【生理の貧困】サニタリーショーツから探るその本質

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はじめに

今年の春頃から社会問題化して、今もなお続いている問題

「生理の貧困」

その背景の1つが「経済的な問題」なのはお分かりのことでしょう。

コチラをご覧ください。

ピルのオンライン診療サービス「スマルナ」の調査から

あくまでも「平均」なので、生理が長引いた場合不正出血などがあった場合などは含まれていないことを考えると、その金額はさらに増えることを想像するのは簡単ですよね…

昨年来続いているコロナ禍において特に女性の失業率が高く、経済的ひっ迫は著明。

衛生面もあって「できることなら頻繁に交換したい」気持ちはあっても、諸般の事情などもあってなかなか難しい…

こういったことが月に1回(状態によっては早まったり遅れたりはしますが)訪れる女性の身体と心のバランスを保つことは、男性が想像する以上にしんどいことですよね…

生理用品といえばナプキンの他にタンポン月経カップ布ショーツといったものがあって、用途や量などによって幅広く商品が展開されていますが「頻度」「量」「使い勝手」のすべてに合致するものは少ないようです。

そんな中、注目されているのが「フェムテック商品」と呼ばれているもの。

あなたも報道などで知っていることでしょう。

「女性」「技術」を表す英単語をつなぎ合わせた造語であり

女性特有の悩みである「生理」についての不安などを解消する目的で開発されている商品のこと。

某ユーチューバーの件で話題となった「ナイトブラ」もその1つではあるんですが、今回はその中の1つで、生理においての悩みの1つを解消してくれる「サニタリーショーツ」についてを検証し、その実用性使用時の様子など、以下の内容でレビューを交えながらお伝えします。

  • サニタリーショーツとは?どんな種類があるの?
  • サニタリーショーツのメリットとデメリット
  • レビューから読み解く効果的な使用

そしてその上で、先程お伝えした背景の1つ「経済的な理由」よりも遥かに問題視しなければいけないと筆者が考える「生理の貧困」という状況を招いている本質についてもお伝えすることで、生理についてあなたが抱えている不安などが少しでも解消してもらえたらと考えます。

ぜひ最後までご覧ください。


サニタリーショーツとは?どんな種類があるの?

では「サニタリーショーツ」ってどんなものなのか。などについてお伝えします。

一般的に書かれている内容でいくと、このようになっています。

吸水性や防水性を備えた布を何層にも重ねて1枚のパンツにしているので、ナプキンを装着しなくても経血が外に漏れない仕組みになっているもののこと。

生理において1周期あたりの総出血量は体調などによって変わってきますが平均で20g~140gの間といわれています(それ以上や以下の場合、あまり良い状態ではないそうです

周期に入る前から眠くなったり下腹部の痛みがきつくなったりすることもあり、中には突然「あ!」と気づく場合もあるようですから、生理中の女性の方は本当に大変ですよね…

経血が出ている場合、従来ですと「生理用ナプキン」「タンポン」などを使われると思いますが、実際に1回の使用でどのくらい経血を吸収してくれるものなんでしょうか?

とあるメーカーがまとめた、それぞれの商品の「吸収量」についての概要はこのようになっています。

  • タンポンの吸収量レギュラー5~9gスーパー8~12gスーパープラス11~15g
  • ナプキンの吸収量(昼用・夜用平均して)25g~76g

これはあくまでも「吸収量のみ」ですから、吸収量が多くても横漏れしやすいであったり、横漏れをしっかりガードしてくれても「蒸れ感がすごい」など、それぞれに不安要素はありますよね。

使用される女性の比率は2:8の割合でナプキンの方が多いのは「手軽」「漏れなどに気づきやすい」などが挙げられます。

確かに慌ただしい中で時間や手間をかける訳にはいかないですし、匂いの問題などにも気を配らないといけない…

「急な時に手間がかかる」「ゴワゴワした違和感がある」「ポーチなどに入れるが、量の多い時にはかさばる」といったものもあるので、一概に「これ!」というものを探すのも限られますし、何といっても「使用頻度とナプキンの内容量とがアンバランス」なのが困りものではないでしょうか。

