【椎名林檎】人間として~歌詞の意味を考察!歪んだ愛と罪を人間として赦せるのか

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【メンタルエイド】

BRAND-NEW MUSIC DAYS

今回あなたの心に届けたい楽曲は

椎名林檎 さんの 人間として です。

Total Playing Time 3:40 ※sourced.by. 椎名林檎

印象的な歌詞の意味を考察し

この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。

どうぞ最後までご覧ください。


楽曲紹介ならびに楽曲を聴いた筆者のイメージ・感想

「人間として」ジャケット 引用元-Amazon

1998年デビュー。独自の音楽理論に基づく独特のサウンドと妖艶な歌声が、日本だけではなくアメリカにおいても高い評価を受けている日本の女性シンガーソングライターであり、2004年からはロックバンド「東京事変」のヴォーカルとしても大活躍の「椎名林檎」

楽曲は、吉田紀子脚本、石原さとみ主演のテレビ朝日系ドラマ

「Destiny」の主題歌として書き下ろされたものです。

メインビジュアル写真 引用元-Instagram/(C)tv asahi

ドラマの概要は、コチラ

大学時代に起きたある事件と対峙し
父親の死の真相や大学時代の仲間の秘密の顔など
様々な過去と向き合っていく女性検事
西村奏(石原さとみ)の姿を描く
20年の時をかけたサスペンスラブストーリー。

坦々としたメロディラインに潜む不協和音のような違和感が人間の心の中にある光と闇賢明と愚暗(ぐあん)を表し、サビにおけるドラマティックなメロディラインはまるで”ミュージカル”のような展開。

これを人間1人1人の「人生観」と捉えた場合、生きている中で経験する喜怒哀楽のすべてが網羅されている楽曲にも思え、聴き込むほどに「人間とは何か?」「人生とは何か?」を自問自答させられる人もいるのではないでしょうか。


歌詞の意味を考察!歪んだ愛と罪を人間として赦せるのか

さて、歌詞考察に入ります。

全文については、コチラからご覧ください。

”人間として” by 椎名林檎 - トラック・歌詞情報 | AWA
”人間として” by 椎名林檎を聴くならAWAで。試聴も可能。歌詞やユーザーの作ったオリジナルなプレイリストすべてにアクセス。椎名林檎のほかにも1億2,000万曲以上の音楽が聴き放題。あなたの気分や好みに合わせて、新しい“好き”をお届けしま...

まずは楽曲タイトルから「推察」として進めていきたいと考えます。

楽曲タイトル「人間として」

ドラマの内容を加味すれば、タイトル「人間として」の後に何か言葉が続いていくのではないかと考えられますが、筆者はゆるせるのか」としました。

過去の恋愛、友情が「ある事件」によって破滅へと誘われ

時を経て再会した時に振り返ってみれば、何もかもが歪んでいた…

純粋に人を愛し、仲間と心を通わせ合い

大切な人を慕っていたあの頃から

目には見えない所では、心は歪み始めていたのかもしれない…

止まった時計が再び動き出し、様々な人間模様が点と線となり、その全容が浮き彫りになる中で明るみに出る「罪」を、果たして“人間として”赦すことができるのだろうか。

そんな想いが歌詞には込められているのではないかと考えたからです。

そういった意味合いも含め、あらためて歌詞を見ていくと

「正義」という言葉がキーワードとして何度も登場します。

一緒に見ていきましょう。

正義よお前はいま なんとすがしく透明か

僕らは絶えず 正義を忖度している

椎名林檎「人間として」 引用元-AWA 

正義よお前はいま なんとさかしく能弁か

僕らも適宜 正義との間合いは置く

椎名林檎「人間として」 引用元-AWA 

言葉に笑うものは言葉に泣くと正義が囁く

椎名林檎「人間として」 引用元-AWA 

こういった感じで登場し、社会の中での様々な人間模様を投影させながら

全体を通して”正義”をテーマとした問答が繰り広げられています。

しかも、その問答は分かったようで分からない

真意が伝わりにくい「禅問答」であり

この問答を解く唯一のカギとなる歌詞が最後に登場するこの部分。

正義とやら お前を生み出したのは誰

答えは 僕ら人間としてのごう

椎名林檎「人間として」 引用元-AWA 

人間としての「業とは一般的に『人間が行なうことは”しよう”という意志に始まり、言葉行動を含めた3つが備わった具体的な動作をすることによって何らかの結果をもたらすことで完結する』というもので、これが正義(人の道にかない正しいこと)を生み出すのだと歌詞にはあります。

もう少し深掘りすると、業には『理性によって制御できない心の動き』という意味があり、人間としての業においては「善業」「悪業」「無記業」の3つに分けることもあるとのこと。何となくこの歌が伝えたい想いの本質が見えてきましたね。

人間誰もが「正義」という言葉を信じ、それに忖度する形で言動に移すものですが、それは道義や倫理観などが絶対的に正しいとされていればの話であり、そのどれかが欠落している場合は正義とは言えないものですよね…正義の反対が必ずしも悪とは限らない所以ではないでしょうか。

何を以て正義とするのか。それは生きとし生けるものの中で人間が唯一持ち合わせている「情」が大きなウエイトを占めるのではないかと筆者は考えます。

もちろん「情に流され」て事の本質から目を逸らし、善悪を逆転させることなどあってはならないですが、当事者と自分との距離感が近ければ近い程「情」というものの存在が大きくなり、正しくジャッジメントすることを難しくさせるということはあるのではないでしょうか。

3分40秒の中で私たちに問いかけられる「正解なき課題」…

それが、この歌が伝えたい想いの本質としている

「歪んだ愛と罪を人間として赦せるのか」になると筆者は考えます。


まとめ

「人間として」ジャケット 引用元-Amazon

今回は 椎名林檎 さんの 人間として について

印象的な歌詞の意味を考察し

この歌が伝えたい想いの本質に迫りました。

BRAND-NEW MUSIC DAYSでは

この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので

そちらの方もどうぞご覧くださいね。

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