今回のレビューは「ランチ」になります。
先日の朝。
その日は休みだったので、『たまには寝坊もいいかなぁ』などと考え、布団にくるまっていると「お父さん、おはよう」と声が。
顔を上げると、いつもは私より遅く起きてくる息子のゆうき(仮名)が、今日はすでに身支度を整えていて、何やら慌ただしい様子。
大学4回生で、作業療法を専攻している彼には、2週間後に迫っている「現場実習」のことで頭がいっぱいなのは分るが、何を慌ただしくしているのか?
「何をそんなにバタバタしているのか?」と訊いてみたら、実習会場が山陰地方ということで、地域を知ることや環境に慣れる意味合いもあって「現地への出発を明日にすることにした」と、私に言ってきました。
いつもそうなんですが、彼の場合はなんでも「いきなり」なことが多く…
それでも初めての他府県での生活になるので、気持ちを汲んで、準備を一緒にやることにしたんです。
実習先での生活の場所や現地までの交通費などは、学校が負担することになっていますが、着替えやある程度の生活費は自分たちでということになるので心配はしましたが、生活費については彼なりにバイトなどで貯めていた様子。
「それなら安心だ」ということで、あれこれと荷物を整理しているとあっという間にお昼を過ぎてしまい…
本来ならば「壮行会でも」となるんですが、あいにく「時節柄と諸事情」もあって、なかなか思うようにいかないので、ランチを一緒に食べることにしたんです。
明日から約2ヶ月、初めての他府県での暮らしになるゆうきを、少しでも励ましてやりたいと考えた私は「ゆったりとした空間で、たっぷりと美味しいものが食べられる場所」を用意しました。
それがコチラの「フジエダハウス」です。
奈良県内に数店舗あるんですが、ここが「本店」。
(他の店舗は直営店で「オランダ屋」という店名になっています)
ログハウス風の店内に入ると、各テーブル席は広く間隔を取られていて、ゴチャゴチャとした雰囲気はありませんのでゆったりと座れますし、店員さんも必要な時以外はチャイムを鳴らさなければ来ないので会話が途切れることもありません。
ランチメニューは7種(A~G)※Gには「季節の限定メニュー」が入ります。
2人で「ごちそうランチ」(1,690)を注文しました。
これにスープ、「ライスorパン」の食べ放題とデザート、アフタードリンクが付きます。
肉汁溢れるハンバーグ、衣がサクサクの有頭エビフライ、玉子たっぷりタルタルソース。
程良い量のグラタンとサラダ、自家製と思しきローストビーフ。
かなりボリュームがあって、私はお腹がいっぱいになりましたが、ゆうきは涼しい顔で平らげて、その上パンをお替りしていました。
よく考えてみれば、今までに何度か家族でランチなどを食べたことはあるんですが、ゆうきと2人だけでランチを食べたことはなく、ある意味「初体験」(笑)
学校のことだけではなく、普段はなかなか話さないような内容まで時間を忘れて話し込んでしまい、気がつけばランチタイム終了の時間…
「お父さんとこんなにいっぱい話ができて、楽しかったよ。ありがとう」
そういってくれるだけでも有難い…
慌ただしく過ごしている中、気づかないうちにすれ違いや気持ちの隙間というものが出来ていきますが、その隙間やすれ違いを埋めてくれる場所ってなかなか探してもありませんよね。
しかしながら「フジエダハウス」は、それに適う場所であり、しかも料理も抜群に美味しいのでお腹も満たしてくれますから、まさに「ランチの王様」だと私は思っています。
かけがえのない時間をさりげなく演出してくれる「フジエダハウス」。
奈良にお越しの際にはぜひ、訪れてみてくださいね。
※奈良バイパス沿いにあるので、車での来店がベターです。
コメント