【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
藤井風 さんの 花 です。
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
切なさと愛しさがビッグウェーブのように心に押し寄せるメロディー
引用元-ファッションプレス
日本の男性シンガーソングライター、藤井風さんが発表したこの曲は、生方美玖さん原作、多部未華子さん・松下洸平さん、今田美桜さん・神尾楓珠さんが主演を務めるCX系ドラマ「いちばんすきな花」の主題歌として書き下ろされたものです。
引用元-Instagram
ドラマの概要・あらすじなどはコチラ。
「男女の間に友情は成立するのか」をテーマに
年齢も性別も、育ってきた環境も全く違う
人生を歩んできた4人の男女が
ふとしためぐり逢いから紡ぎ出す「友情」と「恋愛」
そしてそこで生まれるそのどちらとも違う
「感情」を描く“クアトロ主演”ドラマ。
引用元-ファッションプレス
楽曲について、藤井風さんは次のように語られています。
この物語の主人公達は 人生の色んな答えを探している気がしました。 彼らに自分を重ねることのできる人はとても多いと思うし 僕も勝手に彼らの仲間になったつもりで 一緒に答えを探しにいこうと思いました。 そしたら今までにないほど 真っ直ぐでピュアな曲へと導いてもらえたような気がします
音源を聴いての筆者の率直な感想が、表題にある切なさと愛しさがビッグウェーブのように心に押し寄せるメロディーになります。ドラマが掲げている「男女の間に友情は成立するのか」という永遠のテーマを、この楽曲を聴いた人たちが主人公たちと一緒に探し求めていくイメージも抱けるのではないでしょうか。
歌詞の意味を考察!友情と愛、その先にあるもの…
さて、歌詞考察に入ります。
全体を通して人間の生き様を深く考えさせられる素晴らしい歌詞です。
早速1番から一緒に見ていきましょう。
枯れていく 今この瞬間も
咲いている 全ては溶けていく
何が出来るのだろうか
誰を生きようかな
引用元-Lyrical Nonsense
みんな儚い
みんな尊い
引用元-Lyrical Nonsense
Aメロ前半は、生きとし生けるすべてのものがこの世に生を受けてからその命の終焉を迎えるまでの様子を表していると考えられます。
Aメロ後半は、大きく歪み深く澱んでしまった社会、目まぐるしいほどに変化する時代の流れの中を生きる自分にとって何が必要なのか、何が大切なのかを自問自答しながら、周りに集まる仲間を見ている姿が見て取れます。
そして、サビへと向かう歌詞には「自分の心が出した答え」が描かれているのではないでしょうか。
誰を生きようとしても、結局は自分自身の人生を歩むことになる。
誰もがみな悩みや問題を抱えながら生きているけれど
限られた命の中で精一杯生きようとする姿は輝いて見える。
そう… 大地にしっかりと根付き、風に揺れながら一所懸命空を仰いで
陽の光を浴び「私はここで生きている」と叫んでいるかのように
キラキラと輝きを放つ花のように…
こんな感じになるでしょう。
では、サビの歌詞を見ていきましょう。
しわしわに萎れた花束 小脇に抱えて
永遠に変わらぬ輝き探してた
僕らを信じてみた 僕らを感じてた
咲かせにいくよ 内なる花を
引用元-Lyrical Nonsense
しわしわに萎れた花束とは「今の自分が抱える多くの思い」を。僕らを信じてみる、僕らを感じるとは『後ろ向きな気持ちで自己完結させるな』といった想いを。内なる花とは永遠に変わらぬ輝きとリンクしていて、意味するところは「本当にあるべき自分の想い」を表している筆者は考えます。
これまで何度も心を痛め、傷つき、辛さや苦しさに苛まれてきた…
胸苦しい思いを抱え、毎日のように涙を流し続けた挙句に
「自分はこうありたい」と願うことすら叶わず、心は枯れていった。
引用元-Instagram
でも、今は違う。
たとえ偶然ではあっても、正面から心と心で向き合い、寄り添い、自分のことのように喜怒哀楽を表現してくれる仲間との出会いが、しわしわに萎れた私の心に愛という名の水と、勇気という名のエナジーをくれた。『挫けてもいいんだよ』その想いが、私を強くしてくれた。
だからもう一度、人の温もりに抱かれながら前を向いて進んでいく。
本当にあるべき自分の姿を取り戻すために…
こんな感じになるでしょう。
引き続き、2番の歌詞を一緒に見ていきましょう。
さりげなく 思いを込めてみる
やむを得ず 祈りを込めていく
引用元-Lyrical Nonsense
込めるものとして登場した「思い」と「祈り」。
違いを調べてみると「思いの中に祈りがある」ということであり、このことに視点を置いて「大きな思いを成就させるために小さな祈りを集めていく」と考えると意味が通じます。
その思いとは何なのか? 祈りとは何なのか?
