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【第34回介護福祉士国家試験】合格率は?合格基準点は?総評と次回へ向けての対策について現役介護福祉士が徹底解説!

【実録】介護の本質
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今回の【実録】介護の本質chからは

【第34回介護福祉士国家試験】合格率は?合格基準点は?

総評と次回へ向けての対策について現役介護福祉士が徹底解説! 

と題してお伝えします。

令和4年1月30日に行われた「筆記試験」

令和4年3月6日に行われた「実技試験」

それらの結果を踏まえた「合格発表」

令和4年3月25日14時インターネット上で公開されました。

http://www.sssc.or.jp/sokuhou/8rs8dNQ8yjTGNdPZ5ZpxP3Y5Qgb4Ge/kaigo.html

晴れて合格された皆さん、おめでとうございます。

この記事では、現役介護福祉士である筆者が

  • 第34回介護福祉士国家試験(筆記試験)の合格率ならびに合格基準点
  • 合格発表を受けて公開された今回の筆記試験の「公式解答」をチェック
  • 総評と次回へ向けての対策

以上の3点について、徹底解説していきます。

今回合格を掴めなかった人においては「どういった傾向の試験対策が必要なのか」を知っておく必要はありますし、合格した人においても「合格したからそれで終わり」ではなくて、介護福祉士としての「知識の積み上げ」をしていくきっかけにしてもらいたいと考えますので、どうぞ最後までご覧ください。

それでは始めていきましょう!


第34回介護福祉士国家試験(筆記試験)の合格率ならびに合格基準点

試験を受けられた多くの人が気になるところだと考えますので

まずはコチラの方から解説していきます。

引用元-PR TIMES

今回の介護福祉士国家試験(筆記試験)の合格率は、72.3%

受験者83,082名に対し、合格者60,099名)

過去5年間で見てみると、2番目に高い合格率でした。

引用元-PR TIMES

続いて合格基準点です。

今回は、78点が基準点になりました。

※すべての出題群で1問以上の正解があり全体の60%以上の正答率があることが条件になっています。

過去5年間で見てみると、最も高い基準点になっています。

この値を高いと考えるか、それとも順当と考えるかにはなりますが

いずれにしても 合格された皆さん、おめでとうございました。


合格発表を受けて公開された筆記試験の「公式解答」をチェック

解答速報から約2ヶ月後になる合格発表の時点で公開される「公式解答」

速報時のものと相違がないかを、筆者がくまなくチェックしました。

その結果、「問題6」について解答の修正がありましたのでお伝えします。

まずは解答の修正から。

問題6 (速報時) → (公式解答)

問題6は、こんな出題内容でした。

2019年(平成31年、令和元年)の日本の世帯に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 平均世帯人数は、3人を超えている。
2 世帯数で最も多いのは、2人世帯である。
3 単独世帯で最も多いのは、高齢者の単独世帯である。
4 母子世帯数と父子世帯数を合算すると、高齢者世帯数を超える。
5 全国の世帯総数は、7千万を超えている。

少し解説していきますね。

厚生労働省のデータで見てみると、こんな感じです。

画像左から解説していきます。

2019年の日本全国の世帯総数は、5178万5000世帯。

平均世帯人数は、2.39人。

高齢者世帯数は、1487万8000世帯に対し、母子世帯+父子世帯は、72万世帯。

このことから、正しいと思われる解答は、になります。

では、どちらが正しいのか?

単独世帯と2人世帯で考えた場合、世間一般にイメージされるのが「高齢者独居」

そのことから「3」を選びがちですし、筆者も単純にそう考えました。

しかしながら、コチラの画像にあるように単独世帯総数から見た高齢者単独世帯過半数には届いておらず49.5%、ともすれば「高齢者以外の単独世帯数の方が多い」とも取れるため、曖昧なものは正解ではないとの観点から「2」を正解としたのではないか。というのが筆者の見解です。

「2」においても関係する複数の省庁のデータが異なっている部分はありますが、管轄する厚生労働省のデータを採用する形で「2」としたとも考えられます。

いずれにしてもこういった問題は「点数なし」もしくは「どちらも正解」とするのが常道ですよね…

修正は、この問題のみでした。

大きな点数の変動はないにしても、次回以降も似たような問題が出題される可能性がありますので、チェックしておいてくださいね。


総評と次回へ向けての対策

結果としては「前回よりも合格率が上がって、合格基準点も上がった」にはなっています。

「筆記試験においての解説記事」で、筆者がお伝えした

難しいとはいうものの、合格率は7割を超えてくる

という推測は正しかったことになりますよね。

そして、基準点が過去5年間で最高ということは

単に過去問での勉強のみならず、実践で学んだ内容も活かされた形だったことが基準点UPにつながっていると筆者は考えます。

今回の筆記試験は、事例問題が増えていることが特徴的で、理論だけではなく実践の要素も含めた問題構成になっていたように感じましたし、今後においてはさらに多種多様な問題が出題されるものと考えられますよね。

データから出題される問題については、時代背景を知っておく意味合いがありますので、医療・介護・福祉関連の話題はもちろんのこと、社会の動きなどにおいてもネットなどで時々チェックしておくと良いでしょう。

事例問題については今後も頻度が増える傾向にあるようなので、自分が行っている介護のみならず同僚や先輩などが行っている介護や介助方法などもしっかりと確認し、実践していくことで対応は可能だと筆者は考えます。

理論と実践。この2つは、ある意味「介護福祉士国家試験を受ける上でのマスト」になりますが、試験を受ける中で解答に迷ったときは「理論や技術より先に想いを優先する」という考え方で問題を解いていくことをお勧めします。

それを意識することで、今回合格には至らなかった人であっても、次回以降には頑張りが実を結ぶことでしょう。筆者はそれを確信しています。


まとめ

今回の【実録】介護の本質chからは

【第34回介護福祉士国家試験】合格率は?合格基準点は?

総評と次回へ向けての対策について現役介護福祉士が徹底解説!

と題してお伝えしました。

遅くとも週明けには、介護福祉士登録に関する書類が届くことでしょう。

※登録手続きについては、コチラ!

社会福祉士国家試験、介護福祉士国家試験、精神保健福祉士国家試験:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
社会福祉士国家試験、介護福祉士国家試験、精神保健福祉士国家試験、資格登録、その他社会福祉事業についてのご案内など。

必要事項を記入し、書類を揃えて返送すれば、約1ヶ月程度で登録証が届きます。

※実物(氏名と生年月日、登録番号等は伏せさせていただいています)

この登録証が届いたら、あなたも介護福祉士の一員です。

多くの人たちが、あなたの介護を、心からの笑顔を待っています。

一緒に切磋琢磨しながら、より良い介護を目指していきましょう!

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