【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
back number の 高嶺の花子さん です。
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい現世につながる想いの本質をお伝えします。
レトロ感覚に富んだノスタルジックなメロディー
2013年、彼らの8作目のシングルとして発表されたこの曲。
レトロ感覚に富んだノスタルジックなメロディーラインと切なる想いやもどかしい心情が伝わる歌声が心を揺さぶり、悲喜こもごもの感情を抱かせる。そんな楽曲だと筆者は考えます。
さて、次の章は「歌詞考察」。
歌詞の内容をストレートに考察すれば歌詞の通りになるので、印象的な歌詞をいくつかご覧いただきながらの「総合考察」として行っていくことにしたいと考えます。
ですから、皆さんもその心積もりでどうぞ最後までご覧くださいね。
歌詞の意味を考察!「本気で好きなら飾らない自分で」の真意
では、歌詞考察に入ります。
まずは「全文」からご覧ください。
1番Aメロ
君から見た僕はきっと ただの友達の友達
たかが知人Bにむけられた
笑顔があれならもう 恐ろしい人だ
引用元-lyricjp.com
1番Bメロ
君を惚れさせる 黒魔術は知らないし
海に誘う勇気も車もない でも見たい
となりで目覚めて おはようと笑う君を
引用元-lyricjp.com
1番サビ
会いたいんだ 今すぐその角から
飛び出してきてくれないか
夏の魔物に連れ去られ 僕のもとへ
生まれた星のもとが 違くたって
偶然と夏の魔法とやらの力で僕のものに
なるわけないか
引用元-lyricjp.com
2番Aメロ
君の恋人になる人は
モデルみたいな人なんだろう
そいつはきっと 君よりも年上で
焼けた肌がよく似合う 洋楽好きな人だ
引用元-lyricjp.com
2番Bメロ
キスをするときも 君は背伸びしている
頭をなでられ君が笑います
駄目だ何ひとつ 勝ってない
いや待てよ そいつ誰だ
引用元-lyricjp.com
2番サビ
会いたいんだ 今すぐその角から
飛び出してきてくれないか
夏の魔物に連れ去られ 僕のもとへ
君が他の誰を 気になっていたって
偶然とアブラカタブラな力で僕のものに
引用元-lyricjp.com
Cメロ
この胸の 焦りに身を任せ
君のとこへ走ったとして
実は僕の方が悪い意味で
夏の魔法的なもので 舞い上がってましたって
怖すぎるオチばかり浮かんできて
引用元-lyricjp.com
ブリッジ
真夏の空の下で 震えながら 君の事を考えます
好きなアイスの味はきっと…
引用元-lyricjp.com
大サビ
会いたいんだ 今すぐその角から
飛び出してきてくれないか
夏の魔物に連れ去られ 僕のもとへ
生まれた星のもとが違くたって
偶然と夏の魔法とやらの力で僕のものに
なるわけないか
引用元-lyricjp.com
一見すると「ストーカーみたい」、「気持ち悪い」といった印象を持つ人もいますが、叶わぬ恋と知りながらも「何とかならないものかなぁ…」とあれこれイマジメーションを膨らませている「一途」な姿を想起すればコミカルでキャッチーな歌詞であり、良い意味で印象的ですよね。
君を惚れさせる 黒魔術は知らないし
海に誘う勇気も車もない でも見たい
となりで目覚めて おはようと笑う君を
「高嶺の花子さん」1番Bメロ 引用元-lyricjp.com
夏の魔物に連れ去られ 僕のもとへ
生まれた星のもとが 違くたって
偶然と夏の魔法とやらの力で僕のものに
「高嶺の花子さん」1番サビ 引用元-lyricjp.com
君が他の誰を 気になっていたって
偶然とアブラカタブラな力で僕のものに
「高嶺の花子さん」2番サビ 引用元-lyricjp.com
偶然や夏という開放的になる季節、黒魔術やアブラカタブラといった魔法の力で、彼女が僕だけを好きになるようにならないだろうか… そんな心情が見て取れます。
たかが知人Bにむけられた
笑顔があれならもう 恐ろしい人だ