こういった悩みや困りごとなどを解消するべく考えられたのが「サニタリーショーツ」です。

一例を挙げると、このようなショーツになっています。


種類もいくつかあるようなので、ご紹介しておきますね。

今、話題の「エメフィール」タイプ


ファッション性のあるタイプ>


夜、寝ている時の漏れが気になる人へ>


お腹などに冷えがある人には、ハイウエストタイプ


どれにするか迷った場合の目安は、コチラ。


サニタリーショーツのメリット・デメリット

次に「サニタリーショーツ」のメリットとデメリットについてお伝えします。

メリット

サニタリーショーツを使用する際、3つのメリットが掲げられます。

吸収力・フィット感に優れている

ファッション性のあるもので約7g。標準タイプで約20gの吸収力があるようです。

一番吸収力の高いもので75gの経血を吸収してくれるようですから「なかなか交換しに行けない時」などに安心して着用できます。

また「ショーツ」なので肌触りが良く、デリケート部分のフィット感にも優れていて、ナプキンなどが擦れてデリケート部分の違和感を生じさせることがないので「普通の下着をつけているような感覚」で着用できます。

交換の際の失敗が少ない

ナプキンやタンポンなどの交換の際のような「誤って経血が下着に付いてしまうこと」や「微妙なズレによる漏れ」などによる失敗が少ないです。

節約ができる

吸収量にもよりますが、概ね12時間着用していても漏れない仕様になっているので「交換頻度が少なく」なり、節約につながります。

デメリット

しかしながら、サニタリーショーツにもデメリットはあります。

穿き返る際のタイミングが分からない

長時間身に着けていても吸収力はあるので問題はないとしても、実際のところ「今、どの程度まで吸収しているのかがハッキリしない」部分があり、ショーツを穿き返るタイミングが分からなくなってしまいます。

外出中の場合の替えと使用済みの保管の仕方に難あり

外出先で交換を余儀なくされた際、トイレで替えることになりますが、「洗って何度でも使える利点はある」にしても「洗った後の保管方法」について難があります。

洗う訳ですから手指には経血が付き、匂いもあるので手洗いをしっかりしないといけませんし、「洗ったショーツを持ち歩く」となったらバッグに入れるのも抵抗感がありますよね…

一度下げたショーツを再び上げる際の不安がある

「吸収してくれている」ことは理解しているにしても、使い慣れていない時などにはやはり「きれいにした後にまたこれを着けても大丈夫なのか?」といった不安がよぎることがあります。

また、長時間の着用となると匂いについても気になるところです。


レビューから読み解く効果的な使用法

ここからは「実際に使用している方々からのレビュー」を見ながらの検証になります。

体験したことをふまえて、どのように使用していけばいいのかをまとめます。

※お話されている内容で「メリット」部分を赤太字「デメリット」部分を黒太字で表しています。

(ちなみにレビューされているのは、コチラの商品についてです)

Aさんの場合
  • 商品の使いみち:実用品・普段使い
  • 商品を使う人:自分用
  • 購入した回数:はじめて

今まで生理ショーツも使っていなかったけど…

最近、夜に漏れてしまう事がありショーツを探していて発見。

布ナプキンは知っていたけどショーツ型ははじめて知りました。

どのタイプにするか迷ったので福袋に。

手にとった時はゴワゴワとしていてオムツのような印象だったけど履いてみるとスッキリ

触り心地と履き心地は違った!普通体系でMサイズ…ピタっと感なくリラックスして履ける

生理2日目、漏れないか心配しながら恐る恐る過ごしてみました。

(家で)漏れる事なく、ナプキンをしていないので痒みとかもなくて良い

長時間で匂いとかが気になるから、仕事の日はナプキン併用にするけど…

家で過ごす時にはこちらを使うようにする。

ナプキンの消費もないし、時々生理中なのを忘れるくらいの快適さ

洗うと乾くのに少し時間がかかるけどとても良い物だと思う。

今回、10歳の娘に生理準備としてレギュラーのSサイズを一緒に購入。

まだ未使用だけど生理がきても安心して使えそうです。

Bさんの場合
  • 商品を使う人:自分用

生理の日を快適に過ごすにはどうすればいいだろうと調べていたときに吸水ショーツを見つけました!ナプキンだとコスパも悪いし1~2日目の量が多い時はナプキンずれてないかな?って気が気じゃないのですがこれはすごくいいです!

