【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
Vaundy の 置き手紙 です。
タイトルを見ただけでもイマジネーションが膨らむ
この歌の歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい現世につながる想いの本質をあなたに届けます。
明と暗が織り交ぜられる中、何処か明るい未来を感じる不思議な楽曲
Z世代のシンガーソングライターであり
現役の美術系大学生でもあるVaundyが
前作からわずか10日あまりで発表するこの曲。
イントロなくアコースティックギターをかき鳴らしながら歌が始まるこの曲。
アウトロもないので、楽曲全体でタイトルにある「置き手紙」を巧みに表していると筆者は考えます。
聴き始めると躍動感のあるメロディーに感じますが、全体を通して聴き込んでみると、楽曲に登場するカップルの複雑な恋愛模様が浮き彫りになって来るのが分かります。
明と暗が織り交ぜられる中、何処か明るい未来を感じる
不思議な楽曲だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!気持ちに噓をついていた自分への置き手紙
さて、歌詞考察に入ります。
先程来お伝えしているように「複雑な恋愛模様」が描かれた歌詞。
一緒に見ていきましょう。
あれは 何年前の話だ
ずいぶん前の長い話だ
話そう
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/vaundy/okitegami/
冒頭の歌詞です。
過去の出来事を振り返りながら
これからの二人の関係性について意を決して伝えようとする心情が窺えますね。
「これでやめる腹積りだったんだ
会いに行くつもりは別になかったさ
今日は天気がいいみたいだ
雲一つない夜だ 星を見にいこう
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/vaundy/okitegami/
Aメロの部分。
元カノとの関係を断ち切れないでいる彼氏の様子が見て取れます。
下線部分は、その元カノに伝えた言葉だと筆者は考えます。
君は何も知らない顔で笑ってくれたよね
だから僕らの日々が、壊れ、崩れていこうとも
言っちゃいな
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/vaundy/okitegami/
Bメロの部分。
一緒に星空を眺めながら過ごすひととき。
お互いの気持ちは薄々感じているかもしれないけれど、他愛もない話でお茶を濁しながら時間が過ぎていく…
彼にはまだ元カノへの想いが残ったまま。
身勝手なのは重々承知の上。抑えられない気持ちの高ぶり。
このことを踏まえると、赤字になっている「言っちゃいな」は
元カノへの本当の気持ちだと筆者は考えます。
今カノとの関係性を壊してでも、元カノとの恋を選んだ彼。
なんとも身勝手な人ですが、自分の気持ちに正直でありたいとするのは
筆者は納得できなくても理解はできます。
そしてサビの部分。
今伝えたいことが
僕たちが僕たちを思い合えるような
魔法の言葉
今伝えたいことが
無愛想な愛情もかき消すような
魔法の言葉
明日こそ君に伝えにいこう
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/vaundy/okitegami/
今伝えたい魔法の言葉とは何なのか?
僕たちが僕たちを思い合えるような、無愛想な愛情もかき消すようなとありますが、裏を返せばこの部分に「これまでの彼の恋愛の仕方」が透けて見えますよね。
彼女と想いを確かめ合うことなく自分勝手であり、ぶっきら棒に愛を伝えていた彼。
それを埋めることができるような「魔法の言葉」を探している…
そんなもの、あるでしょうか?
その答えが2番以降の歌詞考察で明らかになります。
続きを一緒に見ていきましょう。
『未練がここで消えずに
もしも私が不死の病にかかったら』
なんてそれは
ゆるい、金縛りみたいに絡み
暖かい、君の方に潮は変わってた
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/vaundy/okitegami/
Aメロの部分。
赤字の部分は元カノの言葉。
星空を観に行った後、主人公の彼に告げた言葉だと筆者は考えます。
そしてその言葉に彼の心が一瞬たじろぐ様子が後半の3行に見て取れます。
恋愛の主導権が元カノに移ったといった感じでしょうか。
そして、元カノのいう不治の病とは何なのか?
このフレーズはブリッジ部分にも出てきますので、ここではスルーします。
Bメロ部分を見ていきましょう。
今日も何も知らない顔で笑ってくれよね
たとえ息が詰まり、悶え、震えていようとも
言っちゃうわ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/vaundy/okitegami/
最初の1行は、彼の邪な思い。
後半2行は、彼のたじろいた様子を冷静に見ていた元カノが
意を決して「今の自分の気持ち」を伝えようとする様子を表していると筆者は考えます。
そうそう都合よく笑ってられないわよ。
私がどんな想いであなたと過ごしてきたと思っているの?
その気があるなら態度で示してみなさいよ!
こんな感じでしょうか。
今伝えたいことが
僕たちが僕たちを思い合えるような
魔法の言葉
今伝えたいことが
無愛想な愛情もかき消すような
魔法の言葉
明日までに唱えきるよ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/vaundy/okitegami/
2番のサビ。ほとんど1番と同じですが、最後のフレーズだけが違っています。
明日までに唱えきるよとあるのは、彼が元カノへの本当の気持ちを言葉と態度で表すと約束したことを意味していると筆者は考えます。
ここまで一緒に見てきましたが、元カノは彼のことをどう想っているのか?
すごく気になるところですが、筆者は「彼女もまた、彼への想いが残っていた」と考えます。
歌詞の中にある「未練」や「不治の病」との言葉にその片鱗が窺えるのではないでしょうか。
そして楽曲はブリッジ部分から大サビへ。
綴りきれない
呼吸の数だけ生えた思いは溢れ育ってた
不死の病がもしあるなら
あぁ、もうやめよう 口に出さずに
『腐りきるまで、別てぬ二人』
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/vaundy/okitegami/
ブリッジ部分の歌詞ですが、ここでも「不治の病」が登場します。
ここまでご覧いただくと分ってくることでしょう。
不治の病とは「縒りを戻して恋愛を続けること」になるのではないでしょうか。
別れた後もずっと想いは残ったまま。
お互いに新しい恋をしては離れてを繰り返す中で知った
自分が本当に愛しているのは誰なのか
自分の気持ちに嘘をついてまで別々の人と恋愛するのは苦しいだけ…
だったら今、お互いに本当の気持ちを正直に伝え合おう。
たとえ周りから「腐りきるまで、別てぬ二人」と言われようとも。
こんな感じになるでしょう。
なんて腐りきった二人の話
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/vaundy/okitegami/
大サビの最後のフレーズ。
この部分には、縒りを戻した彼女との恋愛について自虐的に語る彼の姿が窺えますがそれは照れ隠し。
本当は幸せを噛みしめながら、大好きな彼女と過ごしていく喜びに溢れているように筆者は感じます。
以上のことから、この歌が伝えたい想いの本質は
「置き手紙」とは、気持ちに嘘をついていた自分へのものであり
その手紙には、こう書かれていたと筆者は考えます。
この言葉こそが、何にも替え難い「魔法の言葉」であり
愛し合う二人が導かれる真の愛へとつながっていくものだと筆者は考えます。
まとめ
今回は Vaundy の 置き手紙 について
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい現世につながる想いの本質をお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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