【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回、あなたの心に届けたい楽曲は
LE SSERAFIM の Unforgiven です。
印象的な歌詞の和訳から意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質を
筆者の独自の視点からお伝えします。
深き闇の中でたぎらせた炎が閃光となって闇を打ち砕くイメージ
引用元-Wikipedia
2022年に韓国を拠点として結成された「I‘M FEARLESS(私は何も恐れない)」をアナグラム化し「愛と情熱をたぎらせる6人の天使たち」という意味を持つ、現在5人組の女性アイドルグループ「LE SSERAFIM(ル・セラフィム)」が発表したこの曲。
引用元-PR TIMES
彼女らのグループ名の由来をイメージさせる楽曲であり、深い闇の中にある灯がやがて勢いを増して炎となり、たぎらせた炎は鋭き閃光となって闇を打ち砕くといったイメージを筆者は感じました。
歌詞の和訳から意味を考察!怯むな、正義は我にあり
さて、歌詞考察に入ります。
楽曲タイトル「Unforgiven」とは、「許されざる(者)」という意味があり、歌詞においてもその内容に終始していますので、ここでは印象に残る歌詞をいくつか挙げながら、筆者の独自の視点による「総合考察」としてお伝えしますので、皆さんもその心積もりでご覧くださいね。
まずは、印象に残るいくつかの歌詞をご覧ください。
Unforgiven I’m a villain I’m a
許されざる者 あたしは、悪役 あたしはUnforgiven 난 그 길을 걸어
許されざるあたしはその道を歩むUnforgiven I’m a villain I’m a
許されざる者 あたしは悪役なんだ あたしは새 시대로 기억될 unforgiven
引用元-Song Lyrics.net
新しい時代として記憶される、許されざる者として
너의 game에 난 문제아 such a freak 골칫거리
あなたのゲームにあたしは問題児そんな変なヤツ厄介者어둠 속 불을 켜 마치 rebellion
暗闇の中で明かりを灯すような反逆We gonna kick it break it rules gon’ give up
引用元-Song Lyrics.net
あたしたちはそれを蹴って、ルールを破るんだ、諦めないよ
내 style로 livin’ livin’ livin’
引用元-Song Lyrics.net
あたしのスタイルで生きていく
I’m not that cinderella type of a girl
あたしはシンデレラみたいな女の子じゃないOh I will never be a clown
あぁ、決してピエロになることはないわOh 보게 될 거야 나다움
引用元-Song Lyrics.net
あぁ、見ることになるよ、あたしらしさ
Unforgiven yes I was bleeding
許せない そうよ あたしは血を流していた힘없이 늘 져야만 했던 싸움 but I ride
力なく負けるしかなかった戦い、けどあたしは乗った바란 적도 없어 용서 따위는
望んだこともない許しなんて난 금기를 겨눠 watch me now
あたしはタブーを狙って 見守っていてねNow now now
引用元-Song Lyrics.net
今、いま、まさに
나랑 저 너머 같이 가자 my “unforgiven girls”
引用元-Song Lyrics.net
あの向こうへ一緒に行こう あたしの” 赦されない少女たち”
나랑 선 넘어 같이 가자 my “unforgiven boys”
あの向こうへ一緒に行こう あたしの”赦されざる少年たち”
楽曲においては、これらの歌詞がリフレインやコーラスなどで繰り返されています。
結構ダークな感じですよね。
「悪役」「問題児」「厄介者」といった言葉が散りばめられていますし、「タブー」といった闇深さも見られますが、一方で「反逆」「ルールを破る」「諦めない」といったエネルギーを感じる言葉も見受けられます。
この歌詞を考察する上でポイントになるのが「私はシンデレラみたいな女の子ではない」、「決してピエロになることはない」というフレーズになると筆者は考え、この楽曲が投影するものを思い描いた時「今、目の前に広がる社会」が浮かび、あらためて1つ1つの言葉を現世に置き換えて考えた場合、そのすべてにおいて意味が通じていることが分かったのです。
決定打となるのが「あたしらしさ」という言葉。
自分らしさを追い求めることが、現世ではジェンダー平等などが叫ばれる中においても「異端児」のように扱われ、ヘンな同調圧力が支配する闇深き社会の中では「そう生きることに許し(赦し)を請わなければいけない」かのような空気感が漂う…
そんな世の中に敢然と立ち向かう「決意」がここにはあり
その力と勇気を以て、同じ想いを抱く人たちと共に進もうとする姿を描いていると筆者は考えます。
いわば「歪んだ正義」から「真の正義」を取り戻すといった感じになるでしょう。
これらのことを踏まえ、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした
怯むな、正義は我にありの真意をお伝えしていくと、このようになります。
かつて「正義」として当たり前に存在していたものが、現世では影を潜めているように筆者は感じます。それは特に、今の日本の社会においては著明ではないでしょうか。
例えば「弱きを助け、強きを挫く」といった考え方。
喜びや楽しみを分かち合い、悲しみや苦しみを分け合うといった「人間本来のあるべき姿」が、かつての日本社会にはあったのではないでしょうか。
しかしながら、長い年月を経て培われてきた「正義」はこれまでのものとは180°変化し「強きに媚び諂い、弱きを徹底的に挫く」といったものへ…
自分らしく生きている人の粗探しに躍起になり、本来であればどうでもいいような些細なことにも重箱の隅を突くように穿り返しては、絶対的に安全な場所から「歪んだ正義」を絨毯爆撃のように降らせまくるような社会への反発。それが様々な言語によってこの楽曲の歌詞に表されていると筆者は考えます。
歪んだ正義が「グローバルスタンダード」としてまかり通る世の中においては、本来の人間のあるべき姿を抱き続ける人たちを決して「認めない」でしょうし、「俺たちこそ正義だ!」という妄想の下で、かつての正義をあらゆる手を使って抑え込み、あらぬ罪を着せ、苦しみに苛ませる…
そのことを、現世からの視点で「許されざる者」や「赦されざる者」として表していると筆者は考えます。
世界を取り巻く社会環境は、日に日に悪い方向へと進んでいるように感じる昨今。
現世を支配している輩たちに立ち向かう術はないのでしょうか…
いや!ある!
現世の状況を打破するためには、カネと権力の分断こそがカギになる。
そう、筆者は考えます。
本来であれば、お金持ちはお金持ちであるだけでいいのです。必要とされる所に投資し、社会と経済を回す一助を続けていけばいいだけの話。権力など必要ない。
にもかかわらず、権力まで得ようと群がり、周りを顧みることなく躍起になって他人を蹴落として得た先にあるのは「さらなるカネと権力を得ること」に他ならない…そういった輩が支配する社会が今、目の前に広がっているのです。
本来の人間のあるべき姿を誰もがみな取り戻せるように。
自分らしく生きることは決して恥ずかしいものではなく
罪でもなく、許し(赦し)を請う必要などありません。
自分を信じて、愛する人や仲間を信じて
力を合わせて進みましょう!
これが、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした
怯むな、正義は我にありの真意です。
まとめ
今回は LE SSERAFIM の Unforgiven について
印象的な歌詞の和訳から意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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