荒れたりもしないし意外と濡れた感じ?が無くて快適です!
旅行の時など荷物も少なくなるし本当に嬉しい!


日本ではまだナプキンが主流ですが、吸水ショーツが広まったら選択肢が増えていいなって思いました!

Cさんの場合
  • 商品の使いみち:実用品・普段使い
  • 商品を使う人:自分用
  • 購入した回数:はじめて

最初は不安ですがとても快適です!

初めは本当に大丈夫かな?と不安でしたが漏れなく無事過ごせてました!

ナプキンのように漏れる心配がなく快適です!


ショーツが黒なので汚れが分からないのはいいですが、逆に今どれくらい出ててそろそろ危ないのかが分かりにくいのでそれは慣れて理解していかなきゃいけないのかな?と考えてます。

想像してたよりとても吸収するし、とても楽でした!

洗い置きにもう少し買おうと思います!

Dさんの場合
  • 商品の使いみち:実用品・普段使い
  • 商品を使う人:自分用
  • 購入した回数:はじめて

初めて購入しました。

普段からおりものも多く、生理の時は多い日でもナプキン(23センチ)を5枚一日で使うくらいです。

これならおりものシートも要らないし、ナプキンも仕事の時はこのパンツに着けて、お休みの時はナプキンなしでも十分です。多い日は午前、午後1枚ずつの方がいいかなぁ。お手入れも楽でいいです。

ただ、匂いがどうしても出てきてしまうので、気になる方はナプキンの方がいいのかなぁ…と思います。それこそ、半日ごとに履き変えれば匂いは気になりません脱いだ時にはもわっと匂いますが…。私的にはナプキンの節約になるのでリピすると思います。

Eさんの場合
  • 商品の使いみち:実用品・普段使い
  • 商品を使う人:自分用
  • 購入した回数:はじめて

本当にすべて吸収してくれます

私はタンポンと併用することにしました。
経済的で助かります。


以上5人の方々のレビューをご覧いただきましたが、仮にMAXの状態(12時間着用)とした場合を考えてみると、特に経血が多い日の場合は3~4時間程度で「違和感」を感じてしまうようです…

ですから多い日についてはナプキンやタンポンを併用する形にすると快適に過ごせるようですね。

後、経済的な面でのレビューもありましたが、考えてみれば「使用済みのものの処理」についてはナプキンやタンポンを使用する枚数が減る訳ですから、当然汚れ物(ゴミ)の量も減るのでサスティナブルな満足感も得られそう。

結論としては「始まりを感じたらショーツ着用→多い日になるとナプキンやタンポンを併用→減り始めたらショーツのみ着用」といった感じにすると良いでしょう。


生理の貧困を招いている本質は、社会や男性の理解不足にある

「どんよりとした気分で下腹部の痛みに耐えながら何度もトイレを行ったり来たり」ということを繰り返す日々は、女性にとって苦痛以外ないですよね…本当にお疲れさまです。

女性が生理について抱いている不安には、こういったこともあるとは思うんですが、定期的に生理が来るわけではなく、ストレスやホルモンバランスの乱れなどによって不規則になることもしばしばあることを考えると一番の不安は「次の生理がいつ来るか分からない不安」ではないでしょうか。

例えていうなら女性の方の中には基礎体温をチェックしていて「そろそろかな…」と思っても来なかったり、やっと生理が終わってまだ数日しか経っていないのに「また…」ということがある方もおられるでしょう。

そういった不安を少しでも和らげるために必要なことは

どなたもいうことでしょうけどやはり「心と身体のバランスを整えること」だと私も考えます。

  • 仕事など必要以上に頑張り過ぎない
  • 充分な睡眠をとる
  • ウォーキングなどで下半身の筋力をつける
  • 温めのお風呂に入って循環を良くし気分転換する
  • 食べたいものを我慢せずに食べる  など

