【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
ILLIT の Tick-Tack です。
韓国人3人、日本人2人からなる5人組ガールズグループILLIT(アイリット)が発表した、彼女らの2作目のミニアルバム「I’LL LIKE YOU」の5曲目に収められているこの曲。
スタイリッシュなサウンド、弾けるようなメロディラインとキュートな歌声が『恋のはじまり』を想起させる2分56秒のラブストーリー。聴き込むほどにその恋が成就することを願い、幸せな気持ちになる楽曲ではないでしょうか。
今回は、そんな「Tick-Tack」という楽曲について
楽曲タイトルや印象的な歌詞の和訳から意味を徹底考察!
その中で筆者が感じたこの歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。
どうぞ最後までご覧ください。
楽曲タイトル「Tick-Tack」が意味するもの
Tick Tackを声に出していうと「ティックタック」であり
それを繰り返し続けると「チクタク」という感じになるので
イメージとしては「時を刻む音」になるのではないでしょうか。
冒頭や1番と2番の合間などで繰り返されることから「時間経過」を表しているようですが“何に対する時間経過か”を考えた時、2つの意味が考えられます。
1つは「ときめき」、もう1つは「俯瞰」です。
少し深掘りしていきますね。
タイトルが意味するもの①:ときめき
筆者は先程「Tick-Tack」=チクタク=「時を刻む音」だとお伝えしました。
この「時を刻む音」を、私たちの身体において考えた場合
真っ先にイメージされるものは「鼓動」ではないでしょうか。
大好きな人を目の前にしてドキドキと胸の高鳴りが止まらない。
その人の表情や声、仕草が眩し過ぎて、自然に紅潮していく私…
このことを言葉にすれば「ときめき」になるのではないかと筆者は考えます。
タイトルが意味するもの②:俯瞰
一方で「時を刻む音」を、大切な人と過ごす時間として考えた場合、イメージされるものは“大好きな人を目の前にした私を「俯瞰」して見ている私”になるのではないでしょうか。
大好きな人に私という存在を知ってほしい
でも、彼にとって私はどんな風に見えているのかなぁ。
子供っぽいかなぁ?大人びているかなぁ?それとも…
恋を意識する中で今までを顧み
今を俯瞰しながら、これからの私を模索する。
そういった意味合いが、タイトルに込められているのではないかと筆者は考えます。
これらを踏まえ、歌詞考察を進めていきます。
どうぞこのままご覧ください。
歌詞の意味を考察!新しい私に出会える恋の音色
では、歌詞考察に入ります。
印象的な歌詞の和訳から考察を進めていきますので
皆さんもその心積もりで読み進めていってください!
※原文を知りたい人は、コチラをご覧くださいね。
Tick tack ti-tack tick tack-ta-tick tack…
遠く向こうに君が見える
私の心は非常事態
So hurry 早く開けよう
私の心の中のcabinet
どうしようtick tack ti-tack
騒がしいクローゼットの中
君はどんな私が好きかな?
「Tick-Tack」 ILLIT
It‘s my fitting room
変えるのattitude
どんなvasionの私が好きかな
モノクロのlook
わけもなく開いたbook
見なかったふりするmy heart
「Tick-Tack」 ILLIT
1番の歌詞です。
「cabinet」や「クローゼット」といった言葉が登場しますが、それぞれ「内心」や「外見」という言葉に置き換えて考えると、後に登場する「fitting room」が「彼とのマッチングを模索する場所」を意味しているのが分かるでしょう。
あれこれ思案した結果『今のままではいけない』と思ったので、君が見えたことを「モノクロ=過去」のものとして、本で顔を隠し、見なかったことにしようとしている。
こんな感じになるでしょう。
何とも可愛い仕草ですよね。
考察していて、心が温まってきました。
この後、どんな展開になるのか?
2番の歌詞に向かいましょう!
Tick tack ti-tack tick tack-ta-tick tack…
Oh, oh my god
また私のこと見てるじゃない
一番クールなmode click! click!
どうかな 私
君とお似合いでしょ
君はどんな私が好きかな?
「Tick-Tack」 ILLIT
子供じみたところはぎゅっと
クローゼットにぎゅぎゅっと
押し込めば 好きになってくれるかな
悩みに悩んでる ふぅ
tick tack ti-tack どん
騒がしいmy heart
Tick tack ti-tack tick tack-ta-tick tack…
「Tick-Tack」 ILLIT
君のことが気になる私。
どうやら君も私のことが気になるようです。
一所懸命想いを伝えようとする私。
『君とお似合いでしょ』というところが少し上から目線でいいですよね。
後半の歌詞に“子供じみたところはクローゼットにぎゅぎゅっと押し込めば”とあることから、現状の私は「子供じみたところがある」ことを自覚していることが窺え、何とかしてその部分を隠そうと躍起になっている様子が見て取れます。
しかしながら、やはり「外見」という「奥行きが浅い」ものでは「内面」は隠し通せない。どれだけ押し込もうとしても、溢れ出してしまう…
だからこそ「悩みに悩む」のではないでしょうか。
そして、彼に恋したことで彼女は『この胸の高鳴りは、今までの私では抑えきれない』ことや『今まで自分でさえも知らなかった私』に気づくのです。
ここまで来ると、この歌が伝えたい想いの本質が見えてきます。
最後の歌詞群を見て行きましょう!
知れば知るほど
好きになればなるほど
新しい私に出会い
Oh きっと驚くはず
期待してもいいよ
たった今始まったばかり
新しい私に出会って
Oh nice to see ya
「Tick-Tack」 ILLIT
新しい出会いから始まる「恋」は、Tick-Tackと刻まれる鼓動という名の音色に胸を熱くし、互いに心を通わせ合い、その想いに触れ、一緒に喜びを分かち合い、悲しみを分け合うことで「愛」へと進化し、成長していく。
素敵な出会いは、きっと新しい自分に気づかせてくれて
今までよりずっと心がときめき、もっと魅力的になっていく姿に驚くはず。
はじめまして!新しい私!
みんな!どんどん恋をしましょう!
以上のことから筆者は、この歌が伝えたい想いの本質を
「新しい私に出会える恋の音色」だとしているのです。
まとめ
今回は ILLIT の Tick-Tack について
楽曲タイトルや印象的な歌詞の和訳から意味を徹底考察!
その中で筆者が感じたこの歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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