誰もが一人
全ては一つ
引用元-Lyrical Nonsense
この歌詞の中にその本質があります。
誰もが一人とは「孤独」を意味するのはわかりますよね。全ては一つの「全て」とは何を意味するのか。
それこそが「思い」であり、言葉にすると「心を通わせ向き合ってほしい」になると筆者は考えます。
これを成就させるために何を「祈る」のか。
出会いを偶然から必然へ、そして運命へと変えることだと筆者は考えます。
仲間との全ての出会いを「偶然ではなく必然に」
初めて出会った時のような、会う度に新鮮な気持ちになれるようなものにしたい…
この部分の歌詞から、そんな風に筆者は感じ取りました。
では、サビへと向かいましょう!
色々な姿や形に 惑わされるけど
いつの日か 全てがかわいく思えるさ
わたしは何になろうか どんな色がいいかな
探しにいくよ 内なる花を
引用元-Lyrical Nonsense
色々な姿や形とは「個性」を表しているのでしょう。
『気持ちを同じくしたい』あまりに相手の方に寄りかかり過ぎてしまい、相手の言葉や表情、仕草などに心を揺さぶられ戸惑うことがあっても、お互いが唯一無二の存在なのだから、あるがままに感じ合おう。
時に誤解や錯覚などに襲われ、お互いに距離を置くことになろうとも、会わない時間が自分を、互いを見つめ直す機会を与えてくれたのだと信じることできっと乗り越えることができる。
そして、それはいつしか
思い出話に花を咲かせながら笑い合えることだろう。
色とりどりに咲き誇る花々。
どんな色や香りであっても構わない。
私自身の色や香り(個性)を大切に。仲間の色や香りも大切に…
こんな感じになるでしょう。
歌詞考察は、ここまで。
この後は「総合考察」。 楽曲タイトルの意味を含め、筆者がこの歌が現世に伝えたい想いの本質とした「友情と愛、その先にあるもの…」の真意をお伝えします。
総合考察:楽曲タイトルの意味と現世に伝えたい想いの本質の真意とは?
引用元-TikTok
楽曲タイトルの「花」
「花」と聞いてイメージするものは人それぞれであり
その花への思い入れや花言葉なども違っているのではないでしょうか。
この「花」というタイトルは、何の花のことを指しているのか?
筆者は、チューリップだと考えます。
それは「花言葉」に由来しています。
チューリップの花言葉には逸話があり
この歌が伝えたい想いの本質ともつながっているので少しご紹介しておきますね。
オランダの少女の話。 昔、オランダのとある村に、美しい少女がいました。 その少女に恋をした三人の騎士は それぞれの家宝である王冠、剣、黄金をプレゼントし、求愛をします。 しかし、心優しい少女は一人を選べませんでした。 そこで、花の女神フローラに 「自分を花に変えてください」とお願いするのです。 これにより、少女は「チューリップ」に姿を変えたのでした。 その花は王冠を、葉は剣を、球根は黄金をあらわしているのだとか。 この心優しい少女の話が由来となった花言葉がつけられたのだそうです。
その花言葉は「思いやり」、「博愛」といいます。
このドラマで描かれているのが「友情や愛とは違う感情」。
であれば、この花言葉から友情と愛、その先にあるものは
年齢や性別を超えた「人としての真心」になるのではないでしょうか。
これが、筆者がこの歌が現世に伝えたい想いの本質とした
友情と愛、その先にあるもの… の真意です。
まとめ
引用元-ファッションプレス
今回は 藤井風 さんの 花 について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質に迫りました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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