「高嶺の花子さん」1番Aメロ 引用元-lyricjp.com
素敵な笑顔が心を狂わせるより魔法の力などを使ってまでものにしようする考えの方が「恐ろしい」と筆者は考えますが、主人公にもちゃんと理性というものがあって、何とか邪な気持ちを抑えている。
そんな描写が、Cメロとサビの部分の歌詞で分かるでしょう。
この胸の 焦りに身を任せ
君のとこへ走ったとして
実は僕の方が悪い意味で
夏の魔法的なもので 舞い上がってましたって
怖すぎるオチばかり浮かんできて
「高嶺の花子さん」Cメロ 引用元-lyricjp.com
会いたいんだ 今すぐその角から
飛び出してきてくれないか
夏の魔物に連れ去られ 僕のもとへ
生まれた星のもとが違くたって
偶然と夏の魔法とやらの力で僕のものに
なるわけないか
「高嶺の花子さん」大サビ 引用元-lyricjp.com
理性と欲望の間で行ったり来たりする感情。
恋するって楽しいですが、ある意味ではしんどさもありますよね…
そんな中で、筆者が最も印象的として取り上げるのが
ブリッジ部分のこの歌詞。
真夏の空の下で 震えながら 君の事を考えます
好きなアイスの味はきっと…
引用元-lyricjp.com
主人公の「僕」が、彼女への妄想を膨らませている様子が窺えますが
この部分がこの歌が伝えたい想いの本質につながっています。
タイトルの「高嶺の花子さん」が意味するところを含め
筆者の独自の視点からお伝えすると、こうなります。
真夏の空の下で「震える」? 不思議なイメージになりますが
後に登場する「アイス」によって、震える理由や時間経過も分かりますよね。
大好きな彼女のことを考えながら、何個ものアイスを食べてしまっていることに気づいた時には「震えるくらいの身体の冷たさ」になっていた。
こんな感じになるでしょう。
自分にとって手の届かない存在。それが「高嶺の花」という言葉の意味ではありますが、歌詞全体を通してみてみると、それは単なる「僕の思い込み」であって、彼女自身は「高嶺の花」ではないのではないでしょうか。
本来であれば自分の愛する人以外、言葉を選ばずいえば「得体の知れない人や物には防御線を引く」ことの方が多い人間社会において、彼氏だけではなく、彼の友達や知人B、周りの人たちにも優しい笑顔を見せる彼女のことを、主人公である僕は「崇高な存在」に思い込んでしまい、勝手に手の届かない存在にしてしまっている。
そんな状態が想起されます。
もし仮にそうなのであればタイトルは「高嶺の花」でもいいはずなのに「高嶺の花子さん」としているのは、彼女の笑顔や優しさに触れることで「僕の彼女になってもらえる可能性が0.00001%でもあれば…」といった心情によるものではないかと筆者は考えます。
勝手に思い込み、想像を膨らませて、オチを付けて諦める
そんなことを繰り返しながらため息をつく一方で
そんな時間を楽しんでいるようにも感じられるでしょう。
好きなアイスの味…
サーティーワンでしょうか? ゴディバかもしれませんね。
一番オーソドックスな「バニラ」かもしれませんが、アイスの味などどうでもいいのです。
あれこれ思いを巡らせることだけを楽しむのであれば、それでいいのかもしれませんが、大好きな彼女を本気で「僕のもの」にしたいのならば、邪な方法や余計なことを考えている時間などありません。
自分の気持ちに正直に。
カッコなどつけなくていい。
一番シンプルな言葉に、飾らない自分の想いを乗せて伝えればいいのだ。
この歌が伝えたい現世につながる想いの本質
「本気で好きなら飾らない自分で」の真意は、ここにあるのです。
まとめ
今回は back number の 高嶺の花子さん
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい現世につながる想いの本質をお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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