最近また、地震が増えて来ているようですね…
ゲリラ豪雨や台風など、近年の日本は大きな災害に見舞われることが多くなりました…
特に秋には台風が接近するにつれて、雨や風が強くなり、特に夜に最接近となった場合、雨戸などを閉じていても風の音が不気味なくらい聞こえてくるので、子どもの頃はとても怖かった記憶が私にはあるんですが、あなたはどうですか?
私が今までに体験した最も大きな台風上陸時の気圧は「940hPa」、最大風速は「50m」でした。
現在は「瞬間最大風速」も表示されますから、ある意味精密になっていますよね。
市街地で25m以上の風が吹くということになると、山間では瞬間的に40mほどの風が吹いていると考えられ、海沿いではさらに暴風が吹き荒れるということになります。
山間の場合は木などが防風林の役割を果たしたりするので、ひょっとしたら風速的には抑えられているのかもしれません。
私の住んでいる奈良県では、風除けになる場所がない田畑などで暴風が吹くことが多く、以前に田畑の真ん中に立っていた鉄塔が、暴風でグニャグニャに折れ曲がったことがありました。
母方の親戚縁者が山間のところに多く住んでいるので、この時季になると避難準備に余念がありませんが、先日電話で話した際には「今はまだコロナ禍なので、従来の避難所ではフロアが狭いし数も少ないので、交流センターなど、いくつか避難所を増やして対応するようだ」と聴きました。
- 避難所の入口に消毒液
- 必要に応じて手袋を着用
- マスク着用の義務化
- 避難される方々のスペースは確保しながら、距離を置いて設置
- 供給されるものについては「誰がいくつ使用したか」を記載する
- ゴミなどは個々で処理をする
- 極力大きな声での会話はしない
- 子どもについては走り回ったりしない
私が予想する「コロナ禍での避難所での注意事項」を列挙してみましたが、まだまだあると考えます。
何とも息苦しいですよね…
できないことばかりを並べ立てるのは簡単ですが、できることへの転換には労力を使います。
(できることだけ書いといてくれたら、後はできないことって言う発想にならないんですかね?)
「避難はしてきたけど、自宅の様子が気になる」
「これからどうなってしまうのか…」
などといった不安に駆られてしまい、何も考えられない状況になってしまうかもしれません。
しかしながら、考えてみてください。
避難されてきた人たちもまた、あなたと同じ想いであることを。
そう考えた場合、今、その場において「自分ができること」は何なのか。
何より重要なことは、やはり「会話」です。
思いを言葉にして届けることで、人の心は動きます。
それができないのであれば「心をつなぐこと」になります。
一緒に避難所で過ごす人への「思いやり」と「労い」を、言葉ではなく行動で示すこと。
例えば、避難所での食事の提供の際。
本来なら一人一人に手渡しするのが通例ですが、コロナ禍では「テーブルに人数分置いておく」形になっているかもしれません。
そんな時、身体の状態や何らかの事情で取りにいけない人へ『ご飯、取って来ましょうか?』とジェスチャーで伝えたり、実際に取ってきて差し上げることなどはいかがでしょう?
もし余裕があれば、私であれば食事を取って来る時、職員の方へ事情を説明して受け取った後に「メモ用紙と鉛筆ありますか?」と訊き、持って来られたメモ用紙に鉛筆で「大変ですけど、お互いがんばりましょう」と書いて、そのメモを添えてその人に手渡します。
もちろん職員の方が「分かりました。後でこちらが持っていきます」と言われた場合はお任せする形でいいと思います。
何かの形で行動を共にすることになった人たちとの縁。
心と心をつなぎ合わせることで、お互いにできる限りストレスフリーに過ごしたいですよね。
そして、自分の安否を知人や友人などに知らせることも大切なこと。
スマートフォンや携帯電話に設定されているアプリケーションには「災害用伝言版」というものもあるんですが、ここではNTTがやっている災害用伝言版「Web171」をご紹介します。
概要については、以下の通りです。
Web171は、災害等の発生時において ①被災地域(避難所等含む)におられる方がインターネットを経由して、災害用伝言板(web171)にアクセス。 ②電話番号をキーとして伝言情報 (テキスト)を登録。 ③登録された伝言情報は電話番号をキーとして全国(海外含む)から確認し、追加の伝言を登録することが可能。 また、登録したメッセージを通知することもできる。
というものです。
登録方法や確認方法についてはリンクを貼り付けておきますので、どうぞご覧ください。
備えがあっても憂いがある時代。
実際にあなたの身に災害が降りかかった時にこそ「自分ができることをしっかりと行える」ようにしましょうね。
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