最後までご覧ください。
それでは始めていきましょう!
思春期・青春期の心の揺れ動きが巧みに表現された歌詞とメロディー
2021年の某テレビ番組の企画
「ダンスONEプロジェクト」の課題曲にもなったこの歌は
前半部分は少しモヤモヤとした違和感があり、後半部分は明るい兆しを感じさせるメロディー。
そして、ブリッジ以降の大サビ部分は爽快感たっぷりで
まさに「群青」の澄み渡る空をイメージさせるメロディーになっています。
世代でいえば「青春(せいしゅん)」、現世では「アオハル」ともいわれるように
全体を通して思春期や青春期の心の揺れ動きを巧みに表現しているのではないでしょうか。
この傾向は、歌詞においても同じことがいえますが
幾田さんの情感たっぷりの歌声に乗せて、より深みを増します。
前半では現世や自分の情けなさなどを憂い
後半では少しずつ自分を取り戻していく様子を描いています。
原案となっているマンガ「ブルーピリオド」の世界観がふんだんに込められていて、悩みや不安の中でも前を向いて進もうとする姿を印象付ける歌詞になっています。
そんな中、筆者が注目するのは、サビ前に何回か登場する「嗚呼」という叫び。
1回叫ぶごとに諦めや迷い、不安に押し潰されそうな心が解き放たれていき、少しずつ「自分という人間は何なのか」、「自分ができることは何か」ということに気づいていくという全体の曲の流れの中でも極めて重要なワードだと考えられます。
「嗚呼」という叫びが、若い世代のみならず現世を生きる人たちの「心からの叫び」だとするならば、この歌が私たちに訴えかけている想いは何なのかを感じ取ることができるのではないでしょうか?
次の章で、その真意に迫ります。
「嗚呼」と叫ぼう!本当の自分に出会うために
嗚呼
全てを賭けて描く 自分にしか出せない色で
引用元-J-Lyrics
朝も夜も走り続け 見つけ出した青い光
好きなものと向き合うこと
今だって怖いことだけど
もう今はあの日の透明な僕じゃない
ありのままの かけがえの無い僕だ
この歌の持つ想いは2つ。
「ありのままの自分に出会うこと」と
「ありのままの自分でいる勇気を持つこと」 だと筆者は解釈しています。
ありのままの自分に出会うこと~心の底から「嗚呼」と叫ぼう!~
現世において考えてみた場合、私たちの暮らしの中で
悩みや不安の根源になるものは、やはり何を置いても「今般の感染症」ではないでしょうか。
新型コロナウイルスが私たちから奪ったものは多いですが
中でも一番つらいのは「何気ない日常を奪われ続けていること」ですよね。
「ステイホーム」、「営業時間短縮」、「外出を控えて」、「イベントは中止」など「自粛」の名の下にがんじがらめにされてからもうすぐ2年が経過しますが、今般の変異株の出現や第6波到来との報道などで、またしても先の見えない不安を抱えながら過ごすことになるあなたの心と身体が心配です。
しんどいですよね…
でも、ただ不安や悩みを抱えているだけでは何も始まりませんし何も変わりません。
不安や悩みは降りしきる雪のように積もり、重くのしかかっていくだけです。
知らず知らず隠してた 本当の声を響かせてよ
ほら
見ないフリしていても 確かにそこにある
引用元-J-Lyrics
嗚呼
感じたままに描く 自分で選んだその色で
眠い空気まとう朝に 訪れた青い世界
好きなものを好きだという
怖くて仕方ないけど
本当の自分 出会えた気がしたんだ
引用元-J-Lyrics
すべての想いを解き放つように
心の底から「嗚呼」と叫んでみましょう。
そして、力一杯深呼吸をするのです。
そうすることで、小さくまとまってしまった心も身体も解放され
本来の自分の姿になり、ありのままの自分に出会えるはずです。
最大限の力で押し込まれたバネが、その力から開放された時
今まで以上に高く跳ね上がることができるようなイメージです。
ありのままの自分でいる勇気を持つこと~あなたはあなたでいいんです~
- 「自粛しろ」と言われて自粛する
- 「人と会うな」と言われて会わない
- 「距離を取れ」と言われて過剰なまでに距離を取る
これらのような、いわゆる「言われたことをする」ことは「自動化」といって
極論をいえば自分の存在意義を自ら否定するような行為です。
そんな大切なことを、何も考えずに行っていてはいけません。
「自分はどんな人間なのか」、「自分ができることは何なのか」に気づいたら
現世において私たちがすべきことは「自粛ではなく自重すること」が重要だと考えます。
具体的にいえば
- ・自分にできることで感染予防をし、日々の暮らしはそのまま続けること
- ・愛する人や大切な人の命を護りたいからこそ想いを分かち合い、愛を確かめ合う
- ・ソーシャルディスタンスなどくそくらえ!
これらの言葉の意味するところは
この歌が訴えかけているもう1つの想い
「ありのままの自分でいる勇気を持つこと」になります。
政府やマスコミから流される情報によって振り回され続けるのはもう止めましょう。
(「一切無視しろ」という意味ではないので勘違いしないでくださいね)
ありのままのあなたの想いが抑えつけられる筋合いなどありませんからね。
ただ、それでも「気が重い」、「周りの目もある」などと考えてしまうのも分かりますが、そうなるとあなた自身が「がんじがらめにされたまま解こうとしない」ことに問題があります。
愛する人や大切な人たちは
あなたのがんじがらめを解くために心をほぐすことはできても
実際に解くことができるのはあなた以外にはいない。
あなたは、あなたでいいんです。
この状況下で一番大切なのは
「あなたがありのままでいること」なのです。
「新しい日常」ではなく
「何気ない日常」を取り戻すためには
ありのままのあなたがいないと始まりません。
季節は巡り、冬から春へ。
山郷で芽吹く花々は梅から桜へと進んでいきます。
- 「きれいなものは綺麗」
- 「美しいものは美しい」
- 「嬉しいことには、屈託のない笑顔で」 など
ありのままを表現していきましょう!
そういった想いが
4分22秒の中に込められていると、筆者は考えます。
まとめ
今回は
YOASOBIの「群青」の歌詞の意味を考察し
歌の持つ本当の想いをあなたに届けました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
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