こういったことを意識することだけでも随分違って来るのではないでしょうか。

ここまでは「女性が一人ででもできること」になりますが、これだけでは不安は解消されないのは解っています。

サニタリーショーツによって経済的な負担を抑えたとしても、心と身体のバランスを整えたとしても解消されることなく続いている「生理の貧困」を招いている根幹の問題が残されていますから。

その問題とは「女性一人ではどうにもできない状況での不安」です。

働く女性の中には「会社の就業規則に生理休暇はあるけど実際に取得できるかは微妙」という声があるのをよく耳にします。

「あまりにひどい痛みや重苦しさがあっても休みたいのに休めない…」

そのことで、どれだけしんどい思いを抱えている女性がいるのかを、周りの人々はしっかりと理解しているようには思えません。

男性のみならず同性であっても「私だって生理の時はしんどくても休まないのに、甘えてる」と考える人もいるでしょうし、そうなって来たら収拾がつかなくなってしまいますよね…

そこで重要なのが「男性、特に愛する人の理解」です。

生理については何も女性だけの問題ではなく、男性においても重要な問題だと私は考えます。

もちろん男性にはどう頑張ったところで体験できないことですから、愛する女性の身に何が起こっているのかについては「状態を観察する以外に方法はない」のかもしれません。

しかしながら「苦しんでいるのを放っておく」のは「人としてどうなのか」。

その時に大切になるのは、女性のリアルに応えることになるのではないでしょうか。

何事においても「同等に扱うこと」はできないもの。

だってそうでしょう?

心も身体もまったく同じ人間はいないんですから。

単に「女性特有の問題」と捉えてしまって

「俺には分からない」といってしまう前に

「苦しんでいる人を目の前にした時の言動」を思い起こしてもらいたい。

「どうしたの?」からまずは始まって「大変だね…しんどいよね…」へと続いて次に来るのが「俺にできることある?」であり「話せるようなら今、何をしてほしいかを教えて」へとつながっていく。

このことこそが「愛する人の理解」になります。

考えてみてください。

今、あなたがこの世にいるのは

「お父さんとお母さんの愛と理解」があったからこそですよね。


まとめ

今回は「生理の貧困~サニタリーショーツから探るその本質」と題して

サニタリーショーツとはどんなものなのか から始まり

サニタリーショーツのメリット・デメリット

実際に使用した人たちのレビューを通じての最適な使用法 をお伝えした後、

生理の貧困問題を招いている本質 についてお伝えしました。

社会問題化して以降、政府自治体などにおいてはその問題を改善するべく、様々な支援活動を行ってきているようですので、いくつかご紹介しておきます。

<政府の取り組み:内閣府・男女共同参画局>

https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/kenko/periodpoverty/pdf/2-1.pdf

https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/kenko/periodpoverty/pdf/2-2.pdf

<各自治体での支援活動についての報道>

「生理の貧困」広がる支援 コロナ下で顕在化 自治体 配布方法や費用が課題(南日本新聞) - Yahoo!ニュース
 経済的な理由などで生理用品を入手することが難しい「生理の貧困」の問題が、新型コロナウイルス感染拡大を機に全国で顕在化している。鹿児島県内でも民間や自治体が支援に動き出した。しかし、確実な配布方法や
「生理の貧困」広がる支援の一方、言葉に違和感も…子育て世代に寄り添う女性の活動 見えたのは性と生理への“理解”の貧困【愛媛発】
コロナ禍の中で、女性の生理用品をめぐって「生理の貧困」という言葉が注目されている。愛媛県内でも自治体などが支援に乗り出す一方で、新しい動きも始まっている。生理の貧困。コロナ禍で生活に不安を抱える女性に対して、自治体などが生理用品を支援する動きが、全国各地で広がっている。松山北高校の保健室。松山北高校・内田恵美 養護教諭...
「生理の貧困」支援の輪 学校トイレへの設置や無償配布:朝日新聞デジタル
 経済的な理由で生理用品が買えない「生理の貧困」が社会問題となるなか、県内の自治体や団体で支援の動きが広がっている。学校のトイレへの設置や無償配布などを通じ、さまざまな事情で生理用品に手が届きにくい女…

女性、男性といった考え方をやめて「人」としてお互いを支え合い、労り合うことが「まごころ」「愛」へとつながっていくことを願いたいですよね。

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